PS5「Dirt5」レビュー:手軽に楽しめるカジュアルなレーシングゲーム。ロード高速&美麗なグラフィック&ダートでのドリフトが楽しい!

PS5「Dirt5」レビュー:手軽に楽しめるカジュアルなレーシングゲーム。ロード高速&美麗なグラフィック&ダートでのドリフトが楽しい! SONY
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せっかく手に入れたPS5ですが、なかなか自分好みのゲームが出ず、ずっと「仁王2」を遊んでいる状況でした。

そんな中、個人的に期待していた「Dirt5」がついに日本でも発売!外国では去年発売されているので今更感はありますが、評価が良かったので購入してみた次第です。

結果、本格的なレーシングシミュレーターを求める方には不向きですが、手軽にレーシングゲームを楽しみたい方にはぴったりな作品に仕上がっている印象。ロードは高速ですし、グラフィックも美麗。ダート主体なのでドリフトが簡単に楽しめるのも遊んでいて楽しいです。

ただし、レースモードが無課金だと限定されるのと、課金しないと使えない車が意外と多いのはちょっと残念でした。それと、当初はWRC系のゲームなのかなと思っていたのですが、単純にダート主体のコースを走破したりユーザーの作成したステージで遊んだりがメインのゲームなので、そこも間違えないようにしてくださいね。

とにかく手軽にサクッとドリフト系のレースゲームを遊びたいならなかなかおすすめだと思いますよ。

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Dirt5を買うかWRC9を買うか悩むも購入してみると全くの別ゲームと判明。結局WRC10は予約済み。

WRC系のゲームが大好きな管理人、海外レビューサイトなどを参考にしてDirt5を買うかWRC9を買うか悩んでいましたが、評価はDirt5の方が高く、今回購入を決意。

しかし実際に買ってみると、Dirt5はWRC系の車両は出てくるものの、多数の車で同時に走行して順位を競う一般的なレースゲームであることが分かりました。まあ、これはこれで手軽に遊べるので良いのですが、もしもWRCを想定して購入を検討している方はご注意くださいね。

なお、「WRC 10」が2021年10月28日に発売予定となっているので、WRC好きならこっちを待つのも良いかもしれません。自分は既に予約済みです。

 

Dirt5は良くも悪くもカジュアルなダート系レーシングゲーム

先ほども述べたように、自分は当初WRCのようなストイックなレーシングゲームをイメージしていたのですが、実際に遊んでみると全く印象は異なりました。

まずレースですが、WRCのように1台でタイムアタックし、コ・ドライバーのアドバイスを聞きながら狭い山道を走行するようなものではありません。

メインとなるキャンペーンモードでは、一般的なレーシングゲーム同様、多数の車両が同時にスタートし、ぶつかり合いながら(特にぶつかることによるペナルティーは無し)最終的に1位を目指すというもの。CPUもガンガン当たってきます。

Dirt5は良くも悪くもカジュアルなダート系レーシングゲーム

 

クリア後の順位や目標を達成することでお金や経験値などを得て、より上位の車両を購入したり、レベルアップに応じて車両のカラーリングが増えるなどしていきます。

Dirt5は良くも悪くもカジュアルなダート系レーシングゲーム

 

ただし、カラーリングの変更はありますが、タイヤの種類を変えたりギア比を変えたりなどの車両ごとの細かなカスタマイズ要素はありません。車両自体の強化(エンジンやブレーキなど)もありません。漠然とした【性能】と【ハンドリング】の2つで決められています。

Dirt5:【性能】と【ハンドリング】

ここは好みの問題ですが、皆が同じ性能で車両を使えるという利点があるものの、自分好みに色々カスタマイズしたいという方には残念なポイントかもしれません。ただし、レースゲーム初心者にとってはセッティングなどをいじる必要がないので遊びやすいともいえるでしょう。ゲーム性としては非常にカジュアル寄りな印象です。とにかく手軽にゲームが楽しめるので、それが「Dirt5」の狙いなのかなと思います。

