Windows 7とOffice 2010が2020年にサポート終了!現在使用中のユーザーは早目の移行で万全の体制を整えましょう!

Windows 7とOffice 2010が2020年にサポート終了!現在使用中のユーザーは早目の移行で万全の体制を整えましょう! Windows 7
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いよいよこの時が近付いて来ました。

2018年12月現在でもWindowsユーザーの36%が使用しており、今でも根強い人気がある「Windows 7」ですが、2020年1月14日をもってついに延長サポートが終了となります。

以後は原則無償での不具合修正やセキュリティパッチの配布は行われない為、現在「Windows 7」を使用しているユーザーは、早目に最新OSの「Windows 10」などへ移行しておく必要があります。
また、「Office 2010」も2020年10月13日に全てのサポートが終了となります。個人だけでなく、企業の利用者も注意が必要です。

「まだ1年もある」ではなく、「もう1年しかない」と認識し、皆さん早目に対策を講じましょう。

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Windows7は2020年1月14日をもって延長サポート終了、Office 2010も2020年10月13日でサポート終了。

個人的にもシンプルかつ機能的で、今でも大好きな「Windows7」ですが、ついにその役割を終えようとしています。企業などの法人向けには、別途有償サポートである「Windows 7 延長セキュリティ更新プログラム(ESU)」も用意されていますが、こちらも最長3年間、かつ年次ごとに価格は上昇する仕組みのようです。そのため特に個人の場合、「Windows7」は2020年1月14日が使用期限と考えて対処するべきでしょう。

参考:Windows 7の延命、有償延長サポートは中小企業向けではない――ノークリサーチが見解発表|@IT

勿論、「オフラインでしか絶対使わないから問題無い!」という場合もあるでしょうが、それでもUSBメモリなどを介してマルウェアに感染する可能性もあります。なるべく早目に「Windows 10」などへ移行することを検討しましょう。

Windows のサポート ライフサイクル期間

Windows のサポート ライフサイクル期間

Windows のサポート ライフサイクル日程

Windows のサポート ライフサイクル日程

画像引用元:Microsoft

 

同様に、「Office 2010」も2020年10月13日でサポート終了となります。Windows 7ユーザーのうち、無償アップデートでOSがWindows 10になっている場合などは見過ごしがちかもしれません。一度現在使用中のOfficeのバージョンはしっかりチェックしておきましょう。

なお、「Office 2019」の一般販売がいよいよ2019年1月22日より開始となります。現在「Office 2010」を使っているユーザーさんは、「Office 2019」への買い替え、もしくは「Office 365」への切り替えなどを検討しましょう。ちなみに最新版の「Office 2019」「Office 365」がサポートしているOSは「Windows 10」のみです。一応ご注意くださいね。

Office のサポート ライフサイクル期間

Office のサポート ライフサイクル期間

Office のサポート ライフサイクル日程

Office のサポート ライフサイクル日程

画像引用元:Microsoft

 

サポート終了後の「Windows7」PCを使うことのリスク

サポート終了後の「Windows7」PCを使うことのリスク

これはMicrosoftの公式サイトからの引用ですが、基本的に2020年1月14日以降はセキュリティ更新プログラムは提供されなくなります。これによりパソコンはセキュリティ上、非常に危険な状態となります。ウイルス対策ソフトを例えインストールしていたとしても万全ではありませんし、場合によってはセキュリティ対策ソフト自体の「Windows7」サポートが終了する場合もあるでしょう。
そのため、現在「Windows7」を使用中のユーザーは、速やかに最新の「Windows 10」などへ移行しておくのがおすすめです。

サポート終了後に想定されるリスク:
■マルウェアへの感染/未知のウイルスによる被害
■マルウェアに感染した場合、他PCへの攻撃の踏み台にされる可能性も
■フィッシング詐欺/なりすましの被害
■個人情報漏洩の危険性

※Office 2010のサポート終了後の使用リスクも同様です。

引用元:OSにはサポート期限があります!|Microsoft

 

Windows 10へ切り替える方法。アップグレード?PC買い替え?

Windows 10へ切り替える方法。アップグレード?PC買い替え?

では実際にWindows 7からWindows 10に切り替えるとなると、どのようにすればよいのでしょうか?

