本日はいつも懇意にしてもらっているstooctam様より、UMiという新興スマホメーカーの上位モデル「UMi Super」を提供していただいたので、ガッツリレビューしてみたいと思います!
この「UMi Super」ですが、中華製スマホと侮るなかれ。CPUは「Helio P10(MT6755)」を採用。これはオクタコア(8コア)プロセッサで、最大クロック数は2GHzとなかなかのスペック。XPERIA XAなどでも採用されている最近人気のコスパに優れたCPUです。
そしてメモリは驚きの4GB!しかもSAMUSNG製!バッテリーはSONY製の4000mAh!5.5インチのフルHDディスプレイはシャープ製!カメラは13MPのパナソニック製!指紋認証機能も搭載し、Androidは最新の6.0!デュアルSIMに急速充電対応、ポートは最新のUSB Type C!Gorilla® Glass 3搭載!!もちろんシムフリー!!(ただし技適は無し)
・・・( ^ω^)?
これで3万円切ってるんですよ?凄くないですか?正直言ってあまりのコスパの高さに公式ページを見てしばらく呆然としてしまいました。中華製スマホ恐るべし。。。
という事で、管理人も久しぶりのAndroid端末に物凄くワクワクしながら現在めっちゃ使い込んでます。今日はレビュー記事長いけど、その分しっかりとお届けしたいと思うので、最後までぜひお付き合いくださいね。
なお、メーカー様より2016年10月31日まで使用可能なAmazonの5%オフクーポンもいただいております。最後にご紹介しているので、興味のある方はご利用くださいませ。
UMiってどんなメーカー?
まず初めに“UMi”というメーカーについて。実は調べてみたけどまだあまり情報は出ていませんでした。新興のスマホメーカーではありますが、中華製に多い安かろう悪かろうではなく、ある程度知名度の高いパーツを組み合わせ、コスパに優れたモデルを多く提供している印象です。
懇意のメーカーさんに聞いたところ、中国国内向けというよりは、海外展開をどちらかというとメインにしているようです。
実際に今回レビューする「UMi Super」も、スペックやデザイン、そして価格のバランスは非常に良いと感じました。今後に期待のスマホメーカーですね。
UMi Super スペックまとめ!
「UMi Super」のスペックについてまとめておきます。
UMi Super スペック | |
---|---|
Color | Gray/ Gold/ Silver |
Operating system | Android 6.0 Marshmallow |
CPU | Helio P10 (MT6755) Octa Core 2.0 GHz |
GPU | Mail T860 700MHz |
RAM | 4GB SAMSUNG eMMC+LPDDR3 |
ROM | 32GB |
Battery | 4000 mAh 4.35V |
Quick Charge | PE+ 2.5A/1.67A(5V/7V/9V) 1.25A(12V) |
Display | 5.5 inch 1920*1080 pixels SHARP® LTPS (2.5D Arc screen) Corning® Gorilla® Glass 3 |
Cameras | Rear:13MP Panasonic® camera Dual flashlight Front:5.0MP GalaxyCore® GC5005 camera Video:1080P |
Band | GSM: 850(B5)/900(B8)/1800(B3)/1900(B2) WCDMA: 850(B5)/900(B8)/1900(B2)/2100(B1) LTE FDD: 2100(B1)/1800(B3)/2600(B7)/800(B20) |
SIM card | Dual sim dual standby Or 1 Micro SIM Card and 1 TF Card |
WIFI | 802.11 a/b/g/n 2.4GHz/5GHz |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 |
Sensor | G-Sensor, Glonass, P-Sensor, L-Sensor, Accelerometer, Compass, Gyroscope, Hall switch |
USB | TYPE-C USB (OTG) |
Card Extend | Support TF card up to 256GB |
単純比較はできませんけど、iPhone 6 Plusだとメモリ1GBですし、最新のパソコンでも4GBとか普通ですからね。スマホで4GBは凄いなあとちょっと感動。
「UMi Super」セット内容
「UMi Super」のセット内容は以下の通り。
- UMI Super Phone x 1
- USB cable x 1
- Charger x 1
- SIM eject tool
- User Menu x 1
これに当サイトでお世話になっているstooctamさん独自のサービスで、日本向けの充電端子変換プラグ(デフォルトで付属の充電器は日本では端子が合わない)と、別途日本向けの充電器が付属してきます。
そのため、充電器は2つ付属してくることになります。(あくまでも当サイトで紹介しているstooctamさんを利用した場合です。)
- 充電端子変換プラグ x 1
- 充電器 x 1
「UMi Super」到着~開封!
