【感想】FF16 クリア後レビュー:傑作とは言えないが久々に満足できる大作JRPG!遊ぶ価値はあり!

【感想】FF16 クリア後レビュー:傑作とは言えないが久々に満足できる大作JRPG!遊ぶ価値はあり! SONY
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ファイナルファンタジーはFF1から全て遊んでいる大のFFファンの管理人、一番遊んだのはFF7、お気に入りはFF3です。FF7は大学時代に3日間で46時間遊んでおり、自分でもやべえなと感じましたが、それも今となっては良い思い出です。

さて、前作のFF15はクソゲーだったわけですが、そのためFF16も当初はあまり期待していませんでした。ただ、事前にリリースされた体験版が予想以上の出来栄えであり、一気に期待感が上がったのは良かったと思います。

そして実際に遊んでみたFF16、久しぶりに寝る間を惜しんで遊び、クリアまでしっかり楽しめました。ストーリーはなかなか素晴らしく、先が気になってゲームのやめ時が分からないほど。遊ぶ時間の確保が難しい社会人には「辛えわ」と感じるゲームでした。3日間ぐらい有給取ればよかったな。

ただし、エンディングについては賛否両論。ここはある意味「あなたの想像にお任せします…」な感じなので、サブクエ含めてしっかりクリアし、各自で判断して欲しいところ。

本日はとりあえずFF16をクリアしたので、ネタバレを極力控えつつ、率直な感想と評価をまとめておきたいと思います。ちなみにサブクエとリスキーモブコンプ、プレイ時間は約60時間弱です。

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FF16:ストーリーはほぼ文句無し!エンディング以外はね。なおサブクエは遊ぶべき!

FF16:ストーリーはほぼ文句無し!エンディング以外はね。なおサブクエは遊ぶべき!

今回のFF16ですが、ストーリーについては従来作と比べて序盤から趣向が異なります。ちょっとダークな雰囲気&大人な恋愛模様なども織り込まれ、美麗なグラフィックと相まって個人的にはなかなか好印象でした。(エンディング以外はね)

途中「おいおい、フラグ立て過ぎやろ…死んじゃうのか?」と不安に思うシーンが何度がありましたが、ここは良い意味でフラグをへし折ってきたのには個人的に思わずニンマリ。なかなか演出が上手いなと感心しました。

総じて兄弟の絆、恋愛模様、仲間との友情などなど、上手くまとまった良いストーリーだったと思います。

また、今までのFFのように難解なワードは抑えめになっており、比較的分かりやすい世界観で構築されているのも好印象。ファンタジー然とした雰囲気に歴代FFのキーワードが織り込まれ、初めて遊ぶ人は勿論、FFファンならニヤッとしてしまう絶妙な仕上がりになっていて個人的には大満足です。

体験版を遊んだ際に自分は”ゲーム・オブ・スローンズ”を想起させる雰囲気を感じましたが、これは他の方も指摘していたので、ストーリー的に少し意識した部分はあったのかもしれません。まあ、そんなに気にするほどのことではないですけど。

なお、ネタバレを避けるために詳しくは書きませんが、エンディングについてはやや賛否両論な終わり方。これについては後日考察記事を書きますが、せめてもう少し後日談をムービーで入れ込んで欲しかった。エンディングがすっきりしていれば、過去のFFシリーズの中でもトップクラスのストーリーだったと思います。

自分は最終戦まではテンション上がりっぱなしだったものの、エンディングで一気に萎えました。当初は95点ぐらいの気持ちでしたが、エンディングを見終わって85点ぐらいの印象です。モヤモヤするし勿体ない。2週目のファイナルファンタジーモードもエンディングのせいでいまいちやる気が起きません。

オープンエンディング/見た人それぞれが自由に解釈する事が出来る終り方

これを狙ったのでしょうか?まあ、色々な考察が出ている時点で製作者側の思い通りなのかもしれませんが、個人的にはハッピーエンドでもバッドエンドでも良いから、スッキリした答えを提示して欲しかったですね。

ちなみに、これまた賛否両論のサブクエストですが、これに関しては個人的に満足しています。確かにお使いクエストが多いものの、なかにはキャラクターをより深く理解できる重要なクエストも多く用意されており、特に終盤のジルやトルガルのサブクエは、メインクエストに入れ込んでも良かったのではないかと感じるほど。

