最近は昔のゲーム筐体を小型化し、多数のソフトをまとめて安価に提供するのが流行っていますが、ついにSEGAも公式にメガドラの名作ソフト42本をまとめた「メガドライブミニ」を発売してくれました!
個人的にSEGAにハマったのがメガドラからであり、ファミコンやスーパーファミコンとは一線を画す、やや硬派な初心者お断り的なゲームが多かったのが、当時小学生の自分には非常に新鮮に感じた覚えがあります。
今回の「メガドライブミニ」には、当時大人気だった名作ゲームだけでなく、なんと「ダライアス」と「テトリス」の2本が新規に開発され移植されています。マニアにとってはこれだけでも買う価値があるかもしれませんね。
メガドライブミニのセット内容
メガドライブミニのセット内容は以下の通り。
- 本体:1台
- コントローラー:1個
- ハイスピードHDMIケーブル:1本
- USBケーブル(電源供給用):1本
- 取扱説明書・保証書
※コントローラーが2個付属した「メガドライブミニW」もあります。
※電源は別途用意する必要があります。スマホの充電器も流用可能ですが、無い場合は以下のような製品を用意すると良いでしょう。
メガドライブミニ:外観レビュー
「メガドライブミニ」の外観をご紹介しておきます。
見た目は「メガドライブ」がそのまま再現されています。カートリッジを挿して使えないのは残念ですが、きちんとカートリッジ部分の蓋は開閉します。
音量ボタンこそギミックですが、きちんと上下移動は可能。パワーオンオフとリセットスイッチはきちんど動作します。
コントローラーはUSB接続。
背面はこんな感じ。テレビとの接続はHDMI。電源供給にはmicroUSBが利用されています。
ケーブルはHDMIに進化!当たり前か。
電源供給はUSBケーブルで行います。スマホ用の充電器などが流用可能ですが、何も手持ちに無い場合は別途用意する必要がある点はご注意を。
コントローラーは使いやすい6ボタンタイプ。ストリートファイターⅡなどを遊ぶには最適ですね。ボタンの押し心地や反応も文句なしです。
右上部分には「MODE」ボタンがあります。ゲームを遊んでいる際にここを押せば、任意の場所でゲームのセーブが可能。これで難しいゲームもじっくり攻略することが出来ますね。
メガドライブミニ:実機レビュー。ドット絵が懐かしいが、ゲームの素晴らしさは今でも十分楽しめる!
さてさて、ここからは簡単に実際に「メガドライブミニ」で遊んでみた感想をまとめておきます。
早速電源をオンにしてタイトル一覧が表示されると、まず“42タイトル”という数の多さに圧倒されました。これだけ入って6,980円(税別)というのは、個人的には超バーゲンプライスだと思います。
左上の【設定】に入ると、以下の画面が表示されます。【言語設定】を変えると、海外向けのバージョンが遊べたりもするようですよ。スクリーン設定や壁紙の設定なども可能です。
なかでも【スクリーン設定】にある「CRTフィルター」はぜひオンにしておきましょう。これによってクッキリしたドット絵がブラウン管モニタ風に調節され、当時の映像表現により近づくと共に、適度に映像が滲んむことで見やすくもなりますよ。
【スクリーン設定】を開いたら、コントローラーの【①C】ボタンを押して“CRTフィルターをオン”にします。続いて【②A】で決定し、最後に【③メニューに戻る】を選択すればOKです。
※好みもあると思うので、不要だと思ったらオフにしてくださいね。
タイトル画面コントローラーの【B】ボタンを押せば、このように背表紙でタイトルを一覧表示させることも可能。懐かしく涙が出そうです。ちなみにこのうちの1/3くらいは、今でも普通に家にあります。
実際にいくつかゲームを遊んでみましたが、最初「CRTフィルター:オフ」で遊ぶと、粗いドット絵のゲーム画面に違和感を感じました。昔の解像度の低い小さなブラウン管テレビでは全く感じませんでしたが、さすがに55インチ液晶テレビに映すと、かなり粗さは気になりますね。
続いて「CRTフィルター」をオンにして遊んでみると、、、これよこれ!当時の雰囲気が上手く再現されており、かつドットの粗さも目立ちにくくなってかなり良い感じに!文字も読みやすくなって素晴らしい!
好みの問題もあるとは思いますが、ぜひ一度「CRTフィルター」をオンにして遊んでみてくださいね!
