本日は当サイトでいつもお世話になっているSOUNDPEATS様より、最新の完全ワイヤレスイヤホン「SOUNDPEATS H2」を提供いただきましたのでご紹介したいと思います。
今回の「SOUNDPEATS H2」は、音質だけではなくイヤホンの外観にもこだわりを持って作られているのが大きな特徴。高級感あふれるデザインはなかなかいい感じです。
また、当然ながら音質面にもこだわりが。Knowles社の高性能バランスド・アーマチュア(BA型)ドライバーと8mmの複合素材振動板使用のダイナミックドライバーをダブル搭載した、BA&DDのハイブリッド構成を採用。これによって力強い低音、緻密な中音、クリアな高音と、バランスの良い迫力ある音質を実現しています。実際に「VGP」アワード2022で金賞を受賞するなど、イヤホンとしての評価はなかなかのもの。
スペック面でもBluetooth 5.2/aptX Adaptive/左右独立受信方式Qualcomm TrueWireless Mirroringに対応するなど、最新の技術がしっかり搭載されています。
SOUNDPEATSの製品としてはやや高額な部類ですが、音質だけでなくイヤホンの見た目にもこだわりたい方はぜひ検討してみてくださいね。
SOUNDPEATS H2のパッケージ内容
SOUNDPEATS H2のパッケージ内容は以下の通り。
- SOUNDPEATS H2 ワイヤレスイヤホン ×1
- シリコン製イヤーチップ ×3ペア(S/M/Lサイズ各1ペア)
- 充電ケース ×1
- USB A to Cケーブル ×1
- 日本語取扱説明書 ×1
SOUNDPEATS H2の特徴
SOUNDPEATS H2の特徴は以下の通り。
■独自開発のCrossover再生技術、「真のHi-Fiサウンド」を実現
Crossover(クロスオーバー)とは、SOUNDPEATSが独自開発した音質向上技術で、実用新案登録済みです。種類が異なる2基のドライバーの特性にあわせ、適切に周波数帯域を分割し、高・中・低の三音域をバランスよく分離させることで音質を大きく高めました。これにより、重厚感のある低音域、クリアな中音域、透明感のある高音域、これらが織り成す音の深みを堪能できます。
■こだわりのハイブリッドドライバー構成
SOUNDPEATS H2は、バランスド・アーマチュアレシーバーのトップメーカーKnowles社の高性能バランスド・アーマチュア(BA型)ドライバーと8mmのダイナミックドライバーを搭載。シングルドライバーのイヤホンより2倍以上迫力のあるサウンドを表現できるハイブリッドドライバー構成となっています。
また、繊細に音を表現できる複合素材振動板を採用し、解像度の高い美しい中高域再生を実現。そして直線性のよいフリーエッジの採用で振幅の大きい低中音域も忠実に再現できます。
■先端テクノロジーで最高のサウンド体験を
クアルコム社(Qualcomm aptX)の音声コーデックaptX Adaptiveに対応。aptX Adaptiveは高音質のaptX HDや低遅延のaptX LLなどを統一化し、その場の電波状況やデータ量に応じて転送ビットレートを可変させ、安定して遅延の少ないオーディオリスニング環境を実現します。電車内など通信の混雑する環境でもノイズの発生や音が途切れることもなく、快適なオーディオ体験が楽しめます。
■オーディオ体験を更にエスコート
次世代の左右独立受信方式、Qualcomm TrueWireless Mirroringに対応。ワイヤレスとの左右同時接続を実現、独自に無線通信の感度を高めたり、低消費電力・低遅延を実現するべくチューニングを施し、電波の飛び交う満員電車の中でも、音楽や通話が音途切れせずに楽しめます。
また、最新のBluetooth 5.2に対応しており、旧バージョンより高速·安定の通信機能を実現すると共に、機器の送受信パワーを最適化し、低消費電力でありながら高品質の音質を楽しめます。
■「美」を意識したデザイン、サイズ感にもこだわり
イヤホン本体と充電ケースは性能に相応しい外観でデザインされ、【メタリック調ゴルドーと神秘調グレー】の調和が美しく、高級感溢れる仕上がりとなっています。コンパクトサイズなので、小さなバッグに入れてもかさばりません。
■通話マイクも「デュアル」、明瞭化した声を相手に伝達
片側に2基、合計4基、通話用の高品質マイクが内蔵されています。Qualcomm cVc(クリアボイスキャプチャー)最新のcVc 8.0にも対応。通話中、周囲の音を検出してノイズを軽減することができ、リアルな通話体験を実現します。騒がしい環境でもクリアに聞こえるだけでなく、こちらからの通話も自動的にノイズを抑え、相手にも明瞭に声が伝わります。
■ゲームもストレスフリーに遊べる