 

Dirt5のゲームモードは[キャリア][オンライン][PLAYGROUNDS][アーケード]の4つ

Dirt5のゲームモードは[キャリア][オンライン][PLAYGROUNDS][アーケード]の4つ

Dirt5のゲームモードは[キャリア][オンライン][PLAYGROUNDS][アーケード]の4つが用意されています。

このうちの[キャリア]モードがメインとなるモード。用意されたステージをクリアしエンディングを目指します。多数のステージが用意されており、かつ全世界のユーザーのタイムと比較も出来るので意外と長く楽しめています。

[オンライン]はその名の通りオンラインで対戦が可能。ラグなどはあまり感じませんでした。ただし遊んでいる人は少なめな印象。

[PLAYGROUNDS]は他のユーザーや自分が作成したステージに挑戦して遊ぶことが出来ます。重力を無視したようなステージもあり、ある意味Dirt5の隠れたメインコンテンツかもしれません。

そして[アーケード]ではフリーランやタイムアタックなどが可能です。タイムアタックでは他ユーザーのゴーストカーが表示されるので、最速タイムを極めようと思うなら意外と熱いかもしれません。

 

Dirt5のキャリアモードはこんな感じ。ハンドリング性能を重視するのが初心者にはおすすめ。

Dirt5のキャリアモード

Dirt5のメインとなるのがこのキャリアモード。ただし、キャリアに入っても4種類あるモードのうち無課金で遊べるのはキャンペーンモードだけ。その他の「SUPERSIZE」や「UPROAR」などを遊ぶには追加のコンテンツパックを購入する必要があります。海外ではリリースされて時間が経っているとは言え、これはちょっと面喰いました。

さて、キャンペーンモードに入るとこんな感じ。

Dirt5:キャンペーンモード

様々なステージが用意されており、ステージで走れる車はあらかじめ限定されています。お気に入りの車で全てのステージを遊べるわけではないので、各クラスで自分の操作しやすい車を見つけていくのが重要です。

難易度はデフォルト設定のままだとそれほど高くはなく、最初に用意されている車両でもクリアは問題なく出来ました。初心者の方には「性能」よりも「ハンドリング」を重視した車両の選択をおすすめします。例えばクロスレイド用に最初から用意されている「Volkswagen Race Touareg 3」は操作性がよくドリフトも簡単に行えます。自分は結局この車で最後のステージまでクリアしました。

ハンドリング性能を重視するのが初心者にはおすすめ。

 

Dirt5:攻略のコツはコーナー手前の適度なブレーキとサイドブレーキの使用

Dirt5はそれほど難易度は高くない印象ですが、CPUを突き放すにはコーナーの攻略が肝となります。

直線はフル加速し、コーナー手前で適度に減速、そしてオーバースピード気味に入ってから【○/サイドブレーキ】を押してドリフト。コーナーのインをつきながら加速していくのが現在の自分のプレイスタイルとなっています。

CPUは意外とコーナーが遅いので、ここで突き放すと案外デフォルトの車両でも圧勝出来たりしますよ。ぜひ皆さんも【○/サイドブレーキ】はしっかり使いこなしてみてくださいね。

 

Dirt5:日本車は少ないがランエボとImpreza/WRXは出てきます。

日本車は少ないがランエボとImpreza/WRXは出てきます。

基本的にDirt5に日本車は少ないのですが、三菱自動車のランエボやスバルのImpreza/WRXは出てきます。性能も悪くない設定なので、これらの車が好きなら楽しく遊ぶことが出来るでしょう。

 

Dirt5は日本語に対応!ただし音声は英語のまま&日本語化には初回アップデートの適用が必須。

Dirt5は日本語に対応済み。ただし音声自体は英語のままで、字幕が表示される形です。また、日本語対応には初回のアップデートの適用が必須なので、ネット環境が無い方はご注意を。