そして「メガドライブミニ」では、コントローラー右上にある「MODE」ボタンを押すことで、任意の場所でセーブが行えるようになっています。これによって難しいゲームも少しずつ進め、ゲームクリアすることが可能となるでしょう。難しいゲームが多いMDにおいて、これは神機能だと思います。ありがてぇ。
ちなみに今でも「メガドライブ」や「メガCD」は所有していますし、多数のカートリッジもそのまま保管してあります。可能であれば当時のカートリッジを「メガドライブミニ」に挿せて遊べたら最高だったんですけど、まあそこはしょうがない。とにかく当時の名作がこうやって復刻し、手ごろな価格でHDMIケーブルを介して遊べるようになっただけでも感動ものです。
以下、個人的にハマっていたゲームをいくつかご紹介しておきます。
メガドラの中でも当時一番ハマったのは、シューティングゲームの「サンダーフォースシリーズ」です。メガドラミニに入っているのは「サンダーフォースⅢ」ですが、これは個人的に神ゲー。兵装を随時切り替えながら敵弾をかいくぐり、ステージを攻略していくのは非常に燃えたものです。最近は横スクロールのシューティングゲームはほぼ壊滅状態ですが、今遊んでも十分楽しめますね。敵の配置を覚え、それに合わせて兵装を切り替える必要がありますが、徐々に先に進めていく達成感は今でも一線級だと思います。
「ストリートファイターⅡダッシュプラス」は格闘ゲームの元祖とも言えるソフト。当時ゲーセンで昇龍拳が出せずに涙したのも今は良い思い出です。当時のスペックでここまで音声を再現しているのは、今聞くと改めて凄いなと思います。ちょっと遊ぶつもりが普通にやり込んでしまいました。
「ベア・ナックルII」はファイナルファイトのパクリゲーみたいな感じですが、こちらも当時はかなりハマりました。最近はこんな横スクロールのシンプルなアクションゲームはあまりないと思うので、ぜひ一度じっくり遊んでみてください。
「スペースハリアーⅡ」は、当時のハードスペックでここまで3Dを表現しているのは今遊んでも凄いと思います。ある意味伝説的なゲームなので、難しいですがぜひ挑戦してみてくださいね。ちなみにタイトル部分で【A】ボタンを押すとオプション画面が開きます。ここで【Rapid Fire】を【ON】にすれば、ボタンを押すだけで連射が可能となります。難易度も調節可能ですよ。
「大魔界村」は当時一斉を風靡したアクションゲーム。かなり難しいですが、今でも十分楽しめるゲームだと思います。遊んだことが無い方はぜひどうぞ。
「コラムス」は発売当時かなりハマったパズルゲームです。「ぷよぷよ」と異なり、3つの連続した宝石を入れ替えて並べていくのがかなり頭を使います。暇つぶしにおすすめ!
「武者アレスタ」は、縦スクロールデューティングゲームの名作ですね。こちらもちょっと遊ぶつもりが、ついついやり込んでしまいました。東亜プランという会社名を聞いたことがあるなら、必ず遊ぶべき名作です。
「シャイニング・フォース」は、メガドライブでリリースされた貴重なRPG系のオリジナルゲーム。タクティクスRPGとジャンル分けされています。「ファイアーエンブレム」に似た感じもありますが、「シャイニング・フォース」も独特の絵柄と絶妙なゲームバランスで個人的にはかなりハマった覚えがあります。ぜひじっくり遊んでみてほしいゲームですね。なかなかの名作です。
「ランドストーカー」も、「シャイニング・フォース」と同じクライマックスが開発しているアクションRPGです。こちらも当時はかなりハマって遊んでいた覚えがあります。クライマックスは総じて良質なオリジナルゲームを提供してくれている印象。メガドライブにクライマックスが関わっていなかったら、ほとんどアーケード系ゲームの移植しか無かったかもしれません。
「ソニック・ザ・ヘッジホッグ2」は言わずとしれたSEGAを代表する看板キャラクターゲーム。2作目ですが、相棒のテイルスも登場し、かなりの名作に仕上がっています。ちなみに「ソニック」を開発したソニックチームには「中 裕司」氏が在籍していましたが、個人的にはこの方の才能が本当に好き。初代の「ファンタシースターオンライン」はかなりハマりましたね。「ドリームキャスト ミニ」とか発売されて、またオンラインで遊べたら最高なのになあ、、、なお、BGMはDREAMS COME TRUEの中村正人により作曲されているというのは当時有名な話でしたが、今ではあまり知らない人も多いかも?