低遅延が特徴的なゲームモードに対応。オーディオ伝送速度は、約60ms(0.06秒)と極めて遅延が少なく、人間ではほとんど感知できないレベルの低遅延を実現。ゲームの画面や動画と音のズレを大幅に減少し、より爽快なゲーム体験とオーディオ体験を楽しめます。
※起動/停止方法:左側(L)のイヤホンのタッチパネルを素早く3回タップ。
SOUNDPEATS H2の仕様
SOUNDPEATS H2の仕様は以下の通り。
【Bluetooth仕様】
- Bluetooth version:5.2
- チップセット:Qualcomm 3040
- 対応プロファイル:HSP、HFP、A2DP、AVRCP
- 対応コーデック:aptX-Adaptive,aptX, SBC, AAC
- 通信範囲:10M
【バッテリー】
- バッテリー容量:32mAh*2(イヤホン) / 300mAh(ケース)
- 最大再生時間:約5時間(イヤホンのみ) / 約20時間(充電ケース併用)
- イヤホン本体充電時間:約1~2時間
- 充電ポート:USB Type C
【基本仕様】
- 本体寸法(L*W*H): 高さ45.8 x 幅64.7 x 厚さ32.6 mm(ケース込み)
- NET:約4.8g(イヤホン/片側) / 約56.2g(充電ケース+イヤホン両側)
- GROSS:約116g
- 防水規格:IPX4
- 通話用ノイズキャンセリング:Qualcomm cVc 8.0
SOUNDPEATS H2:外観レビュー
それではここから、「SOUNDPEATS H2」の外観レビューをご紹介していきます。
まずイヤーチップはS/M/Lの3種類が付属。デフォルトではMサイズが装着されています。
購入時はこのようにイヤホン本体へ絶縁テープが貼られているので、あらかじめ剥がしてから使用しましょう。一度充電ケースに入れて満充電しておくことをおすすめします。
充電ケースはこんな感じ。メタリック調の高級感ある仕上がりになっているのが大きな特徴ですね。
裏面はこんな感じ。USB-Cの充電ポートが搭載されています。
充電ケースを開けた状態がこちら。イヤホンの電源オンオフはケースの開け閉めで自動的に連動して行われます。
続いてイヤホンの外観。定番の形ですが、色味はこだわりが見受けられます。
イヤーチップを外した状態がこちら。
根元部分にL/R表記があります。
手に持つとサイズ感はこんな感じ。
イヤホン本体は約4.8gと非常に軽量な仕上がりです。
続いてケース。こちらもシルバー調のデザインがいい感じ。
開けるとこのような感じ。中はややプラスチッキーな印象。ここは黒色などの方が良かったかも?
付属するケーブルはUSB-A to Cです。
SOUNDPEATS H2:クリアで聴きやすい音質
次に肝心の音質について。
「SOUNDPEATS H2」の音質はクリアで癖のない音質に仕上がっていると思います。
高音域はクリアで軽快な音質。ハイハットのオープンやクローズも綺麗。低音域も迫力があり、ドラムの音圧、ベース音のウネウネした感じもしっかり再現されています。中音域は多少控えめな印象ですが、ボーカルはしっかり聴こえますし、ギターのディストーションの音色も悪くありません。トータルでは多少ドンシャリ傾向ですが、総じてバランスは悪くないと思います。一般的な迫力のあるクリアな音質を求めるなら十分な音質でしょう。
音の定位感も悪くなく解像度も高めな印象。ドラムのタム回しなど、しっかりサラウンド感も感じられます。
ちなみにイヤホンの装着位置やイヤーピースの選択は音質にも影響します。出来ればいくつかのサイズのイヤーピースを試してみるのがおすすめですし、耳に装着した際にも微調整して最適な音が聞こえる位置を見つけてくださいね。低音の迫力などは装着位置の調整などで意外と変わってきますよ。
SOUNDPEATS H2:操作方法&iPhoneとのBluetoothペアリング方法解説
「SOUNDPEATS H2」の基本的な操作方法とiPhoneとのBluetoothペアリング方法を解説しておきます。
「SOUNDPEATS H2」は、音楽の再生・停止・早送り・巻き戻し、受電・着信拒否など、様々な操作をタッチパネルで操作できます。完全ワイヤレスイヤホンを初めて使用する方でも簡単に操作できるでしょう。
■音楽モードの操作方法
電源ON:充電ケースを開けると自動でオン、手動の場合はタッチパネルを1.5秒長押し
電源OFF:充電ケースにイヤホンをセットしてケースの蓋を閉じると自動でオフ、手動の場合はタッチパネルを10秒長押し
音楽再生/停止:イヤホン(LまたはR)のタッチパネルを2回タッチする
曲送り:イヤホン(R)のタッチパネルを1.5秒長押しする
曲戻し:イヤホン(L)のタッチパネルを1.5秒長押しする
■音量調整
音量を上げる:イヤホン(R)のタッチパネルを1回タッチする
音量を下げる:イヤホン(L)のタッチパネルを1回タッチする
