2026年7月15日、マイクロソフトが7月の月例セキュリティ更新プログラム/ Windows Update の配信を開始しました。Windows 11 バージョン24H2/25H2には「KB5101650」が、Windows 10 バージョン22H2(ESU)には「KB5099539」が配信されます。
今月の月例パッチ/更新プログラムでは3件のゼロデイ含む570件!の脆弱性が修正されています。ゼロデイ脆弱性をはじめ、重大な脆弱性が複数修正されており、早急な対処が必要です。
脆弱性情報公開後は積極的に悪用される危険性もさらに高まります。現在アップデートを適用する時間がある方は、以下の通り「更新プログラム」をチェックして速やかに適用しておくことを推奨いたします。
Microsoftの月例パッチ以外にも、「Adobe」関連や「Microsoft Edge」「Chrome」「Firefox」などの各種ブラウザ向けアップデートは随時配信されています。「MyJVN バージョンチェッカ」などを使ってしっかり最新の状態にアップデートしておきましょう。
次回のWindows Update/月例セキュリティ更新プログラムの配信日は、2026年8月12日(水)予定となっています。
- Windows 11 24H2/25H2:KB5101650の概要
- Windows 10 ESU:KB5094127の概要
- 2026年7月「Windows Update」での不具合について
- 2026年7月の「月例パッチ/Windows Update」の配信内容/セキュリティ更新プログラム一覧
- 2026年7月の「月例パッチ/Windows Update」その他の注意点や脆弱性に関する注意喚起情報まとめ
- Windows 10がサポート終了!今後もPCを使い続けるために今すぐとるべき対処方法まとめ!
- 新Microsoft Edge、Chrome、Firefox、Adobe関連、Javaなどのアップデートもお忘れなく。「MyJVN バージョンチェッカ」の使用がおすすめ
- 「Windows セキュリティ」で月に1度は全ファイルのセキュリティ検査をしておくと安心
- 併用を推奨!「am I infected?」でIoT機器の無料検査も定期的に行っておこう!
Windows 11 24H2/25H2:KB5101650の概要
Windows 11 24H2/25H2向けの更新プログラム「KB5101650」では、セキュリティ更新と以下の不具合改善が行われています。
- Windowsオペレーティングシステムのセキュリティ問題に対処。
- 【セキュアブート】
この更新プログラムには、高い信頼性を持つデバイスターゲティングデータが追加されており、新しいセキュアブート証明書を自動的に受信できるデバイスの対象範囲が拡大されます。Windows Updateを通じた証明書の展開は引き続き行われます。 - 【アプリ(既知の問題)】修正済み:
この更新プログラムは、OLEオートメーションを使用してMicrosoft Officeと連携する一部のサードパーティ製アプリに影響する問題に対応します。2026年6月の セキュリティ更新プログラム(KB5094126)をインストールした後、これらのアプリがOfficeを起動できなかったり、ドキュメントを開けなかったりする場合がありました。 - 【入力】
この更新プログラムは、ホットキーの登録解除およびクリーンアップの動作を変更します。まれに、以前のホットキーのライフサイクル動作に依存する一部のWindows組み込み機能が、特定のキーボードショートカットに一時的に応答しなくなる場合があります。この問題は通常、影響を受けたアプリを再起動することで解決できます。解決しない場合は、Feedback Hubから報告してください。 - 【ネットワーク】
この更新プログラムは、TDIトランスポート登録要件を強制するセキュリティ強化の変更を導入します。その結果、未登録のサードパーティ製TDIトランスポート経由でソケットを使用するアプリケーションは、この更新プログラムのインストール後に動作しなくなる可能性があります。登録済みのTDIトランスポートは影響を受けません。詳細については、「2026年7月14日以降にリリースされるWindowsセキュリティ更新プログラムをインストールすると、サードパーティ製のTDIトランスポートが動作しなくなる可能性がある」を参照してください。 - 【セキュリティ】
この更新プログラムは、Windows内のcurlツールをバージョン8.21.0にアップグレードし、お使いのデバイスを保護するためのセキュリティ改善を含みます。 - 【リモートデスクトップ(RDP)セキュリティ】
