フロムソフトウェアと言えば「死にゲー」で有名。管理人も「ブラッドボーン(Bloodborne)」を遊んだことがあるのですが、あまりの理不尽な難しさに心折れ挫折した経験があります。
そんな「ブラッドボーン」もネットでの評価は非常に高いのですが、それでもAmazonでは☆5と☆1評価で真っ二つに分かれている辺りが【正に人を選ぶゲーム】と証明している気もします。
そのため正直言って「エルデンリング(ELDEN RING))」を購入するのにはかなり躊躇しました。
果たして「ブラッドボーン」に挫折した管理人が楽しめるのか。また理不尽な敵の強さにすぐゲームを投げ出してしまうのではないか。事前に予約はしていたものの、直前までキャンセルするかどうか悩んでいたほど。
しかし、発売前のレビューでは高評価が続出し、世界観もオープンワールドでファンタジー系と、「ブラッドボーン」とは違いを感じたので思い切って購入してみた次第です。
結果、予想以上にハマりました。
勿論、フロムソフトウェアらしい、良い意味での「死にゲー」体験は変わりませんが、初心者向けの救済措置もありますし、何より何度もトライを繰り返すことで少しずつ敵を倒して先にすすめるようになるのは、遊んでいてやりがいも感じます。
ただし、事前に上辺の高評価だけを読んで「死にゲー」という本質を理解せずに購入すると、「ゲームバランスが悪い!」「クソゲー!」と感じてしまうかもしれません。確かにそれは正しいです。
しかし、この「エルデンリング」は、何度も敵にやられながら動きや配置を見極め、自分に有利な状況に誘い出したりして一歩一歩前に進んでいくゲームです。そこを理解し、根気と時間さえあるなら、個人的には傑作かと思います。PS5版はロードも短く快適に遊べますので、じっくりゲームを楽しみたい方はぜひ遊んでみてくださいね。
エルデンリングは死にゲー。死ぬのを前提に何度も繰り返して遊ぶべし!
今回のエルデンリングも、従来のフロムソフトウェアのゲームの流れをくむ骨太な死にゲーに仕上がっています。
アクションゲーム上級者ならサクサク進めるでしょうが、こういった「死にゲー」初心者にとっては「敵強すぎ!」「ゲームバランス悪い!」などと感じるかもしれません。
しかしながら、いきなり敵に突っ込むのではなく、敵の配置を事前に確認して一体ずつおびき出して倒したり、敵同士を同士討ちさせたりするなど、よく考えて行動すればしっかり解決策が用意されていたりもします。
とにかく、初見の敵で死ぬのは当たり前。何度も繰り返していくと自然と敵の行動パターンが理解でき、スキが見つかります。そこをうまく攻撃して倒すようにすれば、今まで苦労していた敵も簡単に倒せるようになったりします。そういう【自分自身の戦闘スキルの成長が感じられる】のが、このゲームの一番の醍醐味ではないでしょう。
エルデンリングの死亡ペナルティは「ルーンをその場に落とす」というだけであり、それもうまく回収できればほぼペナルティはありません。基本的に何度も死にながら学習し、先に少しずつ進んでいくというゲームです。
そのため、新しい場所やボスに挑む前にはルーンを使い切っておくのがおすすめです。そうすれば死んでも特にペナルティもありませんし、繰り返し挑戦するにしても気が楽になりますよ。
強い敵はスルーも可能!馬とファストトラベルが用意されており広大なマップもストレスなく移動可能!PS5版ならロード時間も短い!
