本日はSOUNDPEATS様より、最新の完全ワイヤレスイヤホン「Truengine SE」を提供いただきましたのでご紹介したいと思います。
このSOUNDPEATS「Truengine SE」ですが、最近流行の左右独立した完全ワイヤレスイヤホンで、Qualcommのチップセット「QCC3020」を搭載し、Bluetooth 5.0対応で安定した接続環境を実現しているほか、「Snapdragon 855」チップ搭載のスマホと接続すると、左右イヤホンへそれぞれデータを伝送する最新の「True Wireless Stereo Plus(TWS Plus)」にも対応していることが大きな特徴。
これだけ高機能ながら、5,000円台と比較的安価な価格設定となっているのは嬉しいポイント。勿論、肝心の音質も万人受けするフラットで良好な音質となっており、エイジングなどもなく一聴して「あ、音がいい、、、」と率直に感じました。(同社の従来の製品と比較して)
お世辞抜きで、個人的になかなか高評価なワイヤレスイヤホンだと思います。
SOUNDPEATS Truengine SE:セット内容
SOUNDPEATS「Truengine SE」のセット内容は以下の通り。
- イヤホン本体×1
- 充電用ケース×1
- イヤーピース:L/M/S ×各2(Mは本体に装着済み)
- 充電用MicroUSBケーブル×1
- ユーザーズガイド
SOUNDPEATS「Truengine SE」の特徴
SOUNDPEATS「Truengine SE」の特徴は以下の通り。
【SOUNDPEATS独自開発の洗練されたサウンド】
左右それぞれに高音域強化ドライバーと低音域強化ドライバーの2基を搭載し、高水準なスピーカーに広く使われるベリリウムメッキツイーターを採用。これにより音の歪みを最小限に抑えつつ、伸びやかな高域の再生を実現しました。完全ワイヤレスイヤホン × ダイナミック型デュアルドライバー × ツーウェイクロスオーバーの唯一無二の構造より、高・中・低の三音域が非常にバランス良く再生され、きめ細かなサウンドが再現されます。
【完全ワイヤレスイヤホンの音切れ・音飛び対策の新技術(TWS Plus)採用】
Qualcomm独自の左右独立通信テクノロジー「TrueWireless Stereo Plus」(TWS Plus)に対応。TWS Plus対応スマートフォンを使用することにより左右のイヤホンが独立してスマートフォンに接続され、左右間の通信が無くなることで信号伝送の安定性が上がり、より接続が切れにくく、さらに長時間の連続再生を実現することができます。TWS Plus非対応の場合、下位技術である「TWS」での接続となります。また、Bluetooth 5.0接続となるため、通信速度/範囲が飛躍的に向上し、旧バージョンよりクリアな音質、低遅延、安定性を発揮します。
※TWS Plusへの対応状況はスマホによって異なります。詳細は各メーカーの解説ページ等でご確認ください。
【連続再生6時間以上の長時間再生】
クアルコム社最新の省電力Bluetoothチップセット「QCC3020」を採用。片側5.3gの小型軽量なイヤホンながら圧倒的なバッテリー持続時間を実現しました。イヤフォン本体だけで6時間以上の連続再生が可能で、付属の充電ケースで約3.5回の満充電ができ、最大約27時間の長時間再生に対応します。さらに15分間の充電で2時間連続再生可能な急速充電に対応。バッテリー切れに悩まされることなく、毎日快適に使用可能です。
【iPhone・Androidの両ユーザーにおすすめ】
AACとaptXの高音質コーデックに対応し、遅延が少なくより高音質な音楽再生が利用できます。
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【CVC8.0ノイズキャンセル】
CVC8.0ノイズキャンセリング技術搭載により、通話中の雑音や周囲のノイズを抑制し、相手の声も聞き取りやすくなり、快適な通話を実現します。
【高性能をもっと快適、簡単に】
スマホとのペアリングも簡単。一度ペアリングすればケースから取り出すだけで自動接続されるので、快適に音楽を楽しめます。
【3秒で片耳/両耳モードに自由に切替え可能】
片耳でも両耳でも使用可能。左右どちらかのイヤホンを取り出せば自動的に片耳モードになります。片耳接続後、もう片方のイヤホンを充電ケースから取り出すだけで両耳モードへの切り替えが自動に開始されます。接続切れなく音楽を再生し続けることが可能です。
SOUNDPEATS Truengine SE:製品仕様
SOUNDPEATS「Truengine SE」の製品仕様は以下の通り。
- ドライバー構成:デュアル ダイナミック ドライバー
- クロスオーバー:2WAY クロスオーバーネットワーク
- 搭載SoC:Qualcomm社製QCC3020
- 対応コーデック:aptX、AAC、SBC
- 接続方式:TWS,TWS Plus
- 通信方式:Bluetooth ver.5.0
- 防水性能:IPX4相当
- 再生時間:6時間以上(ケースとの組み合わせで計27時間以上)
- サイズ:26*30*19mm
- 重さ(イヤホン/片耳):5.3g
- PSE認証済 & 技適認証済
SOUNDPEATS Truengine SE:外観レビュー
それではここから、SOUNDPEATS「Truengine SE」の外観レビューをご紹介していきます。