信頼されたRDP発行元に対するSHA-2証明書拇印(サムプリント)のサポートが追加されました。SHA-1のサポートは後方互換性のためにのみ維持されており、将来的に削除される予定です。組織がユーザーの開くことができる.rdpファイルを制御することでフィッシングリスクを軽減できるよう、グループポリシーを通じたRDPファイルのセキュリティ管理に関する新しいガイダンスが公開されています。IT管理者の皆様には、混乱を避けるため、できるだけ早くSHA-256拇印またはより強力なアルゴリズムへの移行を推奨します。 - 2026年6月23日に配信されたKB5095093の一部であった品質改善が含まれます。
最大のトピックは、PCをまるごと以前の状態へ巻き戻せる新機能「Windowsのポイントインタイムリストア」の段階的な提供開始です。加えて、Windows Updateの一時停止UIの刷新、ウィジェットの改善、Bluetooth機能の強化、ごみ箱バグの修正など、多岐にわたる改善が含まれています。

Windows 10 ESU:KB5094127の概要
Windows 10 22H2(ESU)向けの更新プログラム「KB5094127」では、セキュリティ更新と以下の不具合改善が行われています。
- Windowsオペレーティングシステムのセキュリティ問題に対処。
- 【OLEオートメーション(既知の問題)】修正済み:
2026年6月のセキュリティ更新プログラムによって発生した、OLEオートメーション(oleaut32.dll)の互換性問題に対応します。IDispatch::Invokeメソッドを使用して、同じ基盤ストレージを共有するBYREFパラメータでCOMメソッドを呼び出す一部のアプリケーションが失敗する場合がありました。この失敗には、パラメータのマーシャリングエラーやオートメーション呼び出しの失敗が含まれることがあります。この更新プログラムは、パラメータの所有権の管理方法を修正し、想定通りのアプリケーション動作を復元します。 - 【エクスプローラー(既知の問題)】修正済み:
エクスプローラーを管理者モードで実行すると、エクスプローラー内のOneDriveのショートカットが機能しなくなる問題。 - 【ごみ箱(既知の問題)】修正済み:
この更新プログラムは、ファイルを完全に削除する際に、確認ダイアログに元のファイル名ではなく、ごみ箱の内部ファイル名が表示される場合がある問題に対応します。 - 【入力】
この更新プログラムは、ホットキーの登録解除およびクリーンアップの動作を変更します。まれに、以前のホットキーのライフサイクル動作に依存する一部のWindows組み込み機能が、特定のキーボードショートカットに一時的に応答しなくなる場合があります。この問題は通常、影響を受けたアプリを再起動することで解決できます。解決しない場合は、Feedback Hubから報告してください。 - 【セキュアブート】
- この更新プログラムは、Windowsセキュリティアプリにおけるセキュアブート状態の動的なステータス報告を有効にします。
- この更新プログラムには、高い信頼性を持つデバイスターゲティングデータが追加されており、新しいセキュアブート証明書を自動的に受信できるデバイスの対象範囲が拡大されます。Windows Updateを通じた証明書の展開は、今後数か月にわたり、サポート対象のPCおよび管理されていないビジネス向けデバイス全体で引き続き行われます。
- 【ネットワーク】
この更新プログラムは、TDIトランスポート登録要件を強制するセキュリティ強化の変更を導入します。その結果、未登録のサードパーティ製TDIトランスポート経由でソケットを使用するアプリケーションは、この更新プログラムのインストール後に動作しなくなる可能性があります。登録済みのTDIトランスポートは影響を受けません。詳細については、「2026年7月14日以降にリリースされるWindowsセキュリティ更新プログラムをインストールすると、サードパーティ製のTDIトランスポートが動作しなくなる可能性がある」を参照してください。 - 【リモートデスクトップ(RDP)セキュリティ】
信頼されたRDP発行元に対するSHA-2証明書拇印(サムプリント)のサポートが追加されました。SHA-1のサポートは後方互換性のためにのみ維持されており、将来的に削除される予定です。組織がユーザーの開くことができる.rdpファイルを制御することでフィッシングリスクを軽減できるよう、グループポリシーを通じたRDPファイルのセキュリティ管理に関する新しいガイダンスが公開されています。IT管理者の皆様には、混乱を避けるため、できるだけ早くSHA-256拇印またはより強力なアルゴリズムへの移行を推奨します。
2026年7月「Windows Update」での不具合について
2026年7月の「Windows Update」では、現時点で以下の既知の不具合情報が入っております。今後、不具合情報が入り次第、このページに追記していきます。
