Microsoftが1月4日、Windows Server向けに定例外の緊急パッチの配信を開始しました。
今回の緊急パッチは、リモートデスクトップ接続とパフォーマンスの問題を引き起こすWindows Serverのバグに対処するためのもの。
マイクロソフトによると今回のバグによって、Windows Serverで黒い画面が表示されたり、サインインが遅くなったり、全体的にパフォーマンスが低下。他にもリモートデスクトップを使用してサーバーにアクセスできない場合や、状況によってはサーバーが応答を停止する場合もあるとの事。この問題を解決するために、2022年1月4日に帯域外(OOB)更新プログラムをリリースしたそうです。
影響を受けるプラットフォームには、Windows Server 2022、Windows Server 2019、Windows Server 2016、およびWindows Server 2012 R2が含まれます。
この問題に対処する更新プログラムはWindows Updateからは入手できず、影響を受けるシステムに自動的にインストールされません。そのため、「Windows Server Update Services」経由で「Microsoft Update カタログ」からスタンドアロンの更新パッケージを入手する必要がある点にはご注意ください。
なお、現時点でWindows Server 2019/ 2012 R2に関してはすでにパッチが提供されていますが、残りのWindows Server 2022/2016に関しては数日中にパッチが提供される予定です。
【追記】全ての対象バージョンでパッチの提供が開始されましたので追記しておきます。
- Windows Server 2022:KB5010197
- Windows Server 2019:KB5010196
- Windows Server 2016:KB5010195
- Windows Server 2012 R2:KB5010215
参考サイト:BLEEPING COMPUTER
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