まず、Windws XPからWindows 10へは、データを維持した直接のアップグレードは出来ませんでしたが、Windows 7やWindows 8.1からは、「Windows 10」のプロダクトキーを入手することで、原則データを保持したままのアップグレードも可能となっています。※ハードウェアの互換性などは、事前にPCメーカーなどへ確認する必要があります。

そのため、現時点でパソコンがまだまだ十分問題なく動作しており、これといった不具合(ディスプレイやバッテリーの持ち、HDDの健康状態など)が無いなら、AmazonなどでWindows 10 OSを購入してアップグレードするのが良いでしょう。現時点で「Microsoft Windows 10 Home April 2018 Update適用(最新) 32bit/64bit 日本語版|パッケージ版」なら、税込み15,729円となかなかお買い得価格になっています。

ただし、純粋にWindows 7 PCを購入している場合、すでにかなりの年月が経っている場合が多いかと思います。Windows 8の発売が2012年10月26日ですから、すでに5年以上経過しているパソコンがほとんどなのではないでしょうか。

となると、問題となるのがパソコン本体のハードウェア面の寿命。マザーボード、ディスプレイ、電源周り、バッテリー、HDD/SSDなどなど、パソコンは基本的に消耗品の塊です。自分は経験上5年程度を目安にしてパソコンを買い替えています。勿論、丁寧に使ったり使用状況によってはもっと長持ちするでしょうが、せっかくWindows 10 OSを購入してアップグレードしても、その後すぐにPCが壊れて買い替えるのでは非常に勿体ないです。

そのため、現在使用中の「Windows 7 PC」が、ある程度年数が経っているなら、これを機に買い替えを検討するのが個人的におすすめではあります。特に、「Windows 7」時代はまだメモリの搭載容量が少ないPCも多かったですし、OSのバージョンが32bitの場合も多いでしょう。そしてCPUも当時に比べれば格段に進化しています。

また、新しいパソコンに買い替えるのであれば、古いパソコンを手元に置いておくことが可能となります。そうすることで、より確実にデータの移行作業が安心して行えます。もしも足りないデータがあれば、随時USBメモリなどで移行させれば良いですからね。
なお、OSアップグレードの際には大小様々な不具合が出る可能性もあります。そういう事も考慮して、個人的には新しいWindows 10 PCへの買い替えをおすすめしたいです。

 

Windows 7 PCをWindows 10 OSにアップグレードする際の注意点

現在使用しているWindows 7 PCが快調に動作しており、まだしばらく使い続けるつもりなら、「Microsoft Windows 10 Home April 2018 Update適用(最新) 32bit/64bit 日本語版|パッケージ版」などを購入してOSをアップグレードするのが良いでしょう。

ただし、最低限HDDの健康状態は事前にチェックを。「CrystalDiskInfo」などの無料ソフトで簡単にチェックできます。これでエラーが発生しているようなら、個人的にはデータ消失の可能性を考えて買い替えがおすすめです。SSD等への交換が自分で可能なら、それもありですが。

リンク:CrystalDiskInfo|窓の杜
参考:HDD / SSD の C ドライブ(システムドライブ)をOS丸ごとコピー/クローンできるフリーソフト「 Easeus Todo Backup 8.2 」の使い方解説!

 

それと、使用中のWindows 7 PCがWindows 10へのアップグレードに対応しているかどうかは、事前にPC購入先のメーカーホームページなどでしっかり確認を。システム要件を満たさない場合はアップグレードできない場合もあります。

参考:
Windows 10 コンピュータの仕様とシステム要件を見つける方法|Microsoft
Windows 10 へのアップグレード: FAQ|Microsoft

 

アップグレードする際には、先ほども述べたように不具合が生じる場合もあります。事前に重要なデータはしっかりバックアップを取っておきましょう。なるべくOne Driveなどのクラウド系サービスを利用したり、ブラウザなら「Chrome」をログインした状態で使用すればお気に入りなども自動的にバックアップされます。その他家族写真や動画/ホームビデオなど、無くなると困るデータは、別途外付けHDDなどにバックアップしておくのがおすすめです。

参考:Windows 10へのアップグレードに備えろ!7/ 8のデータバックアップについて解説!

