世界で57人しかいない“音のソムリエ”でゴールデンイヤーを持つRikki Farrをはじめ、情熱的なデザイナー、特許を持つエンジニアたちが本当に良い音を届けたいという思いで作りだしたスピーカー「RIVA (リーヴァ)」ブランド。そのうちの「RIVA TURBO X」の試用機会を得たので、早速レビューしてみたいと思います。
“音のソムリエ”が開発に携わったなんて言われれば、音楽好きならかなり気になるのではないでしょうか?価格は記事執筆時点のAmazonで、42,984円と結構なお値段。さてさて、その実力やいかに!?
RIVA TURBO X とは?
RIVAが独自で作り出し、特許(米国特許商標局:発明番号9,197,963B1)も取得したサラウンドサウンドテクノロジー「TRILLIUM(TM)」サラウンドは、 左・中央・右にある3つのアクティブスピーカーと7つの変換器を介するため、今までのBluetooth(R)ワイヤレススピーカーにはないダイナミック でパワフル・幅の広い音質を実現しています。
さらに、「RIVA TURBO X」は2014年、「RIVA S」は2015年に「CES Innovation Awards」を受賞。RIVAの音は、革命的・想像を超える音だと認められました。
また、「RIVA TURBO X」は大容量バッテリーを搭載しており、連続再生時間はなんと約26時間!iPhoneとLightningケーブルで接続すれば、iPhoneの充電をしながらワイヤレスで音楽を聴くこともできます。
RIVA TURBO X のセット内容
RIVA TURBO X のセット内容は以下の通りです。
- RIVA TURBO X 本体
- オーディオケーブル
- 充電ケーブル
- 説明書(英語)
また、限定ではありますが、現在は持ち運び用のキャリングバッグも付属しています。
RIVA TURBO X の仕様
RIVA TURBO X の仕様は以下の通りです。
RIVA TURBO X TECHNICAL SPECS | |
---|---|
SPEAKERS | Three ADX 60 mm full range proprietary drivers. Four ADX custom dual piston bass radiators. |
AMPLIFIER POWER | 45 Watts RMS |
REMOTE CONTROL APP | Yes, RIVA Ground Control for iOS and Android™ |
DIMENSIONS | 230mm (9.1 in) L X 89mm (3.5 in) W X 105mm (4.1 in) H |
WEIGHT | 1.36kg |
SPEAKERPHONE | Microphone with Noise & Echo Canceling Technology |
BLUETOOTH RANGE | 10m |
AUDIO CODECS SUPPORTED | SBC, AAC, aptX™ |
SURROUND SOUND | ADX Trillium™ |
PROXIMITY SENSING | Yes |
BATTERY PLAYING TIME | 26+ Hours at 75 dB (Playing time varies with listening levels.) |
RIVA TURBO X:写真で見る利用シーン
RIVA TURBO X の公式サイトには、多数の利用シーン写真がアップされています。そのいくつかをご紹介しておきます。具体的な利用方法を知るうえで分かりやすいのではないでしょうか。
まずは家の中でゲームの時に。大迫力の音でゲームもより一層楽しめそう!
仕事場でリラックスした音楽を流すのも良いでしょう。繊細な音もしっかり再生してくれます。
作業中のBGM再生にも最適!バッテリー内蔵なので気軽に持ち運んで使えます。
アウトドアでも大活躍してくれるでしょう!
また、この「RIVA TURBO X」を介して音声通話も可能なので、会議中などの電話の応対も可能です。
RIVA TURBO X レビュー!
