本日マイクロソフトが、先日より3月の月例パッチ「KB5000802」等を適用した際に発生していたプリンター利用時にPCがクラッシュ/ブルースクリーンが発生する問題に対処したオプションパッチ「KB5001567」等の配信を開始しました。このパッチを適用することですべてのプリンター問題が修正されると思われます。
既にご存知の方も多いかと思いますが、3月10日にリリースされたWindows 10 KB5000802、KB5000803、KB5000808、およびその他の累積的な更新プログラムは、特定のプリンタードライバーを使用するデバイスにとって深刻な問題を引き起こしています。アップデート適用後、ユーザーは京セラやリコーなどの人気ブランドのプリンターを使用できなくなっていました。場合によっては、Windows 10 KB5000802等の適用により、LibreOffice、メモ帳などのソフトウェアベースの印刷で問題が発生し、まれにPDFへの印刷機能が影響を受けることもありました。
しかしながら、マイクロソフトも迅速にこの問題に対処し、本日この問題を修正したオプションパッチ「KB5001567」の配信が開始となった次第です。現在Windows 10 バージョン20H2の場合、修正プログラムは「オプションの品質更新プログラム」として配信されています。気になる方は速やかに適用しておきましょう。
プリンター問題を修正したオプションパッチ「KB5001567」の適用方法
プリンター問題を修正したオプションパッチ「KB5001567」の適用方法は以下の通り。
まずは「設定＞更新とセキュリティ＞Windows Update」と進みます。するとこのように「オプションの品質更新プログラムがあります」と表示が出ているので、【2021-03 x64 ベース システム用 Windows 10 Version 20H2 の累積更新プログラム (KB5001567)】の下にある「ダウンロードしてインストール」をクリックしてください。
更新プログラムがインストールされたら、指示に従ってPCを再起動させておきましょう。
もしも表示が出ていない場合は、【更新プログラムのチェック】をクリックしてください。
マイクロソフトは2021年4月の月例パッチに今回の修正を含んでくると思われますが、現時点では自動的に適用はされず、あくまでも手動で更新を適用する必要がある点にはご注意ください。プリンター問題に悩んでいる方はオプションパッチ「KB5001567」を適用してみましょう。
Windows 10用の「KB5001567」ダウンロードリンク
通常は「Windows Update」経由で入手できるかと思いますが、念のために「KB5001567」のダウンロードリンクもご紹介しておきます。
■Windows 10 KB5001567 ダウンロードリンク：64ビット/32ビット（x86）
Windows 10 バージョン1909、バージョン1809以前の更新プログラムについて
古いバージョンのWindows10を使用している場合は、デバイスで新しいオプションの修正プログラムの更新プログラムが利用できます。
今回のプリンター問題である「win32kfull.sysのAPC_INDEX_MISMATCH」エラーを修正するためにリリースされたすべての累積的な更新のリストは次のとおりです。
■Windows10バージョン20H2 / 2004 – KB5001567
■Windows10バージョン1909 / 1903 – KB5001566
■Windows10バージョン1809 – KB5001568（EnterpriseおよびEducationエディション）
■Windows10バージョン1803 – KB5001565（EnterpriseおよびEducationエディション）
コメント
プリンターはEPSONです。ブルースクリーンは出ていません。KB5001567をインストールしなくても、いいでしょうか。又は、インストールしても構わないでしょうか。
現状不具合が出ていないようなら無理にインストールする必要はないかと思います。
ただし、自分もEPSONを利用していますが、インストールしても特に問題はありませんでした。
ありがとうございます。よっしーさんがインストールしても問題はなかった、ということなので、私もインストールしようと思います。なにかありましたら、ここでご報告します。