Windows 10のオプション更新プログラム「KB4535996」で不具合報告あり。適用は慎重に。

Windows 10のオプション更新プログラム「KB4535996」で不具合報告あり。適用は慎重に。Windows 10

2020年2月27日にMicrosoftが公開したWindows 10 1903/1909向けのオプション更新プログラム「KB4535996」ですが、一部で不具合報告が入ってきています。

パソコンの起動が遅くなる、システムがフリーズしたりクラッシュする、BSoD(ブルースクリーン)の発生、ゲームのパフォーマンス/FPSの低下などが報告されています。特に一部の報告では、組織内の約200台のPCに適用したところログイン画面でブルースクリーンが発生し、アンインストールしても完全に問題は解決されなかったとの事。

 

現時点でマイクロソフトの日本向け公式ページ「2020 年 2 月 27 日 — KB4535996 (OS ビルド 18362.693 および 18363.693)」では、「マイクロソフトでは、この更新プログラムに関する問題については、現在のところ何も把握していません。」と記載されていますが、海外のフォーラムではマイクロソフト側も問題を認識しており、3月中旬までに修正予定であると伝えています。

現状特に急いで適用する必要が無い場合は、もう少し様子を見た方が良いかもしれません。

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オプション更新プログラム「KB4535996」のアップデート内容

Windows 10 Version 1903 / 1909 向けのオプション更新プログラム「KB4535996」のアップデート内容は以下の通り。

  • ノイズの多い環境で音声プラットフォーム アプリケーションが数分間開かない問題を修正します。
  • Windows Mixed Reality (WMR) ホーム環境の画質を低下させる問題を修正します。
  • PeerDist 応答に対して誤った Content-Length を受信した場合の Urlmon の復元力を向上させます。
    Internet Explorer および Microsoft Edge の PeerDist でエンコードされたコンテンツをレンダリングする際の問題を修正します。
  • ActiveX コンテンツの読み込みを妨げる可能性がある問題を修正します。
  • Microsoft ブラウザーがプロキシ サーバーをバイパスする可能性がある問題を修正します。
  • 最新スタンバイ モード中のバッテリーのパフォーマンスを向上させます。
  • 特定のシナリオで Centennial アプリが開かない問題を修正します。
  • KernelBase.dll ライブラリの OpenFile() 関数が 128 文字を超えるファイル パスを処理できない問題を修正します。
  • 特定のシナリオで一部のユニバーサル Windows プラットフォーム (UWP) アプリをユーザーがアップグレードまたはアンインストールできない問題を修正します。
  • ユーザー セッションが 30 分を超えると Microsoft ナレーターが動作しなくなる問題を修正します。
  • 既に削除した場合でも、アップグレードまたは移行後に不要なキーボード レイアウトが既定として追加される問題を修正します。
    .mov ファイルのプロパティの編集に関する問題を修正します。
  • カメラ アプリまたは Windows Hello を使用した後、デバイスがサスペンドまたはスリープから再開したときに、usbvideo.sys が断続的に動作しなくなる問題を修正します。
  • 「言語をアンインストールするときに言語機能のアンインストールを許可する」グループ ポリシーが有効にならない問題を修正します。
  • Windows サーチ ボックスが割り当てられたスペースで完全にレンダリングされない問題を修正します。
  • ユーザー プロファイルでフォルダー リダイレクトを利用するときに、入力方式エディター (IME) ユーザー辞書が使用されない問題を修正します。
  • Windows 検索ボックスに結果が表示されない可能性がある問題を修正します。
  • USB 3.0 ハブが接続されている VMware ゲスト マシンに Windows をインストールすると、インストール プロセスが応答しなくなる問題を修正します。
  • Windows オートパイロットの自己展開モードとホワイト グローブの展開に関する問題を修正します。
  • 長いセッションの場合、PowerShell ワークフローの再実行がコンパイル エラーで失敗する可能性がある問題を修正します。
  • イベント転送のスケーラビリティを改善して、スレッドの安全性を確保し、リソースを増やします。
  • ユーザーが管理サービス アカウント (MSA) に格納されているプロダクト キーを使用して Windows のコピーを再アクティブ化できないという Windows ライセンス認証のトラブルシューティング ツールの問題を修正します。
  • Microsoft インストーラー (MSI) を使用して展開された一部のアプリケーションが、モバイル デバイス管理 (MDM) プラットフォームを使用してインストールされない問題を修正します。 この問題は、MSI メタデータにプロパティがないために発生します。
  • サインインしようとしたときに「不明なユーザー名または不正なパスワード」エラーを生成する問題を修正します。これは、Windows Server 2003 ドメイン コントローラー (DC) と Windows Server 2016 以降の DC がある環境で発生します。
  • ユーザーがサインインまたはサインアウトするときに実行に失敗するサインイン スクリプトの問題を修正します。
  • IsTouchCapable および GetSystemSku データを収集する必要がなくなったときに、それらを引き続き収集する問題を修正します。
  • Windows 10 Version 1903 にアップグレードされた一部の Azure Active Directory (AAD) 参加システムが誤って AAD ドメインに再参加する問題を修正します。
  • WinHTTP AutoProxy サービスがプロキシ自動構成 (PAC) ファイルの最大存続時間 (TTL) に設定された値に準拠しない問題を修正します。 これにより、キャッシュ ファイルが動的に更新されなくなります。
  • SQL レポート サービスで [印刷] ボタンをクリックすると、誤ったプリンター名が選択される問題を修正します。
  • プリンター設定のユーザー インターフェイスが正しく表示されない問題を修正します。
  • コンピューターが応答しなくなる可能性があるネットワーク プロファイル サービスの問題を修正します。
  • 一部のアプリケーションがネットワーク プリンターに印刷できない問題を修正します。
  • 再起動後にプリンターがデバイス マネージャーで非表示デバイスになる可能性がある問題を修正します。
  • 再起動後にコンテナー ホストが復元されたときに、ホスト ネットワーク サービス (HNS) PortMapping ポリシーがリークする問題を修正します。
  • 物理デバイスなしで Resilient File System (ReFS) ボリュームをマウントするときに発生する停止エラー (0x000000CA) を修正します。 これは、一部のバックアップ ソリューションのシナリオで発生する可能性があります。
  • 接続プール内で複数の接続が失われた場合に、再試行ロジックで無限ループを引き起こす Open Database Connectivity (ODBC) の問題を修正します。
    ローカル セキュリティ機関サブシステム サービス (LSASS) が動作を停止し、システムの再起動をトリガーする問題を修正します。 この問題は、重要でないページ検索コントロールで無効な再起動データが送信された場合に発生します。
  • OCSP レスポンダー サービスに要求が送信されたことを示すために、オンライン証明書ステータス プロトコル (OSCP) レスポンダー監査イベント (5125) が断続的に生成される問題を修正します。 ただし、要求の発行者のシリアル番号またはドメイン名 (DN) への参照はありません
  • Ntds.dit の大きなキーに対するクエリが、エラー “MAPI_E_NOT_ENOUGH_RESOURCES” で失敗する問題を修正します。 この問題により、Exchange Messaging Application Programming Interface (MAPI) が会議出席依頼に追加のメモリを割り当てることができないため、ユーザーに限られた会議室の空き状況が表示される場合があります。
  • ストレージ ボリュームがいっぱいで、データが Extensible Storage Engine Technology (ESENT) データベースにまだ書き込まれているときにログ ファイルが破損する問題を修正します。
  • _NFS4SRV_FILE_CACHE_ENTRY および DirectoryCacheLock が応答を停止し、エラー 9E を引き起こす問題を修正します。
  • IPv6 Local-Link アドレスを持つクラスター ネットワーク内でサーバー メッセージ ブロック (SMB) マルチチャネルが機能しない問題を修正します。
  • クラスター環境で Windows Server 2003 ソース コンピューターの Storage Migration Service インベントリ操作が失敗する可能性がある問題を修正します。
  • mrxsmb20!Smb2InvalidateFileInfoCacheEntry で停止エラー 0x27 を引き起こす可能性があるタイミングの問題を修正します。 この問題は、特定の拡張子を持ち、クライアント側のキャッシュが有効になっているネットワーク共有に保存されているファイルの名前を変更または削除するときに発生します。
  • 管理者がソース アダプターに静的 IP アドレスを割り当てた場合、移行中にカットオーバー ステージが機能しなくなるストレージ移行サービスの問題を修正します。
  • ホットスポットを再構築するために重複除去 (dedup) ジョブをキャンセルすると、他の重複除去 PowerShell コマンドが応答しなくなる問題を修正します。
  • クライアント ウィンドウが最小化または最大化されたときにシステム メモリのリークが発生するため、リモート デスクトップ セッションが切断される可能性がある問題を修正します。
  • Windows Defender Application Control のコード整合性ベースのイベントが読み取り不能になる問題を修正します。
  • Microsoft Edge の Internet Explorer モードに障害が発生する原因となる証明書検証に関する問題を修正します。
  • モバイル デバイス管理 (MDM) サーバーにデバイスの状態が表示されないデバイスの同期に関する問題を修正します。