※このページを再訪問した際は、念のためにブラウザの【更新】を行ってください。ブラウザキャッシュの関係で、最新の情報が表示されない場合があります。
特定のIntelドライバーを搭載した一部のDellデバイスでは、パフォーマンスが低下する場合がある
■不具合の概要:
2026年6月23日公開のWindowsプレビューアップデート(KB5095093)をインストールした後、一部のDell製デバイスにおいて、デバイスマネージャーのIntel Innovation Platform Framework Processor Participantドライバーの横に黄色の感嘆符が表示される場合があります。これらのデバイスでは、予期しないシャットダウン、パフォーマンスの低下、発熱の増加、バッテリーの消耗といった問題が発生する可能性があります。
この問題は、テスト中にDellから報告され、Intelドライバーと、2026年6月23日のWindowsプレビューアップデート(KB5095093)で導入された新しいWindows USB-C接続マネージャーインターフェイスとの互換性の問題であることが判明しました。影響を受けるモデルでこの問題が発生しないよう、Dellと協力して対応を進めています。
■今後の対応:
この問題を軽減するため、マイクロソフトがパートナー企業と協力してこの問題の解決に取り組む間、影響を受けるデバイスには、2026年7月14日リリース予定のWindows 11バージョン25H2およびWindows 11バージョン24H2向けWindowsセキュリティ更新プログラム(KB5101650)は提供されません。マイクロソフトは、影響を受けるデバイス向けの解決策を近日中にリリースする予定です。
→KB5121767が緊急リリースされ、この不具合は解決しました。
■影響を受けるプラットフォーム:
- クライアント: Windows 11、バージョン 25H2; Windows 11、バージョン 24H2
- サーバー: なし
参考:Windows 11/10に関する不具合情報
Windows 11/10に関する不具合情報はマイクロソフト公式サイトにてご確認ください。
※「更新プログラム」適用で不具合が発生した場合、不具合の原因となる「更新プログラム」が分かっているなら、手動でアンインストールすることで不具合が解消する場合があります。その際には以下の記事を参考に対処してみてください。
- Windows 11:Windows Update適用後、不具合が出た際に特定の更新プログラムをアンインストールする方法
- Windows 10:「インストールされた更新プログラム」を手動でアンインストール/削除する方法
2026年7月の「月例パッチ/Windows Update」の配信内容/セキュリティ更新プログラム一覧
2026年7月の「月例パッチ/Windows Update」が配信開始になりました。配信内容/セキュリティ更新プログラム一覧は以下の通りです。
■対象:Windows 11 v26H1, v25H2, v24H2, v23H2
■最大深刻度:緊急
■最も大きな影響:リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
v26H1 5101649
v25H2, v24H2 5101650
v23H2 5099414
■対象:Windows Server 2025 (Server Core installationを含む)
■最大深刻度:緊急
■最も大きな影響:リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
5099536
■対象:Windows Server 2022 (Server Core installationを含む)
■最大深刻度:緊急
■最も大きな影響:リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
5099540
■対象:Windows Server 2019, 2016 (Server Core installationを含む)
■最大深刻度:緊急
■最も大きな影響:リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
Windows Server 2019 5099538
Windows Server 2016 5099535
■対象:Microsoft Office
■最大深刻度:緊急
■最も大きな影響:リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
https://learn.microsoft.com/officeupdates
■対象:Microsoft SharePoint
■最大深刻度:緊急