これから遊ぶ方へのアドバイスとしては、1週目をサクッと終わらせるためにサブクエを放置するのではなく、1週目でしっかりサブクエも遊んでよりストーリーに深みを持たせた方が、クリア時の感慨は増すかと思います。ぜひサブクエもしっかり遊んでみてください。

(ぶっちゃけると2週目のやる気が出ないので、1週目にしっかり遊んでおくことをおすすめしたいです。)

 

FF16:戦闘シーンはやや単調も、難易度は自分で調節可能。ド派手なアクションは良い!

FF16:戦闘シーンはやや単調も、難易度は自分で調節可能。ド派手なアクションは良い!

戦闘シーンについては、アクションが苦手なユーザーも意識した作りになっている分、昨今の死にゲーに慣れているユーザーからすれば物足りなさを感じるのは仕方がないかと思います。

自分もエルデンリングや仁王2、ウォーロンなどを遊んでいたので、正直ヌルいなと感じたものの、ストーリーを楽しむことを重視したゲームバランスを考えれば、これぐらいがちょうど良いのかもしれません。召喚獣アビリティをうまく組み合わせればかなり爽快感を感じられるので、ここは割り切って遊ぶと良いでしょう。

なお、今作には簡単操作でストーリーを楽しめる「ストーリーフォーカス」モードと、自分でキャラを操作するアクション好きのための「アクションフォーカス」モードの2つが用意されています。これは任意に切替できるほか、装備品によって微調整も可能。

■ストーリーフォーカスモード:
シンプルな操作で召喚獣アビリティが発動したり、敵の攻撃を自動で回避したり、誰でもバトルの爽快感を味わいながら物語に集中することができるモード
■アクションフォーカスモード:
すべての操作をプレイヤー自身の手で行うモード

自分はアクションフォーカスモードを選択しつつ、「オートスローの指輪」だけ装備して遊びました。簡単すぎた気もしますが、サクッとストーリーを進めたかったので丁度良かったです。

とは言え、やや単調かつ変わり映えしない戦闘シーンは面白みに欠けていたとも感じます。アクション寄りに振った影響でしょうが、もう少し戦闘に深みがあると良かったかも。例えば、物理攻撃が効きにくいボスには魔法で攻撃とか、防御力が高いボスの防御力を下げて戦う、逆に即死攻撃をプロテスかけて防ぐ、炎の敵にはアイスブランドで攻撃などなど、もう少し敵の攻撃バリエーションが多く、考えて攻撃する機会が欲しかったと思います。今作は脳筋でガンガン攻撃していればラスボスも普通に倒せちゃうのは微妙な印象です。

ちなみに、自分が操作できるのは基本クライヴだけ。トルガルに指示は出せるものの、ジルなどの味方キャラを操作することはできません。従来のFFファンからすると少し寂しい感じもします。

また、魔法があまり出て来ないのも残念。召喚獣メインで考えられたシステムなのは分かりますが、もう少し魔法をガンガン使って攻撃したりもしたかったです。ケアルが使えないのも地味にストレス。ジョシュアが「ファイラ、ファイガ、ファイジャ」とか言ってたから、「お?魔法使えるんやな!」と思ったのにな…。

そして、少し気になったのが多数の敵との戦闘シーン。バハムートのアビリティ溜めるために自キャラ(クライヴ)を無操作状態で置いていても、周りに敵がウヨウヨいるのになかなか攻撃されないのは流石に微妙。ストーリークリアを第一に考えた難易度設定なのでしょうが、もう少し戦闘シーンに緊張感があっても良かったかもしれません。イメージ的には三国無双の戦闘シーンみたいな感じですね。

ただ、戦闘シーンもグラフィックは美麗ですし、操作性は上々。ここは流石の仕上がり。また、召喚獣のアビリティを上手く組み合わせると、自分なりの戦闘スタイルを作り出すことが出来るのはいい感じです。死にゲーのような1対1でスリリングな戦闘を堪能するのではなく、どんどん攻撃して適時攻撃を避けつつ派手なアクションを楽しむやや大味なアクションゲームと割り切ってからはちょっと楽しくなってきました。