■ハンズフリー機能
電話に出る:タッチパネルを2回タッチする
電話を切る:タッチパネルを2回タッチする
着信拒否:タッチパネルを1.5秒長押しする
通話の切り替え:タッチパネルを2秒長押しする
音声アシスタントを起動:イヤホン(R)のタッチパネルを3回タッチする
■ゲーミングモードの切り替え(オンオフ)
イヤホン(L)のタッチパネルを3回タッチする
■手動ペアリングモード
タッチパネルを同時に6秒長押し
■「SOUNDPEATS H2」の初期化方法
もしも「SOUNDPEATS H2」の音が出ない、ペアリングがうまく出来ない場合は、一旦初期化してみましょう。
1.まずはスマホなどのデバイス側で接続履歴を削除します。
2.両方のイヤホンを一旦充電ケースにセットし、充電中状態を確認します。その後マルチボタンを同時に10秒長押しします。すると赤と白のLEDインジケーターが2回交互に点滅。これでイヤホンの初期化は完了です。同時に長押しという点にご注意ください。
iPhoneと「SOUNDPEATS H2」のBluetooth接続/ペアリング方法解説
iPhoneと「SOUNDPEATS H2」のBluetooth接続/ペアリング方法について解説しておきます。
事前に以下の絶縁テープは外しておいてください。
■初めて使う際のペアリング方法
- 充電ケースがバッテリー切れでない状態で充電ケースを開けると、イヤホンは自動的にペアリングモード状態になります。
- iPhoneのBluetooth接続画面を立ち上げ、接続先リストから“SOUNDPEATS H2”をクリックして接続してください。
- 以上でiPhoneとのペアリングは完了です。後は音楽を存分に楽しみましょう。
■2回目以降の使用
「SOUNDPEATS H2」は、2回目のペアリングから、前にペアリングされた記録に基づいて自動的にペアリングが行われます。iPhoneのBluetooth機能をオンにした状態で充電ケースを開ければ、iPhoneとオートペアリングが行われます。もしオートペアリングができない場合、Bluetooth接続画面から本機の接続先を選択して再度ペアリングしてください。
SOUNDPEATS H2:レビューまとめ
ここから「SOUNDPEATS H2」のレビューをまとめていきます。
この「SOUNDPEATS H2」は、SOUNDPEATS製品の中ではやや上位モデルに位置します。また、今モデルは音質は勿論ですが外観にもこだわって作られているのが大きな特徴。一般的なこの価格帯の製品と比較しても、高級感のある色味に仕上がっているのは差別化できる要素かと思います。
そして肝心の音質ですが、バランスド・アーマチュア(BA型)ドライバーとダイナミックドライバーのハイブリッド構成となっており、迫力ある低音と豊かな中音、クリアな高音がしっかり楽しめます。
傾向的には多少中音域が抑えめのため、印象としてはドンシャリ風ですが、バランス的にはフラット傾向で多少中音が抑えめといった感じで、全体的な音質のバランスは悪くないと思います。
高音もクリアですが耳に刺さるような音ではなく、ハイハットも気持ちよく聞こえます。中音域もボーカルは綺麗ですし、ディストーション系のギターの音も迫力があります。低音もバスドラやベース音もしっかり出ています。サラウンド感も感じられますし、個人的には価格帯で考えると悪くない音質に仕上がっているかと思います。
そしてバッテリー持ちですが、イヤホン単体で5時間、ケース併用で20時間となっています。一般的な通勤や通学程度なら特に不満なく使えるレベルでしょう。ただし、外音取り込みや音楽視聴時のノイキャンは付いていません。あくまでも音声通話時のノイズキャンセルのみなので、その点はご注意ください。
なお、スペック面はかなり最新のものがしっかり取り入れられています。Bluetoothは5.2ですし、クアルコム社の音声コーデック「aptX Adaptive」や左右独立受信方式「TrueWireless Mirroring」に対応。この辺りは評価したいところです。
あえて難点を挙げるとすれば、充電ケースが少し開けにくいのと、開けた際の中がややプラスチッキーな印象を受ける点、それと音量が多少小さめな点といったところでしょうか。特にケースが開けにくいのはやや気になります。デザイン性を優先したのでしょうが、次のモデルではもう少し改良されると嬉しいですね。音量に関しては十分実用的ではあるのですが、通常のイヤホンに比べるとやや上げ気味にして丁度良かったです。
という事で、音質面やスペックでは価格帯を考えるとなかなか頑張っている印象。デザインも好みは有るでしょうが、個人的には高級感があって良いと思います。1万円以下の完全ワイヤレスイヤホンが気になっている方は、ぜひ購入を検討してみてくださいね。
コメント