Appleが本日、新型「MacBook Pro 14/16インチ」を発表しました。
新開発のM1 Pro/M1 Maxチップを搭載し、デザインも大きく刷新。不評だったTouch Barは廃止され、一般的な物理的なファンクションキーに戻り、SDXCカードスロット、HDMI ポート、3.5mmヘッドフォンジャック、MagSafe 3ポート、3つのThunderbolt 4(USB-C)ポートが搭載されています。これは多くのユーザーにとって朗報でしょう。
なお、価格は14インチモデルの最小構成で239,800円からとエントリーモデルでもなかなか高価。2020年のM1搭載13インチモデルが148,280円からなので、かなりの価格アップです。Proユース向けとはいえ、普段何にMacを使うか良く検討し、2020年モデルやMacBook Airも併せて検討してみるなどしてみてくださいね。
M1 Pro/M1 Maxチップはかなり高性能!省電力でバッテリー持ちも改善!
新型「MacBook Pro 14/16インチ」に搭載される新開発のM1 Pro/M1 Maxチップはかなり高性能。当然ですが、Windows PCとの比較も前面に押し出されています。
5nmプロセステクノロジーを活用したM1 Proは、M1の2倍を超える337億個のトランジスタを搭載。8つの高性能コアと2つの高効率コアから成る新しい10コアCPUはM1よりも最大70パーセント高速で、プロの名に恥じないCPUパフォーマンスをもたらします。最新の8コアのWindowsノートパソコンのチップと比較して、M1 Proは同じ電力レベルで最大1.7倍高いCPUパフォーマンスを実現し、Windowsノートパソコンのチップのピークパフォーマンスを最大70パーセント少ない電力で達成します。高解像度の写真編集のような最も負荷の高いタスクでも、M1 Proでは簡単に扱えます。
M1 Proは最大16コアのGPUを搭載し、これはM1よりも最大2倍高速で、最新の8コアのWindowsノートパソコンのチップに搭載されている統合型グラフィックスよりも最大7倍高速。Windowsノートパソコン用のパワフルなディスクリートGPUと比較すると、M1 Proはより優れたパフォーマンスを最大70パーセント少ない電力で発揮します。また、M1 Proは最大32GBの高速ユニファイドメモリで構成可能で、最大200GB/sのメモリ帯域幅により、3Dアーティストやゲームデベロッパなどのクリエイターは、外出先でもかつてないほど多くのことができるようになります。
Cinema 4Dで数百万のポリゴンを操る。Final Cut Proで最大7ストリームの8K ProResビデオを編集する。8K 4×4 ProResビデオでHDRのカラーグレーディングを行う。そのすべてを、編集スタジオに行かなくてもスピーディーにこなせます。ProResを扱うならある意味必須かもしれません。
詳細なデータは以下のページでご確認ください。
Touch Bar廃止、物理ファンクションキー復活、SDXCカードスロットやHDMI ポート、3.5mmヘッドフォンジャック、MagSafe 3ポート採用で歓喜の声も
従来モデルで不評だったTouch Barはついに完全に廃止され、一般的な物理的なファンクションキーに戻りましうた。Appleとしてはかなり力を入れていたのですが、あまり利便性が追い付かず諦めたようです。
そして縮小傾向だった外部ポートも充実の方向に。SDXCカードスロット、HDMI ポート、3.5mmヘッドフォンジャック、MagSafe 3ポート、3つのThunderbolt 4(USB-C)ポートが搭載されています。結局外付けハブなどを使う事が強いられる状況が多かっただけに、これは多くのユーザーにとって朗報でしょう。
ノッチが付いたのはあまり気にならないレベル
新型「MacBook Pro 14/16インチ」には、事前に情報のあった「ノッチ」が搭載されていますが、これは実際に画像を見てもあまり気にならないレベルだと思います。
性能やデザインには満足も価格が大きく上がったのは残念。
M1 Pro / M1 Maxチップ搭載で大きく性能が向上し、デザインも刷新。キーボードも無難な物理式に戻り、SDカードスロットも復活するなど、個人的にはかなり魅力的に感じる新型「MacBook Pro 14/16インチ」ですが、唯一残念に思ったのが価格の大きな上昇。
勿論性能を考えると高くはないのですが、もう少しスペックを抑えたエントリーモデルを用意しても良かったのではないかと感じてしまいました。
従来の13インチモデル(M1/2020)は148,280円から購入可能でしたが、新しい14インチモデル(M1 Pro/2021)は239,800円から、16インチモデルに至っては299,800円からと、まさしくプロユース向けの性能と共に価格もかなり上昇しています。
まあ、一般ユーザーの買う「MacBook Air」との棲み分けが進んだといえばそれまでなのですが、AirとProで悩むユーザーにとっては、Proがやや高嶺の花になってしまった印象もあります。実際に自分も従来はMacBook Proのエントリーモデルを購入していましたが、結局性能を使いきれていなかったので、今後は13インチのMacBook Air(M1/2020/115,280円~)を買い、家では大型ディスプレイにクラムシェルモードで接続して使うようになるかなと感じています。
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