2月の月例パッチ「KB5022842」適用で一部のWindows Server 2022のVMが壊れて起動しなくなるとの不具合報告あり

2月の月例パッチ「KB5022842」適用で一部のWindows Server 2022のVMが壊れて起動しなくなるとの不具合報告あり Microsoft Tips
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Microsoftは、先日配信開始された2月の月例パッチ「KB5022842」をインストールした後、一部のWindows Server 2022の仮想マシンが起動しない可能性があると発表しました。

この既知の問題は、Secure Bootが有効で、vSphere ESXi 6.7 U2/U3 または vSphere ESXi 7.0.x で動作している VM にのみ影響するそうです。

Windows Server 2022で仮想マシン/VMを利用しているユーザーは十分ご注意ください。

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不具合の概要

この更新プログラムを VMware ESXi の一部のバージョンで Windows Server 2022 を実行しているゲスト仮想マシン (VM) にインストールすると、Windows Server 2022 が起動しなくなることがあります。

この問題は、Secure Boot が有効な Windows Server 2022 の VM にのみ影響します。VMware ESXi の影響を受けるバージョンは、vSphere ESXi 7.0.x およびそれ以下のバージョンです。

 

回避策

この問題を回避するには、VMware のドキュメントを参照してください。

現時点では以下の回避策が提案されていますが、「KB5022842」を既にインストールしている場合、アンインストールしても問題は解決しない点にはご注意を。

  • 問題の仮想マシンが実行されている ESXi ホストを vSphere ESXi 8.0 にアップグレードする
  • VMの「Secure Boot」を無効化する
  • 問題が解決されるまで、Windows 2022 Server の仮想マシンに KB5022842 パッチをインストールしない

 

対処状況

マイクロソフトとVMwareはこの問題を現在調査中です。

なお、Microsoft は、Windows Server 2022 にアップグレードされた WSUS サーバーが 2022 年 2 月の Windows 11 22H2 更新プログラムをクライアントにプッシュできないという別の問題にも取り組んでいます。

コメント

  1. jan より:

    一昨日、こんなことがありました。不具合とは違うと思うんですが。 Windows Update のページに、「ダウンロードしてインストール」というボタンが出て、下に5つだったと思いますが、アップロードするファイルが出ていました。intelのファイルが2つあったことは覚えています。「ダウンロードしてインストール」のボタンをクリックすると、始まるんですが、「再試行」が出てできません。何度も「再試行」してもできないので、あきらめました。しばらくしてPCを再起動して「更新プログラムのチェック」ボタンを押すと、また5つのファイルが出てきます。次には「再試行」になって、結局できません。漢字としては、PCが暴走したのかなという感じでした。ところが昨日、また出るかもとおそるおそる「更新プログラムのチェック」ボタンを押すと、出ません。今日も出ません。いったいあれは何事が起ったのか、わかりません。Windows Updateをやってから、ということはわかるんですが、プログラムのどれが関係しているのかも、わかりません。今は何事もなかったように、PCは普通に動いています。

    • よっしー より:

      お疲れ様です!
      自分は遭遇していないのですが、「Windows Update経由でドライバをインストールする際に0x80070103エラーで失敗する場合があるがそのままでよい」という情報がありました。
      これに該当するかどうかは不明ですが、現状問題ないなら様子見で良いかもしれません。

  2. jan より:

    ありがとうございます。0x80070103エラー ということだったんですね。私は「更新の一時停止」のところの「1週間一時停止する」をさわったのがよかったみたいです。結果的に、「ダウンロードしようとしていたドライバのインストール処理がキャンセルされた」ことになったようです。ということで、その後は問題ありません。