Windows 11向けに配信されているオプションパッチ「KB5012643」ですが、先日「KB5012643」適用後、セーフモードで画面がちらつく不具合が発生していたものの、これはKIRにて解決済みとなっています。
しかし、今度は新たに一部の.NET Framework 3.5アプリケーションの起動と使用に問題が発生する場合があるとの不具合情報をマイクロソフトが認めました。
現状回避策は提示されていますが、何かと不具合報告が多い「KB5012643」、今回は特別な理由が無い限りはインストールせずに様子を見た方が良いかもしれません。
Windows 11:オプションパッチ「KB5012643」適用後、一部の.NET Framework 3.5アプリで問題が発生する可能性あり
■ステータス:解決済み(開設日: 2022-05-03, 13:20 PT / 最終更新日 2022-05-03, 13:32 PT)
■不具合の内容:
KB5012643 をインストールすると、一部の .NET Framework 3.5 アプリケーションで問題が発生したり、開くことができなくなる場合があります。影響を受けるアプリは、Windows Communication Foundation (WCF) や Windows Workflow (WWF) コンポーネントなど、.NET Framework 3.5 の特定のオプション コンポーネントが使用されています。
■回避策:
この問題を回避するには、KB5012643 をアンインストールしてください。
②「設定」を開く
③「Windows Update」の画面を開き、続いて【更新の履歴】をクリック
④下部にスクロールし、【更新プログラムをアンインストールする】をクリック
⑤アンインストールしたい更新プログラムを確認出来たら、該当するプログラム上でダブルクリックするか、右クリックしてアンインストール
KB5012643をアンインストールできない場合は、Windowsの機能で.NET Framework 3.5とWindows Communication Foundationを再度有効にすることで、この問題を軽減することもできます。手順については、「コントロールパネルで.NET Framework 3.5を有効にする」を参照してください。
上級ユーザーまたはIT管理者は、昇格したコマンドプロンプト(管理者として実行)を使用して、次のコマンドを実行することにより、プログラム的にこの操作を行うことができます。
dism /online /enable-feature /featurename:netfx3 /all dism /online /enable-feature /featurename:WCF-HTTP-Activation dism /online /enable-feature /featurename:WCF-NonHTTP-Activation
■影響を受けるプラットフォーム:
Client: Windows 11, version 21H2
■対処状況:
マイクロソフトは次のリリースでアップデートを提供する予定です。
コメント