まあ、FF16の戦闘は、ストーリーを楽しむ上でのおまけ的な印象ですね。結局クリアまでに戦闘で死んだのは数回、それも即死とか舐めプでポーション使い忘れが原因。エリクサーは1回も使いませんでした。

とりあえず、アビリティは出し惜しみせずガンガン使うのが良いかと思います。自分は雑魚敵の場合、バハムートのバハムートウィングでメガフレアを降らせた後、フェニックスのスカーレットサイクロン→フェニックスシフト→ライジングフレイムでサクサク倒しています。待機時間が短いのがお気に入りポイントです。

 

FF16:召喚獣バトルは大迫力!ギミックも色々で飽きない!

FF16:召喚獣バトルは大迫力!ギミックも色々で飽きない!

FF16では、重要シーンで召喚獣バトルが勃発します。これはどちらかというと演出の中の一つと言った雰囲気で、戦闘スキル自体はそれほど求められません。

大迫力の映像シーンの連続は、まるで映画を見ているよう。途中で挿入されるQTEは賛否両論ありますが、個人的には悪くない演出だと思います。

また、召喚獣バトルも戦闘シーンが多種多様で、ノーマルな地上戦、パンツァードラグーンみたいな空中戦、ソニックのような高速移動シーンなどなど、意外と趣向に富んでいて楽しめました。(例えがセガばかりですまん)

FF16は召喚獣の存在がストーリーの主要な位置を占めていますが、それも納得できる美麗な映像と演出は素晴らしいと思います。

 

FF16:あえての非オープンワールド仕様!個人的にはこの方が良い!PS5なのでロードが爆速なのも最高!

FF16:あえての非オープンワールド仕様!個人的にはこの方が良い!PS5なのでロードが爆速なのも最高!

FF16は、昨今人気のオープンワールド仕様ではなく、ワールドマップからワープポイントを選択して移動する仕組みがとられています。

オープンワールドのゲームは、確かに広大なマップを縦横無尽に移動できる楽しさはあるものの、「~に行け」「次は~」「また~に戻れ」と、結局同じような場所を何度も行き来する必要に迫られることが多いです。

となると、「あー、またあそこまで行かないといけないのか。移動面倒だなあ…」と感じるシーンもしばしば発生します。

そんな中リリースされたFF16は、なんと非オープンワールド仕様を採用してきました。これはなかなかの英断だと思いますが、個人的にはこの仕様の方が嬉しい。行きたい場所にサクッと移動できるし、ゲームとして考えれば合理的で時短にも繋がります。勿論、オープンワールドのゲームにはそれなりの良さがありますが、自分は今回のFF16の移動方法はアリだなと感じました。

また、FF16ではPS5の高速ロードの恩恵をしっかり受けられるので、マップ移動を選択してもロードの待ち時間がほとんどありません。これによってゲームを遊ぶテンポが格段に良くなり、本当にストレスなく遊べたのは最高でした。

ただ、探索する楽しみは薄いので、隠しダンジョンなど、もう少しサブ要素が充実していればもっと楽しめた気もします。

 

FF16:クリスタル!チョコボ!モーグリ!召喚獣!原点回帰した世界観が良い!

FF16:クリスタル!チョコボ!モーグリ!召喚獣!原点回帰した世界観が良い!

FF16は原点回帰を意識した内容になっていると、FF16のプロデューサーである吉田直樹氏が述べていたようです。

「原点回帰してストーリーにフォーカスを当て、『FF15』で足りなかったものを埋め合わせることで、FFシリーズへの信頼を回復したかった」

引用元:東洋経済オンライン

まあ、FFが原点回帰と言われても、そもそもFFに何を求めるかは人それぞれなので一概には決められませんが、個人的には定番のクリスタルやチョコボ、モーグリ、各種召喚獣、聞き覚えのあるアイテム群が多数出てくるのには安心感を覚えましたし、SFよりもファンタジー寄りな雰囲気に仕上がっているのも好印象。

ややダークな雰囲気は賛否両論ですが、自分はアリだなと感じました。世界観については好印象です。

 

