2016年1月13日をもって、Windows 8と、IE 8, 9, 10のサポートが終了しました。これはネット上では結構大きな話題になっています。
ただしちょっとややこしいのですが、各Windows OSのうち、たとえばWindows Vista SP2では、IE 9までしかアップデートできないため、このIE 9がサポート継続になります。つまり、現在使用中のオペレーティングシステムでサポートされる、最新バージョンの Internet Explorer だけが、技術サポートとセキュリティアップデートを受けられることになるようです。
とにかく、現在Windows 8を使用中の方は、急いでWindows 8.1、もしくはWindows 10に無料アップグレードしましょう。その他のWindows OSを使用中の方も、念のためにWindows Updateを開き、手動で更新が無いか確認し、IEのアップデートが配信されているようなら、すぐに適応しておきましょう。
使用中のWindows OSとそれに対応したIEのバージョン詳細
現在使用中のWindows OSと、それに対応した、今後セキュリティアップデートを受けられるIEのバージョンをまとめておきます。
※2016年1月15日現在
OS | Internet Explorer の サポート継続バージョン |
|
---|---|---|
Windows OS | Windows Vista SP2 | Internet Explorer 9 |
Windows 7 SP1 | Internet Explorer 11 | |
Windows 8 | Windows 8.1 へ アップデートが必要 |
|
Windows 8.1 | Internet Explorer 11 | |
Windows 10 | Internet Explorer 11 | |
Microsoft Edge | ||
Windows Server | Windows Server 2008 SP2 | Internet Explorer 9 |
Windows Server 2008 R2 SP1 | Internet Explorer 11 | |
Windows Server 2012 | Internet Explorer 10 | |
Windows Server 2012 R2 | Internet Explorer 11 |
現在使用中のIEのバージョンがわからない場合は、【IEを起動→右上のヘルプ(歯車)をクリック→バージョン情報】から確認可能です。
最新のIEに更新しておこう!
もしも各Windows OSでサポートされない旧バージョンのIEを使用している場合は、【スタートボタン→すべてのプログラム→Windows Update】と進み、手動で確認しましょう。あとは指示に従い、最新のIEをダウンロードすればOKです。
Windows Updateに出てこない場合は、手動でのインストールも可能です。ただし、事前に現在使用中のWindows OSが32bitか64bitか確認しておきましょう。
確認方法は以下の通り。
【スタートボタン→コンピュータ上でマウスを右クリック→プロパティ→システム:システムの種類】
Windows 8を使用中の方は、早急にWindows 8.1、もしくはWindows 10にアップグレードを!
現在Windows 8を使用中の方は、早急にWindows 8.1、もしくはWindows 10にアップグレードしましょう。いずれも無料でアップグレード可能です。ただし、Windows 10にアップグレードするには、一度Windows 8.1にアップグレードしなければなりません。
Windows 8のまま使っていると、今後セキュリティ上の問題が発生しても、Microsoftはパッチを提供してくれないため、パソコンの安全性に問題が発生する可能性が高まります。できるだけ速やかにアップグレードすることをおすすめします。
なお、いずれの場合も大がかりなアップグレードになります。稀ではありますが、アップグレード作業時に不具合が出ることもあります。重要なデータ、たとえばWordやExel、家族写真やホームビデオなどは、事前に外部媒体にバックアップしておくことを強く推奨します。
・Windows 8をWindows 8.1にアップデートする方法
周りの方のパソコンも確認してあげてくださいね。
なお、こういった情報を検索してたどり着く方は、一般的にきちんとパソコンを最新の状態に保ってくれている方だと思うのですが、ご家族や友人など、パソコンに詳しくない環境では、意外とアップデートを放置してそのまま古いバージョンになっていることが多々あります。
ぜひ周りの方のパソコンも、機会があれば確認しておいてあげてくださいね。(会社の場合は、あえてバージョンを固定している可能性があります。)
また、併せてセキュリティソフトの状態(期限切れになっていないか、最新バージョンにアップデートされているか)や、FlashやAdobe Acrobat Reader、Javaなどの状態も見てあげると安心です。FLASHやJAVAの確認には「MyJVNバージョンチェッカ」を利用すると、一括で確認できるので便利ですよ。
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