せっかく日本版が発売になったのに、アップデートを適用しないと日本語化されないのはちょっと不親切だなと思いました。初回のアップデートがエラーで適用されず、そのままゲームを始めてみると英語バージョンのままだったのにはかなり戸惑いましたね。

Dirt5:アップデートがエラーで失敗する場合はPS5の再起動を

原因は不明ですが、Dirt5購入時の初回アップデートがなかなか成功せず困りました。ゲームを手動で終了させたりしてもダメで、結局一旦PS5を再起動させることでなんとか成功しました。

自分と同様、初回のアップデートでエラーが出て失敗する場合は、一旦PS5を再起動させて試してみてください。

 

Dirt5:コントローラーの操作方法

Dirt5のコントローラーでの操作方法をご紹介しておきます。

トップ画面の「設定」に入ると、ここからコントローラー等の操作方法が確認できます。

Dirt5:コントローラーの操作方法

 

コントローラーの操作方法は「入力設定」から確認可能。基本的には[R2/加速][L2/ブレーキ][○/ハンドブレーキ]ぐらいしか使っていません。視点の切り替えは[R1/L1]で行います。また、「詳細設定」からはさらに細かい設定変更が可能なので、操作にこだわるなら確認してみると良いでしょう。

Dirt5:コントローラーの操作方法

 

なお、「HUDオプション」で各種表示の設定変更が可能です。ここでは[スピードメーター単位]を【KM/H】に変更しておくと分かりやすくなるかと思います。

Dirt5:コントローラーの操作方法

 

Dirt5:ゲームが難しいと感じたらオプションから難易度を下げてみよう

もしもDirt5が遊んでいて難しいと感じたら、オプションから難易度を下げてみると良いでしょう。

「ドライビング補助」に入ると以下の画面が表示されます。ここで「キャリア難易度」を変更できるので、難しいと感じるなら変更しておきましょう。勿論簡単すぎるなら難易度を上げると良いかと思います。

また、操作方法も変更可能。「事前設定」をいじって大まかに一括変更できますし、個別に設定変更も可能。「オートブレーキ」も用意されていますよ。

Dirt5:ゲームが難しいと感じたらオプションから難易度を下げてみよう

 

PS5「Dirt5」レビューまとめ:美麗なグラフィック&手軽にドリフトが楽しめる&ノリの良い音楽でなかなか良い感じ

PS5「Dirt5」レビューまとめ:美麗なグラフィック&手軽にドリフトが楽しめる&ノリの良い音楽でなかなか良い感じ

当初WRC系のゲームを期待して購入した「Dirt5」でしたが、あまりにもカジュアルな雰囲気に当初は面食らったものの、実際に遊んでいるとロードは速いしグラフィックは美麗だし、音楽もボーカル入りのノリの良いロック曲が流れてなかなか楽しめています。天候や時間帯(夕暮れ~夜など)もレース中にリアルに変化していくのも良い感じです。

ただし、CPUはガンガン当たってきますし、とくにぶつかることに伴うペナルティーもないため、やや大味なレースゲームという印象はあります。カジュアルなレーシングゲームが楽しめるなら良いですが、本格的なシミュレーター要素を求める方にはあまりお勧めできません。

それでもゴーストカーの表示されるタイムアタックはなかなか熱いですし、キャリアモードも全世界のユーザーのラップタイムが簡単に確認できるので、タイムを突き詰めるとなるとかなり長い時間遊べそうな印象です。

また、自分や他のユーザーが作ったコースで遊べる[PLAYGROUNDS]は結構盛り上がっており、様々なステージが用意されているのでこちらも長く楽しめそう。

という事で、まだまだこれといったキラータイトルのないPS5ですが、レースゲーム好きならDirt5は買ってみても良いかと思います。WRC10も購入予定なので、そちらも入手したら改めてレビューをご紹介する予定です。

それにしてもグラフィックは美麗なのですが、PS3ぐらいから「まるで実写やな!」という感想を言い続けている気がする管理人でした。

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