マイクロソフトは、2026年6月23日に配信されたWindows 11向けプレビュー更新プログラム「KB5095093」に関連する新たな不具合情報を公開しました。
一部のDell製デバイスにおいて、特定のIntelドライバーとの非互換により、パフォーマンス低下や予期しないシャットダウンなどの症状が報告されています。すでにパソコンを日常的に使っている方の中にも、Dell製PCをお使いの方は少なくないはず。今回の不具合の内容と、マイクロソフトが示した回避策について、公式情報をもとにわかりやすく解説します。
なお、この不具合に伴い、本日配信開始となった Windows 11 向けセキュリティ更新プログラム「KB5101650」も、該当するDell製PCには配信停止の処置が取られています。Dellユーザーはご注意ください。
どのような不具合が発生しているのか
今回報告されているのは、KB5095093を適用した後、一部のDell製デバイスで「デバイスマネージャー」の「Intel Innovation Platform Framework Processor Participant」ドライバーの項目に黄色い感嘆符(エラーアイコン)が表示されるという症状です。
この状態になったデバイスでは、以下のような不具合が発生する可能性があるとされています。
- 予期しないシャットダウン
- パフォーマンスの低下
- 発熱の増加
- バッテリーの消耗が早くなる
これらは通常の動作に比べて明らかな異常であり、該当する症状が出ている場合は注意が必要です。
不具合の原因
マイクロソフトによると、この問題はDellがテスト中に発見・報告したものです。原因は、KB5095093で新たに導入された「Windows USB-C Connection Manager」インターフェースと、Intel製ドライバーとの間の非互換にあるとされています。
現在、マイクロソフトはDellと協力し、影響を受けるモデルでこの問題が発生しないよう対策を進めている段階です。
対象となるプラットフォーム
今回の不具合が報告されているのは、以下のクライアント向けエディションです。
- Windows 11、バージョン25H2
- Windows 11、バージョン24H2
なお、サーバー向けエディションでの影響は報告されていません。
マイクロソフトの対応方針:KB5101650の配信を一時停止
この問題への当面の対応として、マイクロソフトは2026年7月14日に配信されたWindows 11向けセキュリティ更新プログラム「KB5101650」(バージョン25H2および24H2向け)について、影響を受ける可能性があるDell製デバイスへの配信を一時的に停止する措置を取りました。
つまり、該当するDell製PCには、問題が解決するまでKB5101650が自動的には配信されない仕組みになっています。これは、既存の不具合を抱えたまま新たな更新が適用されることで、症状がさらに悪化するのを防ぐための措置と考えられます。
マイクロソフトは、数日以内に対象デバイス向けの根本的な解決策を配信する予定であるとしています。
まとめ
KB5095093を適用した一部のDell製Windows 11 PCで、Intelドライバーとの非互換によるパフォーマンス低下や発熱、予期しないシャットダウンなどの不具合が確認されています。マイクロソフトはDellと連携して対応を進めており、当面はKB5101650の配信を停止することで影響拡大を防ぐ方針です。
Dell製PCをお使いの方で、デバイスマネージャーにIntel Innovation Platform Framework Processor Participantドライバーのエラー表示が出ている場合や、発熱・バッテリー消耗などの異常を感じる場合は、マイクロソフトから正式な修正プログラムが配信されるまで、しばらく様子を見ることをおすすめします。今後の続報が入り次第、改めてお伝えします。



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