■最も大きな影響:リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
https://learn.microsoft.com/officeupdates/sharepoint-updates
■対象:Microsoft Exchange
■最大深刻度:緊急
■最も大きな影響:リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
https://learn.microsoft.com/exchange
Released: July 2026 Exchange Server Security Updates
■対象:Microsoft SQL Server
■最大深刻度:緊急
■最も大きな影響:リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
https://learn.microsoft.com/SQL
■対象:Microsoft Dynamics 365
■最大深刻度:緊急
■最も大きな影響:リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
https://learn.microsoft.com/dynamics365
■対象:Microsoft Azure
■最大深刻度:緊急
■最も大きな影響:リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
https://learn.microsoft.com/azure
■対象:Microsoft .NET
■最大深刻度:重要
■最も大きな影響:リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
https://learn.microsoft.com/dotnet
■対象:Microsoft Visual Studio
■最大深刻度:重要
■最も大きな影響:リモートでコードの実行が可能
■関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
https://learn.microsoft.com/visualstudio
■対象:Microsoft Defender
■最大深刻度:重要
■最も大きな影響:特権の昇格
■関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
https://learn.microsoft.com/defender
引用元:2026 年 7 月のセキュリティ更新プログラム (月例)|Microsoft
Windows:2026年7月のゼロデイ脆弱性に関する情報
2026年7月の月例パッチでは、3件のゼロデイ脆弱性が報告されています。
ゼロデイ脆弱性は更新プログラムが公開されるよりも前に悪用や脆弱性の詳細が一般へ公開されていることが確認されており、早急なアップデートの適用が必須です。
CVE-2026-56155 – Active Directory Federation Services 権限昇格の脆弱性
Microsoftは、Active Directory Federation Servicesにおいて管理者権限を付与する、悪用が確認されている脆弱性を修正しました。
Microsoftは次のように警告しています。「Active Directory Federation Services (AD FS) におけるアクセス制御の粒度が不十分であるため、権限を持つ攻撃者がローカルで権限を昇格させることが可能になります。」
Microsoftは、この脆弱性についてMicrosoft Detection and Response Team (DART)(Microsoftのインシデント対応部門)のJeremy Kingston氏とScott Clark氏の功績を認めており、これは実際の攻撃を調査している最中に発見された可能性が高いことを示しています。
この脆弱性が攻撃においてどのように悪用されたかについての詳細は、Microsoftから公開されていません。
CVE-2026-56164 – Microsoft SharePoint Server 権限昇格の脆弱性
Microsoftは、リモートの攻撃者が昇格した権限を取得できる、Microsoft SharePoint Serverにおいて悪用が確認されている脆弱性を修正しました。
Microsoftは次のように説明しています。「Microsoft Office SharePointにおける重要な機能の認証の欠如により、権限を持たない攻撃者がネットワーク経由で権限を昇格させることが可能になります。」