「UMi Super」はこのように、かなりしっかりした缶に入っています。
ちょっと角が凹んでいるのはご愛敬(*´ω`)
stooctamさんで注文した際は、このように「充電端子変換プラグ x 1」と「充電器 x 1」が付いてきます。
缶を開封するとこんな感じで「UMi Super」が入っています。なかなかしっかりしたパッケージングですね。
「UMi Super」本体表面は、きちんと保護シートで覆われていました。以前Nexus 7を購入した際は指紋がベタベタ付いていましたが、「UMi Super」は綺麗なものでしたよ。
裏面はこんな感じ。同じく保護シートで覆われています。
「UMi Super」外観レビュー
「UMi Super」の外観レビューです。
まず全体的な見た目はスッキリとしておりなかなか好印象。表面はガラスで覆われており、仕上がりも問題ありません。
「UMi Super」右サイド部分。音量ボタンと電源ボタンになります。操作感も問題ないです。
「UMi Super」上部。ヘッドホン端子があります。
「UMi Super」左サイド部分。SIMトレイと、その下にショートカットボタンがあります。デフォルトではカメラが起動しますが、これは設定から割り当てを変更可能です。
付属のピンでSIMトレイを取り出してみました。
SIMトレイはこのようにデュアルマイクロSIM仕様。SDカードを使用する場合は、どちらか一方にSIM、もう一方にSDカードをセットする形になります。
「UMi Super」の下部。アンテナ線もデザインの一つになっていて良い感じ。端子は最新のUSB Type Cになります。上下を気にしなくて良いので非常に便利です。スピーカー穴は左右にあるけど、モノラルっぽい感じ。
「UMi Super」の裏面。上下にアンテナ、真ん中部分は金属製。表面は少しザラツキのある処理になっていて触り心地は良いです。滑り止め効果が期待できそう。かなり丁寧な仕上げですね。汚れも付きにくかったですよ。
裏面はこのように少し丸みを帯びており、持ちやすくなっています。上部がカメラ、そしてLEDライト、その下が指紋認証のタッチセンサーです。このタッチセンサーですが、かなり反応が良く、スリープ状態から軽くタッチするだけですぐにスリープ解除できます。この使い勝手の良さは個人的にiPhone以上でしたね。
裏面下部のアップ。
「UMi Super」初期設定解説
それではここから、簡単に「UMi Super」の初期設定について流れを解説しておきます。
なお、今回の検証にあたり、【中国聯通香港】「 日本 7日間 5GB 上網 / SIMカード」を用意してみました。
SIMトレイを取り出します。
SIMカードをセットし、SIMトレイを挿入します。
「UMi Super」の電源をオンにすると、初期設定画面が開きます。
「UMi Super」は日本では正式に発売されていないものの、最初から「日本語」ロケールが選択可能。これはありがたい仕様ですね。
SIMカードを挿入していない時はこのような画面が出ます。
SIMを挿入すると、自動的に通信サービスの有効作業が始まりました。ただ、今回使用したSIMの場合は、別途作業が必要でした。これは後述します。
Wi-Fiを使用する場合はここで設定しておくと楽でしょう。今回は使用しないので「スキップ」を選択。
日付と時刻の設定です。
必要に応じて名前を記入。
スマートフォンの保護の選択です。自分は「指紋の設定」を選択しました。
指紋認証の説明画面。
指紋の設定に入ります。
まずは予備のロックを選択。
今回はPINを選びました。
通知のカスタマイズ。お好みでどうぞ。
指紋センサーは裏面にあります。
指紋を登録します。複数の指紋を登録可能。自分は左右の人差し指の指紋を登録しています。
別の指紋を登録したければここで行えます。
Googleサービスの説明画面。
以上で初期設定がまずは完了。
デフォルトはこのようにかなりすっきりした最低限のアプリが並びます。メーカー製の下手なアプリは入っていないので、どちらかというとNexusシリーズのような純粋なAndroid端末の印象ですね。
初期の空き容量は「24.69GB」でした。
流石4GBメモリ搭載だけあって、余裕ですね。