SOUNDPEATS「Truengine SE」ですが、イヤホンと充電器がセットになっており、一度ペアリング作業が完了すれば、以後はケースから取り出すだけで電源オン&スマホとのペアリングが自動で行われます。使い終わったらケースに収納することでイヤホンの電源オフ&充電が開始されるので非常に便利。
イヤホンをケースから取り出すと、このようにLEDインジケーターが白色に点灯し、電源オンになっていることがすぐに分かります。ペアリング済みのスマホがあれば、取り出した時点ですぐに自動的にペアリングされます。
SOUNDPEATS「Truengine SE」にはS/M/Lのイヤーピースが付属しています。Mサイズが初期装着です。カナル型のイヤーピースでフィット感は良好ですね。
イヤホン本体部分のアップ写真です。SOUNDPEATS独自のデュアルドライバー構造が特徴的。
イヤホン周囲はしっとりした触り心地のラバー素材で覆われており、個人的にはかなり気に入りました。ボタンの押し心地も良好ですね。タッチタイプではなく、通常の押し込むボタンタイプです。
イヤーピースを取り外したところ。クリアな素材でドライバー部分が見えるのは興味深い仕上げです。
きちんとイヤホン本体にはL/R表記もあって分かりやすいですね。
手に持ってみたところ。非常にコンパクトで軽い(片耳5.3g)です。周囲の素材も柔らかく、個人的には好印象。
ケース本体はMicroUSB端子での充電となります。以前レビューさせてもらった「Truengine2」はUSB-C端子だったので、ここはやや残念なポイントです。なお、ケースの裏面にはしっかり技適のマークも入っています。日本国内でも安心して使用可能です。ケースもラバー素材で覆われています。
SOUNDPEATS Truengine SE:基本的な操作/初期化方法&iPhoneとのBluetoothペアリング方法解説
SOUNDPEATS「Truengine SE」の基本的な操作方法と、iPhoneとのペアリング方法を解説しておきます。
「Truengine SE」は、音楽の再生・停止・早送り・巻き戻し、受電・着信拒否など、様々な操作を1つのボタンで操作できます。完全ワイヤレスイヤホンを初めて使用する方でも簡単に操作できるでしょう。
■音楽モードの操作方法
電源ON:充電ケースからイヤホンを取り出すと自動でオン、手動の場合はマルチボタンを1.5秒長押し
電源OFF:充電ケースにイヤホンをセットすると自動でオフ、手動の場合はマルチボタンを8秒長押し
音楽再生/停止:イヤホン(LまたはR)のマルチボタンを2回押す
1曲送り:イヤホン(R)のマルチボタンを1.5秒長押し
1曲戻し:イヤホン(L)のマルチボタンを1.5秒長押し
■音量調整
音量「+」:イヤホン(R)のマルチボタンを2回押す
音量「-」:イヤホン(L)のマルチボタンを2回押す
■ハンズフリー機能
電話に出る:マルチボタンを1回押す
電話を切る:マルチボタンを1回押す
電話を拒否:マルチボタンを1.5秒長押し
通話の切り替え:マルチボタンを2秒長押し
音声アシスタントを起動:イヤホン(LまたはR)のマルチボタンを3回押す
■手動ペアリングモード
マルチボタンを5秒長押し
■「Truengine SE」の初期化方法
もしも「Truengine SE」の音が出ない、ペアリングがうまく出来ない場合は、一旦初期化してみましょう。
まずは両方のイヤホンを一旦充電ケースにセットし、充電中状態を確認します。その後マルチボタンを同時に5秒長押しします。すると白いランプが2回点滅。これでイヤホンの初期化は完了です。同時に長押しという点にご注意ください。
iPhoneと「Truengine SE」のBluetooth接続/ペアリング方法解説
iPhoneと「Truengine SE」のBluetooth接続/ペアリング方法について解説しておきます。
まずは【両耳モード】での使用について。
■初めて使う際のペアリング方法
- 充電ケースの蓋を開けてイヤホンを取り出します。するとイヤホンが自動的に電源オンになります。
- 左右のイヤホンが自動的にBluetoothペアリング状態になり、まずは左右イヤホンのペアリングが行われます。
- その後左耳イヤホンのインジケーターが消灯し、右耳イヤホンのLEDインジケーターが赤白交互に点滅します。その際に「ペアリング」の音声が流れます。これで「Truengine SE」がペアリング待ちの状態になりました。
- その後iPhoneのBluetooth設定画面(設定>Bluetooth)を開き、接続先リストより“SOUNDPEATS Truengine SE”を選択してください。
- “Headset”(Androidの場合は“SOUNDPEATS Truengine SE L”)のペアリングを求められた際には許可してください。
- 以上でiPhoneとのペアリングは完了です。後は音楽を存分に楽しみましょう。
■2回目以降の使用
充電ケースの蓋を開けるだけで、左右のイヤホンが自動的にペアリングされ、最後に接続していたBluetooth機器に再接続されます。
【片耳モード】での使用は、上記のデバイスとのペアリングが完了していれば、後は一旦イヤホンを充電ケースに入れ、その後必要なイヤホンを片方だけ取り出せばOKです。もしも音が聞こえない場合は、「設定>Bluetooth」を開き、きちんとペアリングが完了しているか確認してみてください。
SOUNDPEATS Truengine SE:レビューまとめ!