Microsoftによると、サーバー上でAntimalware Scan Interface (AMSI) を有効にし、Request Body Scanモードを Full に設定することで、この脆弱性を緩和できるとしています。
この脆弱性が攻撃においてどのように悪用されたかについての詳細は公開されていません。
CVE-2026-50661 – Windows BitLocker セキュリティ機能バイパスの脆弱性
Microsoftは、攻撃者が暗号化されたデータへのアクセスを取得できる可能性がある、一般に公開されているWindows BitLockerのバイパスの脆弱性を修正しました。
Microsoftは次のように説明しています。「攻撃に成功した攻撃者は、システムストレージデバイス上のBitLockerデバイス暗号化機能をバイパスできます。対象に物理的にアクセスできる攻撃者は、この脆弱性を悪用して暗号化されたデータへのアクセスを取得する可能性があります。」
2026年7月:他社の公開している主なセキュリティ情報
マイクロソフト以外の主要メーカーが公開している2026年7月のセキュリティ情報は以下の通りです。AndroidやiPhoneなどを利用中のユーザーもアップデートを忘れずに適用しておきましょう。
- Adobeは、最近パッチを適用しました。これは7件の最大深刻度のColdFusionおよびCampaignの脆弱性に対するもので、その中にはColdFusionの脆弱性CVE-2026-48282が含まれており、この脆弱性は後に攻撃で悪用されました。
- BeyondTrustは、自社のRemote Support (RS) およびPrivileged Remote Access (PRA) ソフトウェアにおける2件の重大な認証バイパスの脆弱性に対してセキュリティ更新プログラムをリリースしました。
- Ciscoは、Cisco Identity Services Engine、Catalyst Center、ClamAVを含む多数の製品に対してセキュリティ更新プログラムをリリースしました。また、Ciscoは6月に修正されたCVE-2026-20230が攻撃で実際に悪用されていたことも確認しました。
- Fortinetは、FortiOS、FortiSandbox、FortiPam、FortiSandbox、FortiSASE、FortiProxyにおける多数の脆弱性に対してセキュリティ更新プログラムをリリースしました。
- Giteaは、Gitea Dockerイメージにおける重大な認証バイパスに対してセキュリティ更新プログラムをリリースしました。
- Ivantiは、Ivanti Xtractionにおける2件の脆弱性に対してセキュリティ更新プログラムをリリースしました。
- Linuxカーネルのメンテナーは、Januscapeの脆弱性に対するパッチをリリースしました。この脆弱性は、攻撃者が仮想マシンをエスケープし、ホスト上で任意のコードを実行することを可能にするものです。
- NVIDIAは、NVIDIA Triton Inference ServerおよびNVIDIA TensorRT-LLMに対してセキュリティ更新プログラムをリリースしました。
- Progress Softwareは、先週ShareFile Storage Zone Controllersの緊急停止を引き起こした、高深刻度のパストラバーサルのゼロデイ脆弱性に対してセキュリティ更新プログラムをリリースしました。
- Ubiquitiは、UniFi OSにおける脆弱性に対してセキュリティ更新プログラムをリリースしました。これには、コマンドインジェクション攻撃に悪用され得る最大深刻度の脆弱性が含まれます。
- U-Bootのメンテナーは、ステルス性の高いファームウェア攻撃を可能にする新たな脆弱性を修正するためのパッチを導入しました。
- SAPは、7月のセキュリティ更新プログラムをリリースしました。これには、NetWeaver、Commerce Cloud、AppRouterにおける4件の重大な脆弱性に対する修正が含まれます。
- VMwareは、VMware Avi Load Balancerに対してセキュリティ更新プログラムをリリースしました。これには認証バイパスおよびリモートコード実行の脆弱性が含まれます。
- Zimbraは、Zimbra CollaborationスイートのClassic Web Clientに影響する重大なXSSの脆弱性に対してセキュリティ更新プログラムをリリースしました。
2026年7月の「月例パッチ/Windows Update」その他の注意点や脆弱性に関する注意喚起情報まとめ
2026年7月の「月例パッチ/Windows Update」のその他の注意点や脆弱性に関する注意喚起をまとめておきます。
