Windows 10 22H2にオプションパッチ「KB5034843」が配信開始。Windows共有の使い勝手向上や日本語IMEの不具合改善など。必要に応じてインストールを

Windows 10 22H2にオプションパッチ「KB5034843」が配信開始。Windows共有の使い勝手向上や日本語IMEの不具合改善など。必要に応じてインストールを Windows 10
スポンサーリンク

Microsoftは、Windows 10 バージョン22H2を実行しているPC向けに、追加のオプションパッチ(通称“C”パッチ)「KB5034843」の配信を開始しました。

今回のオプションパッチ「KB5034843」では、新機能としてWindows共有(Windows share)を使い、WhatsApp、Gmail、Facebook、LinkedInなどのアプリにURLを直接共有できるようになりました。X(旧Twitter)への共有は近日公開予定となっています。

他にも、Azure Virtual Desktopの不具合改善、Microsoft Edgeのインターネット オプションのデータ設定の UI が間違っている不具合の改善、日本語入力エディタ(IME)がカスタム デスクトップで動作しない不具合の改善などが行われています。

あくまでも「KB5034843」はセキュリティ修正を含まない定例外のオプションパッチであり、特に問題が発生していない場合は無理にインストールする必要はありません。必要に応じてインストール作業を行ってください。

なお、「KB5034843」の内容とセキュリティ更新を含む次回の定例月例パッチは3月13日(水)に配信予定です。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

「KB5034843」のアップデート内容

「KB5034843」の更新には、セキュリティ以外の各種品質改善が含まれています。主な変更点は次のとおりです。

Windows 10 バージョン 22H2

  • New! Windows共有(Windows share)を使って、WhatsApp、Gmail、Facebook、LinkedInなどのアプリにURLを直接共有できるようになりました。X(旧Twitter)への共有は近日公開予定です。
  • このアップデートは、セカンダリドライブにインストールしたゲームに影響します。ドライブにインストールされたままになります。
  • このアップデートはWindowsバックアップアプリに影響します。このアプリがサポートされていない地域では、ユーザー インターフェイスに表示されなくなります。詳細については、KB5032038 を参照してください。
  • この更新プログラムは、Azure Virtual Desktop セッションに影響する問題に対処します。サインイン時に遅延が発生します。
  • この更新プログラムにより、Azure Virtual Desktop 仮想マシンに影響する問題が解決されます。仮想マシンがランダムに再起動します。この問題は、lsass.exe のアクセス違反が原因で発生します。
  • この更新プログラムでは、Windows Hello for Business に影響する問題が解決されます。特定のアプリケーションで Microsoft Entra ID の認証に使用できません。この問題は、Web アクセス管理 (WAM) を使用すると発生します。
  • この更新プログラムでは、Microsoft Edge に影響する問題が解決されます。インターネット オプションのデータ設定の UI が間違っています。
  • この更新プログラムでは、日本語入力エディタ(IME)に影響する問題が解決されます。カスタム デスクトップで動作しません。
  • この更新プログラムでは、Remote Desktop Web 認証に影響する問題が解決されます。ソブリン クラウド エンドポイントに接続できないことがあります。

以前のアップデートをインストールした場合は、このパッケージに含まれる新しいアップデートのみがダウンロードされ、デバイスにインストールされます。

「KB5034843」の既知の不具合

「KB5034843」には以下の既知の不具合があります。今後も不具合情報が入り次第追記いたします。

マルチモニター環境でCopilot in Windows使用中にアイコンの配置に問題が発生

■不具合の概要:
マルチモニターを使用しているWindowsデバイスでCopilot in Windows(プレビュー版)を使用しようとすると、デスクトップのアイコンがモニター間で予期せず移動したり、アイコンの配置に問題が発生したりすることがあります。

この問題を防ぐため、マルチモニター構成でデバイスが使用されている場合、Copilot in Windows(プレビュー版)を使用できない場合があります。

■対処状況:
現在、Microsoftはこの問題の解決に取り組んでおり、今後のリリースで最新情報を提供する予定です。

タスクバーが画面の右側または左側に配置されているとCopilotにアクセスできない

■不具合の概要:
タスクバーが画面の右または左に垂直に配置されている場合、Copilot in Windows(プレビュー版)は現在サポートされません。

■回避策:
WindowsでCopilotにアクセスするには、タスクバーが画面の上部または下部に水平に配置されていることを確認してください。

■対処状況:
現在、Microsoftは解決に向けて取り組んでおり、今後のリリースで最新情報を提供する予定です。

 

Windows 10 22H2:「KB5034843」のダウンロード&インストール方法

Windows 10 22H2向けのオプションパッチ「KB5034843」のダウンロード&インストール方法は以下の通りです。
※あくまでも“オプションパッチ”のため、必要に応じてインストール作業を行ってください。

  • Windows Updateの「更新プログラムのチェック」から入手
  • Microsoft Update Catalogから更新プログラムをダウンロード

 

Windows Updateの「更新プログラムのチェック」から入手する場合は、以下の通り作業してください。

まずは「設定」アプリを開き「更新とセキュリティ」を開きます。

その後「Windows Update」を開き、【オプションの品質更新プログラムがあります】の項目にある「2024-02×64 ベース システム用 Windows 10 Version 22H2の累積更新プログラム(KB5034843)」の下部にある【ダウンロードしてインストール】をクリックします。
※表示されない場合は【更新プログラムのチェック】をクリックしてください。

Windows 10 22H2:「KB5034843」のダウンロード&インストール方法

コメント