本日はhommee様より、中国の新興スマホメーカー「vernee」の最新Androidスマホ「vernee Mars」を提供いただいたので、ガッツリレビューしてみたいと思います。
この「vernee Mars」ですが、CPUはXPERIA XA Ultraと同じ「Helio P10 オクタコア」を採用、RAMは4GBでストレージは32GB、そしてディスプレイは5.5インチのFHD(1920 * 1080)で、カメラはフロント5MP/リア13MP(SONY IMX258 センサー)とミドルスペックのAndroidスマホとなっています。サイドには指紋認証ボタンも配置。
そしてなんといっても驚くほどの狭額縁デザインで、ベゼル幅はわずか1mm!そのため、5.5インチとは言っても、同じ5.5インチのiPhone 7 Plus(158.2*77.9*7.3mm)と比べると「vernee Mars」は一回り小さい(151*73*7.6mm)印象で非常に持ちやすいです。重さも「iPhone 7 Plus」が188g、「vernee Mars」が161gと軽めです。
価格は記事執筆時点で28,500円と3万円を切っており、なかなかお買い得。デザインも若干良い意味でiPhone風に仕上がっており、個人的には性能のバランスやデザイン、大きさ、重さなど、総合的に勘案してもなかなかおすすめのAndroidスマホだと思います!
※メーカー様より、2017年3月30日までAmazonで使用可能な5%オフクーポンコードを提供いただきました!興味のある方はぜひご利用くださいね!最後に紹介しています。
「vernee Mars」のセット内容
「vernee Mars」のデフォルトセット内容は以下の通り。
- 1 * vernee Mars
- 1 * 電源アダプター(中国仕様)
- 1 * USB Type-Cケーブル
- 1 * SIMカードロック解除ピン
- 1 * マニュアル
以下、hommee独自のセットを加えたセット内容一覧です。
- 1 * KKmoon スマホスタンド
- 1 * 電源変換アダプター(中国→日本)
- 1 * 電源アダプター(日本仕様)
「vernee Mars」スペックまとめ
「vernee Mars」のスペックは以下の通り。
vernee Mars スペック一覧 | |
---|---|
CPU | Helio P10 Octa Core 2.0GHz |
GPU | Mali-T860 MP2 700MHz |
System | Android 6.0 |
RAM | 4GB |
ストレージ容量 | 32GB |
ディスプレイ | 5.5 inch , FHD 1920 x 1080 pixels 401ppi, 2.5D Arc Screen,Corning Gorilla Glass 3 |
カメラ | フロント:5MP リア:13MP with AF and flashlight |
バッテリー | 3000mAh |
Bluetooth | 4.0 |
Positioning | GPS, A-GPS,Gyro, Compass, Hall, Gravity Sensor, Ambient Light Sensor, Touch Sensor, TYPE-C OTG |
Network | FDD-LTE+WCDMA+GSM 2G: GSM Band 3/5/8, 850/900/1800 MHz 3G: WCDMA Band 1/8, 900/2100MHz 4G: FDD-LTE Band 1/3/7/20, 800/1800/2100/2600MHz |
SIM Card | Dual SIM dual standby, micro SIM card x1, nano SIM card x1 |
TF card(microSD) | 最大128GB(micro SIMと共用) |
WiFi | WiFi 802.11 a/b/g/n, 2.4GHz / 5GHz |
サイズ | 151 x 73 x 7.6mm |
重さ | 161g ( with battery ) |
※技適は通っていません。
CPU-Zでの情報もご紹介しておきますね。
「vernee Mars」Antutu/ Geekbench 4スコア
「vernee Mars」のAntutuとGeekbench 4のスコアを載せておきます。
まずは「vernee Mars」のAntutuスコアです。
次にGeekBench 4でのスコアです。
「vernee Mars」のカメラ性能検証
「vernee Mars」で撮った写真と、「iPhone 7 Plus」で撮った写真をご紹介しておきます。この「vernee Mars」のリアカメラは、「SONY IMX258 センサー」搭載で悪くないですよ。
まずは「vernee Mars」で撮った写真。色合いがクッキリしていますね。
「iPhone 7 Plus」で撮った写真。ちょっと柔らかい色合いになっています。
「vernee Mars」の特徴
「vernee Mars」の特徴は以下の通り。
- 【高い性能】MTK6755 Helio P10 Max 2.0GHz 64-bit オクタコア、4GB RAM+32GB ROM、128GBまでのTFカード(microSD)をサポート