バッテリーの持ちも良好。急速充電にも対応しているので、充電もめっちゃ速いです。
「UMi Super」に【中国聯通香港】「 日本 7日間 5GB 上網 / SIMカード」を設定する方法
「UMi Super」に【中国聯通香港】「 日本 7日間 5GB 上網 / SIMカード」を設定する方法を解説しておきます。といっても、付属の説明書通りにするだけですけどね。
まずは「UMi Super」の「設定→無線とネットワーク:もっと見る→モバイルネットワーク」と進みます。次に「アクセスポイント名」をタップ。
初めに右上の「+」をタップします。
すると以下の画面になるので、「名前」と「APN」にそれぞれ「3gnet」と入力します。入力出来たら右上のボタンをタップし、「保存」をタップ。後は再度↑の画面で入力した「3gnet」を選択すれば完了です。
必要に応じて「モバイルネットワーク設定」の「データローミング:オン」に設定しましょう。
「UMi Super」設定詳細解説
その他の「UMi Super」で設定しておくと便利かもな部分を解説しておきます。
まず「アカウント」は設定しておきましょう。
「Shortcut button settings」では、左サイドの「ショートカットボタン」への機能割り当てが可能です。デフォルトは「カメラ」になっています。お好みでどうぞ。
「Buttons」では【仮想ボタン】か【物理ボタン】かの切り替えが可能です。これはホーム画面の上部を2回巣ワイプして出てくる設定画面からも切り替え可能です。
ちなみに、【仮想ボタン】を使用した際は、【物理ボタン】は単なるLEDインジケーターの役割のみとなります。色の設定は「設定→Harlequin LED Notification」から行えます。
また、【物理ボタン】設定にした際は、真ん中のボタンの左右をタップすることで「戻る」などの操作も可能です。
「Button type」の部分をタップすれば切り替えができます。
「Battery saving mode」では各種バッテリーの設定が可能。時間があればじっくり調節してみたい部分ですね。
また、最下部の「端末情報」からは本体のアップデートが可能。
上部の「ワイヤレスアップデート」をタップ。
更新がある際は、なるべく「今すぐ更新する」で更新作業を行いましょう。
「UMi Super」のゲーム対応は?ポケモンGO、パズドラ、モンスト、艦これなど検証。AnTuTuのスコアもあり。
ゲーム好きからすると、「UMi Super」でゲームをどの程度遊べるのか気になるかと思います。
とりあえず有名所をいくつかインストールして起動してみました。あくまでも起動可能かどうかという検証になりますので参考程度にどうぞ。
- ポケモンGO:起動OK
- パズドラ:起動不可
- モンスト:起動OK
- Fate/GO:起動不可
- 白猫テニス:起動OK
- 艦これ:起動OK
意外にも、パズドラは起動できませんでした。これは残念。
ちなみにベンチマークアプリの定番「AnTuTu」のスコアはこんな感じに。
特別ハイスコアというわけではないですが、3万円切りのスマホという事を考えれば十分な性能ではないでしょうか。
「UMi Super」の写真性能は?
総じて性能の高い「UMi Super」ですが、唯一評価が微妙なのがカメラ性能。パナソニック製の13MPとスペックはなかなかですが、色合いがちょっと淡い感じになるんですよね。
ただ、これは「カメラ」アプリの「設定→画像プロパティ→彩度:高」にすると、個人的には結構クッキリした色合いになって良い感じになりました。
一応iPhone 6 Plusで撮影した画像と比較してみますので、参考にどうぞ。
iPhone 6 Plusで撮影
「UMi Super」で撮影(デフォルト設定)
「UMi Super」の「設定→画像プロパティ→彩度:高」で撮影
色合いは「iPhone 6 Plus」と比べるとだいぶ違いますね。ただ、「UMi Super」のカメラも「彩度:高」イン設定すると、意外と“アリ”な感じにもなりました。
カメラ性能目的で購入するには微妙ですが、普通に使うなら設定変更等である程度自分好みの色合いは出せるかもしれません。
「UMi Super」レビュー!
