Windows 11 23H2にオプションパッチ「KB5043145」が配信開始!Copilotキーカスタムなどの新機能追加やバッテリー消費の不具合修正など!必要に応じてインストールを

Windows 11 23H2/22H2:10月の更新パッチ適用でSSH接続ができなくなる不具合が発生中 Windows 11
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Microsoftは、Windows 11 バージョン22H2/23H2を実行しているPC向けに、追加のオプションパッチ(通称“C”パッチ)「KB5044380」の配信を開始しました。

今回のオプションパッチ「KB5044380」では、新機能として、オンスクリーンキーボードに新しいゲームパッドキーボードレイアウトが追加、特定のアプリからの通知をオフにする提案を停止できるように、スタートメニューの「すべてのアプリ」が「すべて」という新しい名前に変更、新しいナレーターのショートカットが追加、Copilotキーのカスタマイズが可能になるなど、多数の新機能が追加されています。

また、デバイスが「モダンスタンバイ」中に過剰にバッテリーを消費する問題の修正、Outlookの会議リマインダーを選択した際、Teams会議に参加できない問題の修正、複合機をUSBケーブルで接続した際に、特定のネットワークコマンドのテキストが印刷されてしまう不具合の修正、デバイスのメモリリークにより、アプリが応答しなくなる不具合の修正、WebView2アプリがXbox 360やBluetoothコントローラーからの入力を検出しない問題の修正など、多数の不具合修正も行われています。

なお、「KB5044380」はセキュリティ修正を含まない定例外のオプションパッチであり、特に問題が発生していない場合は無理にインストールする必要はありません。必要に応じてインストール作業を行ってください。

「KB5044380」の内容と共にキュリティ更新を含む次回の月例パッチは11月13日(水)に配信予定です。

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「KB5044380」のアップデート内容

以下は、この「KB5044380」をインストールしたときに、この更新プログラムで解決される主な問題の概要です。新しい機能がある場合は、それもリストされます。

段階的なロールアウト

これらの機能は段階的に展開されるため、すべてのユーザーがすぐには利用できない場合があります。

  • 【ゲームパッドキーボード】New! このアップデートにより、オンスクリーンキーボードに新しいゲームパッドキーボードレイアウトの展開が開始されます。これを使えば、Xboxコントローラーを使って画面上を移動し、文字入力ができます。また、ボタンのショートカットも利用可能で、Xボタンがバックスペース、Yボタンがスペースキーとして機能します。より快適に操作できるように、キーボードのキーは縦に揃えられています。
  • 【通知】New! 特定のアプリからの通知をオフにする提案を停止できるようになりました。通知内の省略記号(…)を選択し、提案をオフにします。または、「設定 > システム > 通知」に進み、そこでオフにすることも可能です。送信者リストにある「通知の提案」を探して設定します。このエントリは、通知を受信した後にリストに表示されます。
  • 【スタートメニュー】New! 「すべてのアプリ」が「すべて」という新しい名前になりました。
  • 【ナレーター】
    New! 新しいナレーターのショートカットが追加されました。ナレーターキー + Ctrl + Xを押すと、ナレーターが最後に読み上げた内容をクリップボードにコピーできます。このショートカットは、コードや数字などのコンテンツを素早くコピーしたいときに便利です。
    New! 新しいOutlookでは、メールメッセージの内容が自動的に読み上げられるようになりました。これは従来のOutlookと同様の動作です。

 

通常の展開

以下は更新適用後、すぐに利用可能になります。

  • 【Copilotキーの設定】New! キーボードのCopilotキーを設定できるようになりました。新しいデバイスでは、このキーを押すとCopilotアプリが開きます。Microsoft Entra IDを使ってアカウントにサインインしている場合、このキーを押すとM365アプリが開きます。別のアプリを開くように設定したり、検索を開くようにすることも可能です。これを行うには、「設定 > 個人用設定 > テキスト入力」に進んでください。別のアプリを開くように設定するには、そのアプリがMSIXパッケージに署名されている必要があります。これにより、アプリがセキュリティとプライバシーの基準を満たし、安全性が確保されます。PCのキーボードにCopilotキーがない場合、この設定を変更しても機能しません。
  • 【バッテリー使用】デバイスが「モダンスタンバイ」中に、過剰にバッテリーを消費する問題を修正しました。
  • 【Microsoft Teams】Outlookの会議リマインダーを選択した際、Teams会議に参加できない問題を修正しました。
  • 【製品の認証電話番号】いくつかの地域向けに新しい電話番号が追加されました。
  • 【複合機(MFP)】USBケーブルで接続した際に、特定のネットワークコマンドのテキストが印刷されてしまう問題を修正しました。
  • 【vmswitch】vmswitchがストップエラーを引き起こす問題を修正しました。これは、仮想マシン(VM)で2つの仮想スイッチを使用して、負荷分散とフェイルオーバー(LBFO)のチーミングを行う際に発生します。この場合、1つの仮想スイッチが単一ルートI/O仮想化(SR-IOV)を使用しています。
  • 【コレクターセット】起動時やセットがアクティブな状態で例外が発生した場合、コレクターセットが正しく閉じない問題を修正しました。このため、コレクターセットを停止するコマンドが応答しなくなることがありました。
  • 【国とオペレーター設定資産(COSA)】特定のモバイルオペレーター向けのプロファイルが最新の状態に更新されました。
  • 【Windows Hello for Business】資格情報画面の「PINを忘れた場合」リンクを選択すると、PINリセットが機能しない問題を修正しました。
  • 【Windows Kernel Vulnerable Driver Blocklistファイル(DriverSiPolicy.p7b)】このアップデートにより、脆弱なドライバーを持ち込む(BYOVD)攻撃のリスクがあるドライバーのリストが追加されました。
  • 【WebView2アプリ】WebView2アプリがXbox 360やBluetoothコントローラーからの入力を検出しない問題を修正しました。
  • 【Bluetooth】デバイスのメモリリークにより、アプリが応答しなくなる問題を修正しました。

以前のアップデートをインストールした場合、このパッケージに含まれる新しいアップデートのみがダウンロードされ、デバイスにインストールされます。

「KB5044380」の既知の不具合

「KB5044380」では、現状既知の不具合情報は入っておりません。今後も、不具合情報が入り次第追記いたします。

 

Windows 11 23H2:「KB5044380」のダウンロード&インストール方法

Windows 11 23H2向けのオプションパッチ「KB5044380」のダウンロード&インストール方法は以下の通りです。
※あくまでも“オプションパッチ”のため、必要に応じてインストール作業を行ってください。

  • Windows Updateの「更新プログラムのチェック」から入手
  • Microsoft Update Catalogから更新プログラムをダウンロード

 

Windows Updateの「更新プログラムのチェック」から入手する場合は、以下の通り作業してください。

まずは「設定」アプリを開き、最下段の「Windows Update」を開きます。

表示されている「2024-10 x64 ベース システム用 Windows 11 Version 23H2 の累積更新プログラム (KB5044380)が利用可能です。」の下にある【ダウンロードとインストール】をクリックします。表示されない場合は【更新プログラムのチェック】をクリックしてください。

Windows 11 23H2:「KB5043145」のダウンロード&インストール方法

その他のオプションにある「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」をオンにしておくと、迅速に最新のデータが入手可能です。興味のある方はオンにしておきましょう。なお、不具合が気になる方にはオフが推奨です。

 

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