色んな意味で話題になりそうです。
中国のAppleとも揶揄され、現在世界スマートフォン市場で4位、インドではシェア1位を誇るXiaomi(小米科技:シャオミ)が、ついに2020年、日本に正式に進出との情報が出てきました。日本経済新聞がシャオミ幹部の「近く子会社を設立し、2020年に日本市場に参入できるだろう」との発言を報道。また、WeiboでXiaomiのモバイルマーケティング担当者もこの報道を認めていることから、2020年のXiaomi日本進出は間違いなさそうな印象です。他にも9月下旬には「Xiaomi Japan」アカウントをTwitterに開設済み。まだツイートは「こんにちは。」だけですが、日本進出を見据えた準備だと話題になっていました。
従来までも一部製品では日本の技適を取得して販売している提携業者があったり、UIではすでに日本語化に対応していたりと、日本進出の可能性を感じさせていましたが、ここにきて本格的にXiaomiも日本への進出を決断したようです。
良くも悪くもAppleを模倣したデザイン、そして非常に安価なデバイスの価格設定により、一部マニアの間では日本でも人気を博している「Xiaomi」、果たして日本でも受け入れられるのでしょうか。個人的にはXiaomi製品を愛用しているので興味津々です。
中国のAppleとも揶揄されるXiaomi、「ハードの利益率は5%を超えない」との信念が凄い。
個人的にXiaomiを気に入っているポイントとしては、良くも悪くもApple製品を模倣した比較的スマートなデザインと、スペックを考えると圧倒的に安いデバイスの価格設定にあるでしょう。
デザインに関してはApple製品に似ていることを“パクリ”と捉えてネガティブに捉える方もいらっしゃるとは思いますが、単純に「Appleみたいなデザインの製品が安く手に入る」ことを歓迎する人も多いはずです。
また、とにかくXiaomi最大の特徴が、その端末代の“安さ”にあります。基本的にXiaomiはハードでの利益率を低く設定し、ハードに付随するサービスで利益を出そうとしています。そのため、「Xiaomiは永久的にハードウェア製品の利益率を5%以下に抑え、それを超えた分はすべてユーザーに還元する」との企業方針を定めています。
これにより、ハイスペックなスマホやタブレット、PCが非常に安価に提供され、スマートなデザインと相まって、日本でも一部マニア(管理人含む)の間では人気のメーカーとなっているのです。
Xiaomiは反日企業?中国国内では当たり前の評価も。
「英語やアラビア語を勉強している学生は歓迎するが、日本語専攻の人はお帰りいただきたい」
2017年9月22日、中部河南省の鄭州大学で行われた就職説明会で、Xiaomiイノベーション部門の責任者がこう言い放ったことが当時話題になりました。
自分もこの記事を読んだときは非常に残念な気持ちになりましたが、中国国内での日本への感情を考えると、こういう考えのある人がいるのもしょうがないのかもしれません。その後Xiaomi側は正式に謝罪しているようです。
まあ、感情とビジネスは別物だと考え、今回日本への進出を正式に決めたのかもしれませんね。
Xiaomiはとにかくコスパが命。日本でもその方針を堅持してほしい。
とにかくXiaomi最大の特徴は、【ハイスペックなのに安価なコスパの高さ】にあると思います。
もしも日本での展開が下手にハードでの利益を確保する【そこそこ安価でハイスペック】な中途半端な路線になれば、一気にその魅力は薄れるでしょう。個人的にはASUSのスマホやノートパソコンがこんなイメージ。
しかし、Xiaomiが従来の企業理念通りに日本でもデバイスを販売してくれれば、日本でも圧倒的なシェアをとれる可能性は大いにあると思います。
また、Xiaomiはスマホやタブレット、Windows PCだけでなく、スマートウォッチ、イヤホン、体組成計、防犯カメラ、ドローン、果ては精密ドライバーまで、多種多様な製品を製造しているのも魅力の一つ。これらの全てが日本で一気にリリースされることはまず無いと思いますが、ちょっと期待しています。
ということで、以前から噂のあったXiaomiの本格的な日本展開。実現すると個人的には非常に嬉しいのですが、果たして。続報があればまたお伝えしたいと思います。
ちなみにXiaomi製品を多数扱っているBanggoodさんでは、11月11日の中国恒例「独身の日」に大規模なセールを予定されています。興味のある方はぜひどうぞ。
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