■今月のセキュリティ更新プログラムで修正された脆弱性のうち、以下の脆弱性は更新プログラムが公開されるよりも前に悪用が行われていることや脆弱性の詳細が一般へ公開されていることが確認されています。ユーザーは、更新プログラムの適用を早急に行ってください。脆弱性の詳細は、各 CVE のページを参照してください。
- CVE-2026-56164 – Microsoft SharePoint Server の特権の昇格の脆弱性
- CVE-2026-56155 – Active Directory フェデレーション サービスの特権の昇格の脆弱性
- CVE-2026-50661 – Windows BitLocker セキュリティ機能バイパスの脆弱性
■2026年7月の更新プログラムを適用すると、CVE-2026-20833 Windows Kerberos の情報漏えいの脆弱性に対処するための Enforcement フェーズが適用され、レジストリ サブキー RC4DefaultDisablementPhase のサポートが削除されます。詳細は、CVE-2026-20833 および CVE-2026-20833 に関連するサービス アカウント チケット発行の変更に対する RC4 の Kerberos KDC 使用量を管理する方法 をご参照ください。
以下、その他の既知の注意点をまとめておきます。
まずはWindowsのサービス終了のお知らせから。
ついにWindows 10のセキュリティサポートが2025年10月15日のパッチ配信をもって終了となりました。何も対策せずに使い続けることは非常に危険です。必ずなんらかの対処方法を至急とるようにしてください。
※下部で一般的な対処方法をご紹介しています。
Windows 11 23H2 Home/Proは、2025年11月12日にサポート終了となりました。利用中の方は早急に最新バージョンに更新しておいてください。
その他のWindows OSに関するサービス終了情報は以下の通りです。
■Windows 10 Enterprise and Education、Version 1909、Windows 10 Home and Pro、Version 20H2、Windows 10 IoT Enterprise、Version 1909のサポートが2022年5月10日で終了しました。
■Windows 10 Enterprise and Education、Version 21H1、Windows 10 Home and Pro、Version 21H1、Windows 10 IoT Enterprise、Version 21H1のサポートは2022年12月14日で終了しました。
■Windows 7 拡張セキュリティ更新プログラム 3年目、およびWindows 8.1のサポートは2023年1月10日で終了しました。
■Windows 10 version 20H2 Enterprise/Educationのサポートは2023年5月9日に終了しました。
■Windows 10 version 21H2 のサポートは6月14日をもって終了しました。
■Windows Server 2012 / 2012 R2のサポートが2023年10月10日(米国時間)に終了しました。
■Windows 11 Version 21H2 は、2023年10月10日にサービス終了しました。
■Windows 10 21H2 Enterprise/Educationエディションが2024年6月11日にサービス終了しました。
■Windows 11 21H2 Enterprise/Education/IoT Enterpriseエディションは、2024年10月8日でサービス終了となりました。
■Windows 11 22H2 Home/Proエディションは、2024年10月8日でサービス終了となりました。
■Windows 10 Enterprise and Education/Windows 10 Home and Pro/Windows 10 IoT Enterpriseは、2025年10月14日でサービス終了となりました。
■Windows 11 Home および Pro Version 23H2は、2025年11月11日でサービス終了となりました。
参考:
■2024 年にサポートが終了する製品|Microsoft
■2025 年にサポートが終了する製品|Microsoft
■2026 年にサポートが終了する製品|Microsoft
いずれも該当バージョンを使用中の方は速やかに最新バージョンにアップデートしましょう。
次にOfficeに関する情報です。
Microsoft Office 2016/Microsoft Office 2019は、2025年10月14日をもってサポート終了しました。