それではここから、SOUNDPEATS「Truengine SE」のレビューをまとめていきたいと思います。
このSOUNDPEATS「Truengine SE」ですが、一聴してまず感じたのは「音が良いな」というのが正直な感想。イヤホンによってはある程度エイジングして音を馴染ませたり、装着するポジションやイヤーピースのサイズを調節したりして最適なリスニングポイントを探すのが重要だったりするのですが、このSOUNDPEATS「Truengine SE」はスッと耳に装着しただけで低音から高音までフラットな良い音が響いてきました。これは好印象です。
全体的に低音/中音/高音がそれぞれバランスよく出ており、万人受けする聴きやすい音質だと思います。低音の迫力もありつつ、ハイハットなどの高音もしっかり出ています。ややシャリシャリしたサウンドではありますが、耳に刺さるような過度な高音ではありません。低音についてもソリッドというよりは丸みを帯びた音質ですね。ボーカルも他の音に埋もれることなくしっかり聴こえます。これは最近視聴してきた各社のイヤホンの中でも、個人的には非常に良いバランスの味付けだと感じました。
音の質感もこの価格帯ならかなり頑張っていると思います。メタルやロック系のギターの音色はなかなか良いですし、JAZZを視聴してもウッドベースの質感はなかなかのものでした。サックスも良い音が出ていましたよ。
音の奥行きに関しても十分感じられますが、これは以前レビューさせてもらった「Truengine2」の方がしっかり感じられる印象ではありました。音質についても「Truengine2」の方がソリッドな低音域とやや控えめな高音域で、聴き比べると随分音質が異なる印象です。好みの問題ではありますが、ロックやジャズなら「Truengine2」の方が良い場合もあるかもしれません。
それでも5,000円程度の価格で考えると、個人的に「Truengine SE」はかなり満足できるイヤホンに仕上がっていると思います。装着感もラバー素材でしっとりした触り心地でフィット具合も良好。イヤーフックは無いので激しい運動には不向きですが、ウォーキング程度なら外れそうな感じはありませんでした。IPX4の防水仕様なので、多少の雨程度なら大丈夫そうですね。
また、専用の充電ケースも一度スマホとペアリングが完了していれば、以後は専用ケースに出し入れするだけで自動的に電源オン/オフになりますし、ケースに収納すれば自動的に充電も行われるので非常に便利。ケースにはケース自体のバッテリー残量を一目で確認できるLEDインジケーターも付いており、個人的には使い勝手については全く問題ありません。
唯一気になるのは充電ポートがMicroUSBという点ですが、そうそう頻繁に充電することもないですし、そこまで目くじらを立てるほどの欠点ではないでしょう。なお、メーカー様より近日中にUSB-Cにポートを改良したモデルを準備しているとの情報を頂きました。気になる方はもう少し待ってみるのも良いかもしれません。
また、使用中、稀にケースから取り出したときに片方のイヤホンがスマホとペアリングされない不具合がありましたが、一旦両方をケースに戻し、再度取り出すと問題なく使用できました。視聴中の音切れなどは現状気になりません。
まとめると、音質はフラット傾向で万人受けする音作りで個人的には好印象。あえて言うなら“BOSE”社的な音色とでも言いましょうか、丸みを帯びた豊かな低音と伸びやかな高音の味付けは、自分的にはかなり好みの音質です。やや高音域が出過ぎている印象もありますが、耳障りというほどではありません。イヤホン本体はラバー素材で覆われておりフィット感も良く、ボタンの操作も快適で、充電ケースの使用感も良好です。
とにかく5,000円台で買えるイヤホンとして考えれば、総合的に十分満足できる製品に仕上がっていると思います。一昔前に比べれば完全ワイヤレスイヤホンでここまで音が良く、かつそこそこ安価に買えるとなると、非常に良い時代になったものだとちょっと感心してしまいました。
という事で、もしも手軽に聴ける完全ワイヤレスイヤホンをお探しなら、ぜひ検討してみてくださいね。また、Androidの「Snapdragon 845」以上のチップを搭載した機種で「TWS Plus」に対応しているなら、より検討の価値があるでしょう。この価格帯で「TWS Plus」機能を搭載しているイヤホンはまだ少ないので、これも重要な購入指標になるかもしれませんね。
以上、SOUNDPEATS「Truengine SE」のレビューでした。新年早々、なかなか良いイヤホンに出会えてちょっと嬉しいです。
おまけ:最近聴いているおすすめアルバム(主に洋楽HR/HM)
最後に蛇足ですが、最近管理人がハマっているおすすめの洋楽HR/HMのアルバムをご紹介しておきます。Apple MusicやYouTube Musicなどを契約している方はぜひ聴いてみてくださいね。
まずはBlock Busterのデビューアルバム「Losing Gravity」、非常に聞きやすいメロディアスなハードロックです。これは良いですよ!
