Windows 11 22H2でファイル転送が最大40%遅くなる不具合が発生

Windows 11 22H2でファイル転送が最大40%遅くなる不具合が発生 Windows 11
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Windows 11 2022 Update(バージョン 22H2)で、大きなファイルの転送速度が最大40%ほど遅くなる不具合が発生していることが判明しました。

この不具合は数GBと大きなファイルの転送に影響し、スループットを最大40%低下させる可能性があるとの事。なお、この問題は、Windows 11 2022 Update(バージョン 22H2)固有のものとされています。

マイクロソフトのNed Pyle氏は、「22H2では、リモートコンピュータからWindows 11コンピュータに大きなファイルをコピーする際に、パフォーマンスが低下します。大きな(数GBの)ファイルをコピー(読み込み)する場合、SMB経由のスループットが40%も低下する可能性があります。同じファイルを22H2ではないマシンにコピーする(書き込み)場合は、この問題は発生しません。」と説明しています。

他にも、この問題はSMBのコード内にあるのではないが、SMBを利用した際にこの問題に気付く可能性が高いとも説明。ユーザーは、大きなローカルファイルを転送しようとしたときにも、同様の速度低下不具合に遭遇する可能性も指摘されています。

 

なお、この問題を回避することは可能で、Pyle氏は上記の投稿の中でその手順を解説しており、robocopy または xcopy を /J (unbuffered IO) パラメータとともに使用することを推奨しています。

robocopy \\someserver\someshare c:\somefolder somefile.ned /J

 

意外と多いWindows 11 2022 Update(バージョン 22H2)に関連する不具合ですが、ファイルコピーに影響するとなると意外と広範なユーザーが不便するかもしれません。マイクロソフトには早急な対処をお願いしたいものです。

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