- 【指紋識別】サイドマウント0.1秒高速認識、360度角度認識。
- 【高品質のスクリーン】5.5インチ 1920*1080P FHDインセルディスプレイ
- 【高いカメラ性能】13MPバックカメラ(SONY IMX258 センサー)と5.0MPフロントカメラ
- 【機能が充実】3000mAhリチウムイオン電池、Android 6.0、高速充電(USB Type-C)、デュアルSIM・デュアルスタンバイ
「vernee Mars」の外観
「vernee Mars」の外観をご紹介しておきます。
「vernee Mars」はこのような箱に入って届きました。
開封するとこんな感じ。作業時の指紋なども付着しておらず、梱包状態は良好でした。
hommeeで注文した際に提供される日本向け充電器なども含めたセット品一覧です。
「vernee Mars」の表面には保護シートが付いています。
裏面も同様に保護シートが付いています。
この「vernee Mars」の保護シート、なんと解説付きです。細かな配慮ですが、なかなか良い感じですね。
保護シートも剥がしやすかったです。
保護シートを剥がすとこんな感じ。
同じく裏面。なかなかすっきりしていて良いデザインだと思います。アンテナの処理も良いですね。
下部にはUSB Type-C端子とスピーカーがあります。
左サイドにはSIMトレイがあります。
SIMトレイ部分のアップ。付属しているSIMカードロック解除ピンで取り外します。
SIMトレイはこのように、【micro SIM card x1】, 【nano SIM card x1】が入ります。MicroSDカードは128GBまで対応ですが、SIMスロットと共用なのでご注意くださいね。
今回は検証用に「China Unicom」のSIMを使用しました。
上部には3.5mmオーディオジャックがあります。この薄さできちんと有線イヤホンに対応してくれているのはありがたいですね。iPhone 7 Plusさん、、、
右サイドには音量ボタン、スリープ/電源ボタン、指紋認証センサーがあります。
ボタン部分もしっかり作り込まれており、品質は上々です。指紋認証も問題なく使用できました。
カメラはやや出っ張っていますが、まあこの程度なら許容範囲内ですね。
起動するとこんな感じ。1mmのベゼル幅は本当に美しいです。5.5インチですが、持つと結構コンパクトな感じで持ちやすいです。女性にも良いと思いますよ。
「vernee Mars」のおすすめ初期設定
「vernee Mars」のおすすめ初期設定について簡単に解説しておきます。
まずこの「vernee Mars」ですが、基本的に素のAndroidに近い仕様となっており、今までAndroidスマホを使っている方ならすんなり使えると思います。アプリもほぼデフォルトアプリのみのシンプルな仕様で好感が持てますね。
「vernee Mars」起動時は、このように「App permission」が表示されます。
自分は一応セキュリティ対策を考えて“オン”にしています。
初期のストレージ容量はこんな感じです。
RAMは4GB搭載なので、かなり余裕がありますね。
とりあえず最初に、「vernee Mars」を日本語化しましょう。【Settings】アプリをタップし、【Lnaguage & input】をタップ。
次に【Lnaguage】をタップします。
次に【日本語】をタップ。
これで「vernee Mars」の日本語化は完了です。簡単ですね。
日本語化できたら、後は各種設定を行いましょう。
【SIMカード】の設定は、【もっと見る>モバイルネットワーク>アクセスポイント名】から行います。設定方法はSIMのメーカーによって異なるので、各社の説明に従って下さい。今回は検証用に「China Unicom」のSIMを使用しました。
今回は【名前】と【APN】を“3gnet”と入力するよう指示がありました。それぞれ右上の⊕をタップして追加します。
入力後はこんな感じになります。
続いてGoogleのアカウントを追加しておきましょう。これがないとGoogle Playストアが使えないので、まずはこの設定が最優先かと思います。【ユーザー設定>アカウント】をタップ。
【アカウントを追加】をタップ。
【Google】をタップ。
後は指示に従い、操作していきましょう。
次に【指紋認証】を設定しておきましょう。サイドにある指紋認証ボタンからロック解除などが行えるようになります。便利な機能なので、ぜひ活用しましょう。【ユーザー設定>セキュリティ】をタップします。
以下の画面が開くので、【端末のセキュリティ>指紋】をタップ。後は指示に従い指紋を登録しましょう。5本まで追加で登録可能ですし、後から追加や削除も行えます。登録画面で指を当てると、どの指を登録しているかの確認も行えますよ。
続いて【Google 日本語入力】アプリをインストールしましょう。「Google Playストア」アプリを起動して検索を。
アプリのインストールが完了したら、早速起動し、設定を行いましょう。
後は初期状態で“位置情報:OFF”になっていたので、これを“ON”にしましょう。これで各種アプリも正常に動作すると思います。「ポケモンGO」などを遊ぶなら必須ですね。
とりあえず最低限はこのぐらいかと思います。後は利用状況に応じて設定してみて下さいね。良かったらこちらの記事も参考にどうぞ。
「vernee Mars」レビュー!