続いてもメロディアスなロックファンなら思わずにやけてしまうEdge of Foreverの「Native Soul」、個人的には早くも今年のお気に入りアルバムベスト10に入りそうな勢いです。
Defiantsは、デンジャー・デンジャーの2代目ヴォーカリストとして約12年間バンドに在籍したポール・レイン< Vo, G>と同じく2代目のギタリストとして在籍しているロブ・マルチェロ< G>、そして、メイン・ソングライターとしても手腕を発揮しているブルーノ・ラヴェルの3人が結成した3ピース・メロディック・ロック・プロジェクト。デンジャー・デンジャーよりもデンジャー・デンジャーらしい印象すら受けます。このセカンドアルバム「Zokusho(続章)」は、とにかくメロディの宝庫で非常に聞きやすい!日本をかなり意識しているアルバムではあるのでしょうが、良いものは良い。
最近ハマっているヘビメタバンドが、こちらのスイサイダル・エンジェルズ。スレイヤーが活動停止ということで非常にショックを受けていたのですが、良い意味でスレイヤーを想起する骨太なスラッシュメタルサウンドは一発で気に入りました。この「イヤーズ・オブ・アグレッション」は素晴らしい仕上がりだと思います。
最後はBABYMETALのニューアルバム「METAL GALAXY」です。様々なスタイルの音楽が詰め込まれている今作、自分的には微妙に感じる部分もあるのですが、Elevator Girl、Distortionはかなりの名曲だと思いますし、最後のStarlight~Shine~Arkadiaの流れは最高ですね。とりあえず洋楽好きにもぜひ一度は聴いてみてほしいなかなかの名盤だと思います。それにしてもボーカル「SU-METAL」は本当に良い声をしていますね。これは逸材ですわ。
コメント
何と比べて音質良好!で「あ、音がいい、、、」のでしょうか?
レビューでは提供いただいた低価格物しか見当たらないのですが?
一度試しに1万円以上できれば2万円前後のイヤホン、ヘッドホンをお試しください。
ちょっとこれは、5000円とか3980円とか買えないわ(笑)コスパ悪すぎて(笑)。
となると思いますよ。
まあ、頂き物ならコスパ最強には違いないとも言えますが。
コメントありがとうございます。
あくまでも5,000円程度の価格帯のイヤホンで比較すれば、十分な音質かとは思いますよ。
勿論、BOSEのイヤホンやスピーカー、その他レビューしていない多数の機器もあります。そしてそれらと比べて同等とは言いません。
今回は上手く表現が伝わらなかったようで申し訳ないです。
>よっしー様
初めて書き込みさせていただきます。いつも記事を参考にさせていただいております。
今回のイヤホン、タイムセールだったのでついつい購入におよんでしましました。
紹介記事にある色々なアピールポイントにも惹かれるものがありますが、
TWS Plus対応としては非常に安価な製品あるのが凄いと考えました。
ただ、QCC3020の評判があまり良くないものが多いようで、接続の不安定さが心配になります。
音質についてこだわる方の書き込みがあるようですが、あくまで価格帯相応かどうかが重要であって
高価な製品により良いものが存在するのは仕方がないことでしょう。
今後とも興味深い情報を期待しつつ、お目汚しを失礼いたしました。
コメントありがとうございます。
音質の件はこちらも言葉足らずで申し訳なかったと反省しております。今後はもう少し的確な表現に努めていきたいと思います。
現状同社の製品で比較すれば、随分と音質や操作性、質感は高まっており、個人的には評価できる製品だと思います。
また、接続面でも私が使っている状態では、初回のイヤホンのペアリング時に片耳しかされない場合が稀にありますが、一度ケースに戻せば回復しました。
視聴時の音切れなどは現状感じません。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。