「ファンタシースター ~千年紀の終りに~」は、メガドライブを代表する正統派オリジナルRPGです。良い意味で王道的なシステムやストーリーなので、時間があればぜひじっくり遊んでみてほしいと思います。
「ラングリッサーII」は、当時かなりハマったシミュレーションRPGです。キャラクターを全面に押し出し、味方をレベルアップさせながら育てていく王道的なゲーム。今でもスマホ向けに「ラングリッサー モバイル」がリリースされたりしていますが、その原点的な感じですね。今でも十分面白いと思います。
「ぷよぷよ通」は、言わずとしれたパズルゲーム「ぷよぷよ」の2作目になります。今でも普通に楽しめる良質なパズルゲームですね。
「テトリス」は、こちらも説明するまでもない有名なパズルゲームですね。出るぞ出るぞと言われながら結局発売されなかった「テトリス」が、こうやってメガドライブミニで遊べるのは、色々思うところがあります。今でもやっぱり面白いです。
「ダライアス」は、なんとメガドライブミニのためにサプライズで収録された新規タイトル。現役でMDで遊んでいた自分からすれば、感慨もひとしおです。そして遊んでみても良くできた横スクロールシューティングに仕上がっていると思います。この「ダライアス」が収録されているだけでも、「メガドライブミニ」を買う価値があるかもしれません。
メガドライブミニ:収録タイトル一覧
メガドライブミニの収録タイトル(42)は以下の通りです。
- スペースハリアーⅡ
- 大魔界村
- ザ・スーパー忍
- ゴールデンアックス
- 重装機兵レイノス
- サンダーフォースⅢ
- コラムス
- 武者アレスタ
- レッスルボール
- レンタヒーロー
- スーパーファンタジーゾーン
- シャイニング・フォース ~神々の遺産~
- アリシアドラグーン
- ランドストーカー ~皇帝の財宝~
- ソニック・ザ・ヘッジホッグ2
- アイラブ ミッキー&ドナルド ふしぎなマジックボックス
- ベア・ナックルII 死闘への鎮魂歌
- スノーブラザーズ
- スラップファイト
- ロード・ラッシュⅡ
- ガンスターヒーローズ
- ストリートファイターⅡダッシュプラス CHAMPION EDITION
- パーティークイズ MEGA Q
- ダイナブラザーズ2
- ファンタシースター ~千年紀の終りに~
- VAMPIRE KILLER(バンパイアキラー)
- タントアール
- モンスターワールドIV
- ロードモナーク とことん戦闘伝説
- ハイブリッド・フロント
- ダイナマイトヘッディー
- ラングリッサーII
- 魂斗羅 ザ・ハードコア
- 幽☆遊☆白書 ~魔強統一戦~
- ロックマンメガワールド
- ぷよぷよ通
- ストーリー オブ トア ~光を継ぐ者~
- ゲームのかんづめ お徳用
- コミックスゾーン
- 魔導物語 Ⅰ
- ダライアス
- テトリス
メガドライブミニ レビューまとめ!コスパ最強!今でも十分面白い!
管理人が小学生時代に遊んでいた「メガドライブ」、久しぶりに遊んでみると、グラフィックは別としてもゲーム性については今でも十分楽しめるものが多かったです。
実際に遊んだことのあるタイトルは勿論のこと、当時はお金が無くて買えなず、ずっと気になっていたゲームも遊べるのは非常に感慨深いものがありますね。当時メガドラにハマっていた方におすすめできるのは勿論ですが、メガドラを触ったことのない方にも、例えばインディーズゲームなどで遊ぶのが好きなら非常におすすめ!
6,980円(税別)で42本(実際はミニゲームを含めるともっと多い)の名作が遊べるのですから、コスパはかなり良いと思います。操作性やゲームの再現度も問題なく、個人的には大満足です。気になる方はぜひお試しあれ!
この勢いでセガには、セガサターンやドリームキャストも出してほしいなあ。あ、メガドラミニ2とかでも良いかも!
メガドライブ関連の雑誌も限定復活!人気2誌がまさかの合体!ゲーム攻略用途は勿論、過去記事をPDF化してDVDに収録されているので、資料としても有用!自分も買いました。
メガドラミニと収録タイトルが異なるGenesis Miniもあります。こっちも欲しい!
セガマニア向けに「メガドラタワー ミニ」なるアクセサリーキットも発売されました。単なる飾りですが、マニアはゲットしてメガドラミニと合体させ、ニヤニヤすると良いでしょう。「メガドラタワー ミニ」分解すると中には、、、
※「メガドラタワー ミニ」に「メガドライブ ミニ」は付属していません。
友達の家に持っていて遊びたい!仕事場でも遊びたい!という方には「メガドライブミニ」の本体、付属品を収納、持ち運ぶのに便利な専用バッグもあります!
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