FF16:やり込み要素はやや不満。アイテム入手が簡単すぎる

FF16:やり込み要素はやや不満。アイテム入手が簡単すぎる

個人的に遊んでいて気になったのが、アイテム入手の容易さ。強武器(ラグナロクやエクスカリバーなど)も簡単に手に入りますし、かつその武器もそれほど強くない。

やり込み要素として強敵討伐「リスキーモブ」はありますが、戦闘は相変わらず単調で、レベル差が大きくても時間をかければ簡単に倒せました。世界中とハイスコアを競う「アーケードモード」は個人的に興味なし。高難度の「ファイナルファンタジーチャレンジ」も、エンディングが異なるとかリスキーモブが増えるなどの差別化があれば遊ぶ気も出たかもしれませんが、クリア後は導入部分で止まっています。「アルテマウェポン」を作れると言われても、エンディングでモチベーションを削がれたのが痛いです。

せめて敵からのレアアイテムドロップが用意されていればもう少しやり込んだかもしれませんが、とにかくFF16のアイテム関連はあっさりし過ぎですね。

 

FF16レビュー:ここが最高!なおすすめポイント

FF16で個人的に「ここが最高!」と感じるおすすめポイントをご紹介しておきます。

  • ファンタジー然とした正統派のストーリー&やや大人向けな恋愛模様なども織り込まれており、やめ時が難しいほど先の展開が気になる!
  • 意外とサブクエが楽しかった。ジルとの恋愛模様やトルガルのクライヴへの思いなど。本編に入れても良かったんじゃないかと思うものも多かった。
  • PS5の高速ロードが素晴らしい!マップ移動もサクサクでストレス無し!
  • 戦闘時に召喚獣アビリティを自分好みに装備できるのは楽しい。自分だけの戦闘スタイルが作れる。
  • 召喚獣バトルの迫力が凄い!QTE(クイックタイムイベント)は蛇足との意見もあるが個人的には楽しめた。バトルのギミックも凝っており、途中のソニックみたいな高速走行シーンはなかなかお気に入り。
  • グラフィックが美麗!これだけのレベルはなかなか無い。まるで映画のよう。
  • ゲームバランスが良好!ストーリーをなぞれば自然とクリアできる難易度。簡単とも言えるかも?
  • 操作性が良くストレス無し。意外とここは重要なポイントだと思う。
  • サブクエも含めれば余裕でクリアまで60時間ほどかかった。この価格でこのボリュームなら個人的には十二分に満足!
  • 良い意味でJRPGらしい大作!海外RPGでは作れない作品だと思う。PS5ユーザーなら遊ぶ価値あり。

 

FF16レビュー:ここがダメ!な気になる残念ポイント

逆にFF16で個人的に「ここがダメ!」と感じる気になる残念ポイントをご紹介しておきます。

  • 戦闘シーンがやや単調。もう少し深みがあると良かったが、難しくするとライトユーザーがクリアできないのでこのぐらいの難易度が妥当か。
  • 戦闘がアクション寄りすぎるのは個人的にやや微妙。強敵(ボス)との戦闘の際には、パーティ一丸となってケアルやプロテス、ポーションとか使いつつギリギリの戦いがしたかった。ちょっと簡単すぎ。
    ※1周目の難易度はあえて下げており、2週目のハードモードからが本番らしい
  • 戦闘時の味方キャラが空気。育成要素が薄いのは残念。
  • パーティー編成がしたかった。せめてトルガルの装備とかアビリティぐらいはいじりたかった。
  • 街中のキャラ移動速度が遅い。今後の改善に期待。隠れ家の移動も面倒。ミドに会いに行くのと植物園に行くのは苦痛。
  • チョコボでダッシュ移動の際にいちいちR2を押すのが面倒。アナログスティックの操作だけでダッシュさせてほしい。
  • リスキーモブ探すのが面倒。出現情報はオプションからいつでも見られるようにしてほしい。もしくは掲示板確認したらワールドマップに表示するとか。
  • 装備アイテム入手が簡単すぎてつまらない。もう少しアイテムの種類を増やしたり、強敵からレアドロップする仕組みなども欲しい。
  • やり込み要素が乏しい。
  • 属性要素を強化してほしい。火属性には氷属性が有効など。結局、エクスカリバー入手しても使ったのは一瞬だった。(攻撃力+属性攻撃力の仕組みなら、武器の持ち替えなども楽しめたのに…)
  • アビリティのセット機能/一括切り替え機能が欲しい。(ザコ敵一掃用/ボス用など)
  • 剣以外も装備したかった。それと武器の個性が少ない(攻撃エフェクトや固有技などで差別化してほしかった)
  • ジョブチェンジが無かった。
  • ミニマップ欲しい。でもトルガルは健気で好き。
  • チョコボレースとかブリッツボールとか、手軽に遊べるミニゲームも欲しかったかな。
  • エンディングはもう少しスッキリさせてほしかった。肯定派もいるが、否定派が多い印象。(自分もどちらかというと否定派)