それではここから、「RIVA TURBO X」のレビューをまとめていきたいと思います。
RIVA TURBO X の見た目や使い勝手はどうか。
まずは「RIVA TURBO X」の見た目や使い勝手について。
外見はどっしりとしており、重厚な雰囲気です。ボタンに手を近付けると、LEDが自動で点灯するのは素晴らしいギミック。ボタンもタッチ操作で軽快に操作できます。
ボタンはそれぞれ【電源】【サラウンド】【Bluetooth】【消音】【音量ダウン】【音量アップ】【ターボモード】になります。電話の応答は【T】ボタンを押すことで可能です。
そしてこの「RIVA TURBO X」には専用のアプリが用意されています。
※現在は「Google Play Store版」のみ配布されているようです。
これにより電源オンや音量の調節、各種モードのオンオフや消音などが行えます。リビングなどで音楽を聴く際に、音量の調節などが簡単にアプリで行えるのは意外と大きな利点だと思います。アプリの反応も良く、操作性は良好です。音量調節はダイヤルを回すように行うのは良いこだわりだと思います。
背面はこんな感じ。
端子部分のアップです。【AUX】にコードを繋ぐことで音楽を聴くこともできます。【USB】の部分は今後のアップデート用のようです。【BATT】の赤いボタンは、押し込むと“オン”になります。コンセントに繋いでいる場合や、バッテリーの消耗を防ぎたい時は“オフ”にするのをお忘れなく。隣の【iPod / iPhone】にはライトニングケーブルなどをiPhoneに接続すれば、「RIVA TURBO X」からiPhoneに充電することが可能です。ただし、その分「RIVA TURBO X」本体のバッテリーの減りは早くなるので注意しましょう。【19V DC】には付属のケーブルを挿し、コンセントに繋いで使用します。【BATT】はバッテリー残量に応じて色が変わります。
「RIVA TURBO X」の裏面。この真ん中の細長いアタッチメントは取り外しが可能です。
なんと端子部分のカバーとして使用可能!細かい気配りが効いています!
RIVA TURBO X の肝心の音質は?
RIVA TURBO X の肝心の音質ですが、これはもう脱帽ものでしょう。さすが“音のソムリエ”が開発に携わっただけのことはあると思います。
低音・中音・高音、そのどれもがきちんと綺麗に出ています。バランスの良い優等生的な音質だと思います。また“TURBO”モードをオンにすると、よりメリハリのあるサウンドに変化!こんなコンパクトサイズのBluetoothスピーカーとは到底思えない程の素晴らしい迫力のある低音が出ます。音量を上げても音割れなども無いので、広いリビングやアウトドアでも良い音で音楽を楽しめるでしょう。
またスピーカーが前面だけでなく、左と右の側面にも配置されているので、部屋を移動しても場所を問わずに、どこでも良い音質で音楽を聴けるのは気持ち良いですね。個人的には壁を背にしてちょっと離れた位置から聴くと、非常に低音の響きが良く感じました。
確かに日本では4万越えと、決して安くは無い価格ですが、数千程度のBluetoothスピーカーとは比べ物にならない素晴らしい音質だと思います。
RIVA TURBO X の通話性能は?
RIVA TURBO X の通話性能ですが、実際に試してみたところ、超クリア!とまではいきませんが、普通に通話は可能でした。実用に耐えうる通話性能だと思います。電話着信時に上部の【T】ボタンをタップすれば通話が可能になります。
RIVA TURBO X のレビューまとめ!
やや高額な部類に入るBluetoothスピーカー「RIVA TURBO X」ですが、良い音で気軽に音楽をiPhoneやiPad、Androidスマホなどで聴きたいなら、非常におすすめです。他にもテレビやPS4などを接続し、迫力あるサウンドで視聴するのもおすすめですね。
という事で、最後に「RIVA TURBO X」のおすすめポイントと、ここはちょっと、、、というポイントをまとめておきたいと思います。
「RIVA TURBO X」のおすすめポイント
- 左・中央・右にある3つのアクティブスピーカーと「TRILLIUM」サラウンドでとにかく音が良い!
- 「TURBO」モード搭載でメリハリのあるサウンドを楽しめる!
- 専用アプリで遠隔操作も可能!
- 大容量バッテリーでアウトドアでも楽しめる!連続再生時間約26時間!
- スマホの音楽を聴くのは勿論の事、映画やゲームを良いサウンドで楽しむためにも便利!
「RIVA TURBO X」の残念ポイント
- ちょっと高い。現時点で4万円超えの価格を妥当と思えるかどうかがポイントでしょう。
個人的には、数千円のBluetoothスピーカーとは、その音質は比べ物にならないほど素晴らしいと感じました。今回の試聴で実際に購入したくなりましたね。もう少し安ければ、、と思いますが、それでも十分価格相応の価値はあるでしょう。
という事で、気軽に良い音でBluetoothで音楽を楽しみたい方、ぜひご検討あれ!
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