エルデンリングには従来のフロムソフトウェアの伝統を引き継ぎ、初見ではまず倒せない強敵も初期マップから配置されていたりします。
勿論、倒せるなら倒したほうが経験値も稼げてお得なのですが、ストーリーの進行上倒す必要があるボス敵以外は、馬などで突っ切ってスルーすることも可能。
結構早い段階から馬(霊馬トレント)を利用できるようになるので、移動のストレスは大幅に軽減されます。また、マップ上の特定ポイント(解放した祝福ポイント)にサクッと移動できるファストトラベルも用意されており、移動に関してはかなりストレスなく行える印象。また、PS5版ならロード時間もあっという間で快適ですよ。
広大なオープンワールドが圧倒的!先が見えないほどのボリュームに社会人の自分は震える
エルデンリングはオープンワールドのゲームとなっていますが、とにかくボリュームが圧倒的にすごいです。
自分も今までいくつかこういったオープンワールド系のゲームをいくつか遊んでいますが、お城などのマップ一つとっても非常に細部まで作りこまれており、「え?こんなところにも行けるの?」といった感じで、日々新たな発見があるのには驚かされます。
また、最初に見えるマップで終わりかと思っていたら、行けるエリアがどんどん広がっていっています。現時点でも十数時間遊んでいますが、まだやっと1体目の大ボスをクリアした段階。しかもほぼメインストーリーを中心に進めている状態でこのプレイ時間なので、サブクエスト的な洞窟などのクリアを目指すとなると、今のマップだけでもまだまだ遊べそう。
今後のストーリーの展開次第ではありますが、社会人の自分にとってはクリアまでにいくら時間がかかるのか恐ろしくて震えます。睡眠時間削られすぎてやばいです。
強敵に対峙する際の救済策が絶妙。NPCや遺灰、マルチプレイなどを活用しよう!レベルアップや武器の強化もお忘れなく!
エルデンリングは強敵と対峙する機会が多いですが、今作は救済措置もいろいろと用意されている印象。
例えば強敵に挑む前にはNPCを召喚できるようになっている場合も多いですし、遺灰を使って味方を増やすこともできます。最初の難関「忌み鬼マルギット」戦では、NPCの「魔術師のロジェール」が呼べるので、併せて遺灰を使えば「自分+ロジェール+霊クラゲ」の3キャラでボスに挑むことが可能。
運次第な部分はありますが、うまく立ち回ればボスの背後を取りやすくなり、意外とあっさり倒すことが出来ました。
他にも、レベルアップで割り振れるステータスですが、序盤は「生命力」を優先して振ると、HPが増えて死ににくくなります。攻撃力は武器の強化で稼ぎましょう。最初の武器も長く使えますし、途中から砥石が購入できるようになるので、まずはメインの武器を一つに絞ってしっかり強化するのがおすすめです。
また、マルチプレイで協力者を募集するのも良いかと思いますよ。
まとめ:エルデンリングは傑作だが、死にゲー初心者は覚悟を決めて購入を!
まだまだ序盤の段階ではありますが、以前遊んだ「ブラッドボーン」と比べると「エルデンリング」はずいぶん遊びやすく改良されており、個人的にはかなりハマっています。
大手レビューサイトでも軒並み高評価となっているのも頷ける感じ。以下の画像、一瞬コラ画像かと思いましたが、れっきとした本当の評価です。凄すぎ。
With this guidance in mind, undertake a new journey with us, Tarnished.
Pre-Order #ELDENRING: https://t.co/PTkxSAMqvh pic.twitter.com/DKJ0yWCqiq
— ELDEN RING (@ELDENRING) February 24, 2022
ただし、「死にゲー」初心者の方にとっては、根気強く遊ぶ覚悟が求められる点は理解しておいたほうが良いでしょう。一般的なFFなどのRPGのように、ストーリーを追えば自然とクリアできるというゲームではありません。NPCの手助けなどはありますが、基本的に自分自身の戦闘スキルを上げ、敵の行動パターンを見極め、何度もトライして倒していく必要があります。これを楽しい・やりがいがあると思えるかどうかが評価の分かれるポイントかと思います。やや人を選ぶゲームバランスではありますが、マルチプレイも用意されているので、ぜひ気になる方は手に取って遊んでみてくださいね。
いずれゲームクリアしたらまた追記したいと思いますが、現時点ではフロムソフトウェアの「死にゲー」初心者の管理人でも、なんとかボスをクリアできています。何度も倒されながら敵のパターンを読み、うまく攻撃して倒せた時の爽快感は凄いです。サブクエストも充実しており、アイテムの収集や強化などなど、かなり長い時間楽しめそうな印象。
ゲームの世界観・広大なマップと作り込み・ファストトラベル採用での移動のストレスの無さ・アイテム収集・キャラクター育成などなど、本当に遊んでいて楽しいです。「エルデンリング」は傑作ですね。本当に買って良かった。
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