 

FF16レビューまとめ:傑作とまでは言えないがPS5ユーザーなら遊ぶ価値のある大作!

FF16レビューまとめ:傑作とまでは言えないがPS5ユーザーなら遊ぶ価値のある大作!

FF16については、賛否両論あるのも分かりますし、自分も特に戦闘シーンについてはもう少し改善してほしいと感じる部分もあります。それでも、ここ最近のスクエニの駄作っぷり(FF15やBABYLON’S FALLなど)からすると、今作はまさに起死回生の一発だったと思います。

自分自身、もうスクエニはダメかな…と諦めかけていたのですが、FF16を遊んでみて「やっぱりJRPGは良いね!ストーリーも良いし演出も良い!しかもこれだけ美麗なグラフィックのゲームをお金かけて作れるスクエニは凄い!」と見直しました。ぜひ今作でガッツリ稼いで、今後も良い作品を定期的に出してほしいものです。

なお、ストーリーが一本道という点については、個人的には全く問題ないと思います。元々FFはそういうゲームですから。メティアやベアラー迫害の原因など、説明不足な点もありますが、FF15に比べれば随分分かりやすいストーリーだったと思いますし、道中の演出や人物描写などもそこそこ納得できるものだったと思います。

ただ、パーティーが編成できない、育成要素が乏しい、属性要素がない(あえて無くしているらしい)、アイテム入手が簡単すぎなどの部分は、やり込み前提のRPGとしてはいかがなものかと思います。1週目はストーリーを堪能してほしいとか、万人にエンディングを迎えてほしいという製作者側の意図なのかもしれませんが、せっかくのRPGなのであれば、もう少しなんとかならなかったのかなとやや不満に思ってしまいました。

とはいえ、個人的に最後のラスボス戦を迎えるまでは「これは傑作やな!」とテンションアゲアゲで楽しめました。ラスボス撃破するまでは。

どうしても腑に落ちないのがエンディングの部分。

ネタバレを避けるためにあえて書きませんが、あの曖昧な表現はもう少しなんとかならなかったのか。エンディングにもう少しストレートな表現を交えたムービーがもう数分あれば、個人的には神ゲーと感じていたかもしれません。わざわざ賛否両論巻き起こす必要ありますかね?「あなたの出した答え、それがFF16なのです!」とか言いたいんですかね?

クリア前は「FF16は傑作!スクエニ見直した!」という記事タイトルを考えていましたが、クリア後エンディングを迎えて「FF16は傑作とは言えないが大作!」と評価を下げ、表現を改めました。イメージ的には「クリア前:95点→クリア後:85点」といったところでしょうか。

とは言え、8,000円程度の価格でクリアまでに約60時間遊べ、映画のようなシーンを堪能できたFF16には、個人的に十二分に満足しています。Amazonのレビュー評価も☆4.1となっているので、遊んだ方はそこそこ満足している様子。

とりあえず、PS5ユーザーなら遊んでみて損はない大作JRPGでしょう。これだけ美麗なグラフィックで長時間楽しめるゲームはそうそう出ないと思います。それだけに、本当にエンディングの表現だけが悔やまれます。結果がバッドでもハッピーでも良いんです。もう少しすっきり終わらせてほしかったというのが本音。この胸のモヤモヤ感を何とかしてほしい!

もしも次作(FF17)があれば、ジョブチェンジや色んなキャラを入れ替えて遊びたいものです。あとコマンドバトルで各キャラ操作したい。時代の流れ的に無理なのかもしれんけど。

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