それではここから、「UMi Super」のレビューをまとめていきたいと思います。
「UMi Super」外観・操作性
まずは、「UMi Super」の外観と操作性について。
外観は非常によくできていると思います。液晶は発色も良く、ベゼル幅も極薄です。裏面はメタル素材で安っぽさもありません。むしろ高級感あふれる感じ。成型に粗さもありませんでした。格安中華スマホというと安かろう悪かろうな印象でしたが、全くそんなことはありませんね。
4000mAhの大容量バッテリー搭載という事で、やや厚みと重み(195g)はあります。それでもiPhone 6 Plus(172g)と比べても、「少し重くて少し厚い。」程度の印象です。
裏面もやや丸みを帯びたデザインになっており、持ちやすく、触り心地も良いです。
そしてスイッチの配置もなかなか絶妙。丁度左右の真ん中あたりにショートカットボタンと電源ボタンがありますが、ショートカットボタンがやや上に配置されており、手で掴んだ際に自然と押しやすい配置になっています。また、裏面の指紋認証ボタンも人差し指などでサッと押しやすい位置にあります。
なかなか良く考えられているなと感心しましたよ。
また、この「指紋認証」の精度・スピードはかなり良いです。iPhone 6 Plusの指紋認証スピードよりは明らかに上。ロック解除時に裏面にスッと触れるだけで即ロック解除されるのは、かなり快適です。これは本当に素晴らしいですよ!
「UMi Super」使用感など
前述の通り、「UMi Super」の指紋認証はかなり快適です。これは本当におすすめ!
実際の動作に関しても、左右のスワイプで画面を切り替えた際などは、特にもたつきもなく、非常に快適。アプリを使っていても動きが重くなることはほぼありませんでした。
ゲームについては、パズドラなどいくつか起動できないものがあったので、もしもゲーム目的で購入するなら、よく事前にネット等で情報を集めた方が良いかと思います。
ただ、ゲームの動作自体は特に問題なかったです。「白猫テニス」を実際に起動して遊んでみましたが、操作が重くなるようなこともなく、快適に動作しています。よほど重たい3Dゲームなどには不向きかもしれませんが、一般的なカジュアルゲームなら十分快適に遊べると思いますよ。
また、液晶の発色は本当に素晴らしいです。これは正直言ってiPhoneにも引けを取らないレベル。流石シャープ製液晶といったところでしょうか。何気にGorilla Glass 3で耐久性が高いのも良いですね。
ただし、カメラ性能に関してはちょっと微妙。発色が淡い感じで、他の方のレビューでも同様に指摘がありました。なお、カメラの「設定」から「彩度」などを調節すると、少しハッキリした色合いになったので、もしも購入した方はぜひ一度設定をいじってみてくださいね。
「UMi Super」のおすすめポイント
- FHDシャープ製液晶、Gorilla Glass 3は非常に素晴らしい
- デザインはなかなか高級感がある。ボタン配置など操作性も良好。ベゼル幅も薄くて好印象。
- CPUの性能もなかなか良い。
- Harlequin LED Notificationによる通知の色分けが何気に便利。
- 無駄なアプリがインストールされておらず、素のAndroidっぽい。
- 大容量バッテリーで電池持ちが良い。急速充電対応で充電も高速。
- USB Type-C搭載なのでケーブルの上下を気にしなくて良い。
「UMi Super」のイマイチポイント
- カメラ性能が微妙。ただし設定から彩度を変更すると良くなった。(個人的な印象)
- ちょっと厚くて重い。
- 未対応なゲームアプリがある。
- 3D処理が多いゲームには不向きかも。
「UMi Super」レビューまとめ!
いずれにしても、コスパで考えると非常に素晴らしい製品だと思います。自分も久しぶりのAndroid機でしたが、正直言ってこの進化には驚きました。特に液晶の発色の良さや指紋認証のスピードなど、iPhoneに負けず劣らずな性能です。
CPUもオクタコア、そして4GBメモリ搭載と、一昔前からは考えられないほどの高スペックなのに、これで3万円切りとか、ちょっとこれどうなってんの?という印象。こりゃ日本のメーカーも油断できませんね。
というか、性能と価格のバランスで言えばもう負けているかも。。。
総じてデザインセンスは良好ですし、オリジナル要素もなかなか悪くないです。特にHarlequin LED NotificationはiPhoneも見習ってほしいほど気に入りました。
後はカメラ性能がアップし、より薄く軽くなると、個人的には文句ないレベルになるかと思います。
この「UMi」というメーカー、要注目の存在かもしれませんよ!
以上、「UMi Super」のレビューでした!提供いただいたstooctam様、ありがとうございました!
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