 

オプション更新プログラム「KB4535996」の適用方法

オプション更新プログラム「KB4535996」の適用は以下の手順で行います。

設定>更新とセキュリティ>Windows Update>オプションの更新プログラムがあります:ダウンロードしてインストールをクリック

オプション更新プログラム「KB4535996」の適用方法

 

Windows 10のオプション更新プログラム「KB4535996」の適用は慎重に。

現時点で日本向けの公式ページでは「KB4535996」の不具合は認められていないものの、多数の報告が上がってきているのは気になるところです。

また、マイクロソフト側も海外フォーラムでは「signtool.exe」に関する問題を認識しており、3月中旬までの修正を予定していると伝えています。

We’re aware of issues with signtool.exe after installing the latest optional update for Windows 10, version 1903 or Windows 10, version 1909 (KB4535996). If you are encountering issues or receiving errors related to signtool.exe, you can uninstall the optional update KB4535996.

We are working on a resolution and estimate a solution will be available in mid-March.

James Parsons [MSFT]

もしも「KB4535996」を適用して不具合が発生した場合は、これをアンインストールすることで改善されるようです。ただし、一部では不具合がアンインストールでも改善しなかったとの報告もあるので十分ご注意を。

更新プログラムのアンインストール手順は以下の通り。

設定>更新とセキュリティ
>Windows Update:「更新の履歴を表示する」をクリック
>「更新プログラムをアンインストールする」をクリック
>KB4535996を選択して右クリックし「アンインストール」を選択
>PCを再起動する

 

「KB4535996」はあくまでも“オプション”の更新プログラムであり、必要でなければスルーしても大丈夫です。そのため、現状Windows 10を使用していて特に不具合が出ていない場合は、「KB4535996」の適用はもう少し様子を見た方が無難かもしれませんね。

コメント

  1. jan より:

    「KB4535996」は、2月28日に入れてありますが、特に不具合はありません。何もないのは、ラッキーだということですね。

    • よっしー より:

      今回の不具合の件は、自分も記事にするかどうか悩んで様子を見ていました。
      現時点でマイクロソフトの日本公式ページでは不具合情報は載っていないので、ごく一部の環境での不具合なのかもしれません。
      とりあえず現状インストールして不具合が出ていないなら、そのままで問題ないと思いますよ(=゚ω゚)ノ