それではここから、「vernee Mars」のレビューをまとめていきたいと思います。
まず「vernee Mars」の基本的なスペックですが、CPUはXPERIA XA Ultraと同じ「Helio P10 オクタコア」、RAMは4GBでストレージは32GB、そしてディスプレイは5.5インチのFHD(1920 * 1080)で、カメラはフロント5MP/リア13MPと、ハイスペックとはいえないものの、それでも一昔前からすると必要十分な性能のミドルスペックAndroidスマホとなっています。サイドには指紋認証ボタンも搭載されており、使い勝手はかなり良好です。
液晶も彩度は十分で、FHD(1920 * 1080)と高精細なのも良い感じ。写真も綺麗に表示されますし、文字なども滲み無く、くっきり読むことが出来ます。タッチ操作の反応も悪くなく、ストレス無く使用できました。
また、なんといっても5.5インチサイズの液晶を搭載しながら、ほぼベゼルレスともいえるわずか1mm!の狭額縁仕様は非常に素晴らしい!このおかげで全体的なサイズも抑えられており、同じ5.5インチのiPhone 7 Plusと比べても一回り小さい印象で、女性でも持ちやすい大きさだと思います。161gと軽めに仕上げられているのも良いですね。iPhoneもこれぐらいに仕上げてくれればいいのにと思いました。
通信に関しては、4G LTE+にも対応し、デュアルSIMデュアルスタンバイとなっています。Wi-Fiも802.11 a/b/g/n,2.4GHz/5GHzに対応しており、性能的には十分でしょう。
Androidは6.0搭載なので、最新のAndroid OS(7.0)ではありませんが、各種アプリもほぼデフォルトのアプリしかインストールされておらず、余計な独自機能などがほとんど無い分、普段からAndroidを使っているならスムーズに使用可能だと思います。
Antutuのスコアでは、さすがに最新のハイスペックスマホには及びませんが、とりあえずパズドラやモンスト、ポケモンGO、そして新作のSOUL REVERSE ZEROなどもしっかりと遊ぶことが出来ました。よほど重いゲームで無い限りは十分実用的な性能です。
そして、この「vernee Mars」はUSB Type-Cを搭載し、充電や通信が高速に行えるのは非常にありがたいところ。一度このUSB Type-Cの便利さに慣れると、従来のMicro USB端子には戻れませんね。
という事で、この「vernee Mars」、価格とスペックバランスが良い、なかなかコスパに優れたおすすめAndroidスマホです。デザインもスッキリしていて、5.5インチの割には小型で持ちやすいのも好印象。個人的には結構気に入りました。
この「vernee Mars」を持った後に「iPhone 7 Plus」を持つと、なんだかもっさりした印象さえ受けます。これで3万円を切るなら、ヘビーユーザーで無い限りは十分かもしれませんね。
以上、「vernee Mars」のレビューでした!提供いただいたhommee様、ありがとうございました!
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