とにかく、Windows 7 PCをWindows 10にアップグレードすること自体は容易なのですが、ハードウェア要件を満たしているか、使用中のPCの動作に問題ないかの確認をしっかり行う必要があるのと、事前にデータのバックアップはしっかり取っておくことが重要。実際に作業する際には十分注意してくださいね。

そして場合によっては一度パソコンのデータを初期化してWindows 10をクリーンインストールする方法もあります。ただし、こちらはすべてのデータを事前に全てバックアップしておく必要がありますし、やや操作が面倒です。過去にクリーンインストールした際の記事があるので、一応ご紹介しておきます。クリーンインストールするなら、SSDへ交換する方が色々おすすめ。古いHDDをそのまま残せるので安心ですし、問題が発生したら乗せ換えることで、復旧も簡単に行えますよ。

参考:Windows 7 / 8.1パソコンにWindows 10をクリーンインストールしてみた!

 

Windows 7 PCをWindows 10 PCに買い替える

個人的に、すでにそこそこの期間「Windows 7 PC」を使っていて、買い替えても良いかな?と思っているなら、断然新しい「Windows 10 PC」への買い替えをおすすめします。

まず、当然のことながらすべてのハードウェアが最新のものになり、動作面の高速化/快適化が期待できます。また、全てのハードウェアが新品になるので、これから数年は安心して使い続けることが出来るでしょう。(もちろん、不慮の事故や思わぬ不具合が発生する場合はあるでしょうけど)

そして、長年溜まった不要なデータや使っていないアプリなどを整理する良い機会にもなります。実際にパソコンを買い替えた当初は、各種データの移行や初期設定などが大変だと思います。しかしながら、一旦この壁を乗り越えれば、以後は今まで以上に快適にパソコンを使用できる環境が整うでしょう。すでにサポートが切れた「Windows Live メール」を使っているなんて場合は、ある意味切り替える良い機会だと思います。

そして、もしも「Office 2010」を使っているなら、余計にパソコン買い替えの価値が高まるでしょう。最新のOffice付属の「Windows 10 PC」に買い替えることで、2019年1月22日以降は原則「Office 2019」が搭載されてきます。これにより、しばらくはまた安心してパソコンもOfficeも利用することができると思います。
※現時点ではまだ「Office 2016」搭載機も多いです。パソコン購入時は必ず「Office 2019」が搭載されているか確認を。
※「Office 2016」「Office 2019」共に延長サポートの終了日は2025/10/14までで同じですが、メインストリームサポートは「Office 2019」の方が長くなります。

データの引継ぎには、「OneDrvie」や「Google Drive」などのオンラインストレージサービスを利用する、メールは「Gmail」を利用する、ブラウザは「Chrome」をログインして利用するなど、クラウド系のサービスを利用すれば、新しいパソコンにも比較的簡単にデータの移行が行えますよ。

また、古いパソコンが手元にあれば、必要なデータを随時USBメモリなどでコピーして移行させることが出来ますし、後から移行忘れに気付いた場合もしっかりデータが残っているので安心です。

リンク:Amazonで売れ筋ノートパソコンを見る。

とりあえず管理人がWindows 10パソコンを買う際の目安としているスペックなどをまとめてみましたので、良かったら購入の際の参考にしてみてくださいね。

リンク:パソコン購入時の選び方:おすすめのWindows 10 PC構成スペックやメーカー、インチ数まとめ

 

まだ1年ではなくもう1年。Windows 7やOffice 2010ユーザーは早めの移行を心がけましょう!

windows7

という事で、現在でも利用者の多い「Windows 7」や「Office 2010」のサポート切れは、2020年の大きな話題となるでしょう。ただし、Microsoftのサポートが切れてもそのまま気付かずに使い続けるユーザーさんも一定数いるかもしれませんが、これは非常に危険な行動です。

ぜひ今回の記事を読まれた「Windows 7」や「Office 2010」のユーザーさんは、早めに計画を立てて、アップグレードやパソコンの買い替えなどを検討してみてくださいね。

参考リンク:
最新 OS への移行準備をしましょう!|Microsoft
Windows 7 & Office 2010 2020 年 サポート終了|Microsoft
Windows 7 をお使いの企業向け移行おうえんサイト|Microsoft

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