今後はテクニカルサポート、セキュリティ修正プログラム、不具合の修正などが一切提供されなくなり、利用を続けることは非常に危険です。出来るだけ早急に「Office 2024」やサブスク型の「Office 365」に乗り換えましょう。「Office 365 Personal」はPC(Windows, Mac)、タブレット(iPad、Android、Windows)、スマートフォンに何台でもインストール可能(同時利用可能台数5台)なので、環境によっては案外お得かもしれません。企業でも案外無頓着な事例を今まで多数見てきました。「とりあえずサポートが切れても動けば良い」などと安易に考えず、早急に対処するようお願いします。
※サポートが終了すると、PCを常に最新の情報に保つためのセキュリティ更新プログラムの提供が停止し、使用中のPCが重大なリスクにさらされ続ける事になります。
ちなみに現在管理人は、Windows 11搭載の「Surface Pro 8」を購入て愛用しています。なかなか良い仕上がりで満足していますよ。
以前購入した「Surface Laptop 3 15インチ」モデルもなかなか素晴らしい仕上がりでした。気になる方はレビューをまとめているのでご参考に。
なお、日ごろスリープをメインにパソコンを運用している場合は、今日だけでも必ず更新を確認し、指示に従ってPCを再起動してください。スリープのままではきちんと更新が適用されない場合もあるのでご注意を。
Windows 11の場合は、再起動等が必要な場合は以下のような更新通知アイコンがタスクバーに表示されるようになっています。速やかに再起動させましょう。
更新通知アイコンをタップすると以下の画面になります。可能であれば「今すぐ再起動する」をタップして更新を適用しておきましょう。
また、スタートメニュー内にも更新がある場合は通知が出ます。
電源ボタンをタップすると以下の表示が出るので、【更新してシャットダウン】【更新して再起動】のいずれかを選択し、速やかに適用しておきましょう。
もしも久しぶりにパソコンを起動した際などは、「Windows Update」によるアップデートが複数回溜まっている場合もあり、1回更新してもまだ残っている場合があります。気になる方は手動で「更新プログラムのチェック」をクリックすると最新のプログラムが追加配信される場合もあるので試してみてください。
「更新プログラムのチェック」を押して、このように「お使いのデバイスは最新の状態です。」と表示されれば、現時点でパソコンは最新の状態となります。
Windows 10がサポート終了!今後もPCを使い続けるために今すぐとるべき対処方法まとめ!
ついにWindows 10がサポート終了となりました。とは言え、まだ動いているパソコンを捨てるのは勿体ないとお考えの方も多いことでしょう。
そこで、今後もWindows 10 PCを使い続けるために今すぐとるべき対処方法をまとめておくので、参考にしてみてください。
Windows 10 ESU(延長サポートサービス)に申し込む
個人的にはこれが一番おすすめの方法。1年間の期間限定ではありますが、Windows バックアップの設定を行うだけで、Windows 10 ESUを無料で1年間利用できます。
Windows 10をWindows 11にアップグレードする
可能ならWindows 10 PCをWindows 11にアップグレードすると、今後も長く利用できますが、おそらく現在もWindows 11にアップグレードしていない方の多くは、パソコンがアップグレード非対応(要件を満たさない)のためかと思います。
しかし、一応Microsoft公式提供の手段を使って、非対応のWindows 10を無理やりWindows 11にアップグレードすることは可能です。
とは言え、利用していて不具合が出る可能性もありますし、突然アップデートが適用できなくなる可能性もあります。利用は自己判断のもとでお願いいたします。
LinuxやChromeOS Frexに乗り換える
いっそのこと、Windows OSを捨て、LinuxやChromeOS Frexなど他のOSに乗り換えるという方法もあります。ただし、パソコンを初期化してインストールし直す必要があるのと、新しいOSの操作方法になれる必要があります。
とは言え、今後もパソコンが動く限り使い続けたいなら、一考の価値はあるでしょう。


インターネット接続を切ってローカルで使う
何も対処はしたくない、面倒だ、でもWindows 10 PCを使い続けたい、そんな場合は、最終手段としてインターネット接続を切ってローカルで使い続けるという方法もあります。
有線接続ならLANケーブルを抜く、無線接続ならWi-Fiのスイッチを切る、など、絶対にインターネットに繋がらない設定を行っておきましょう。
とは言え、これはあくまでも最終手段。ちょっとだけなら良いだろうとついついネットに繋げちゃう可能性もあるので、個人的には推奨できない方法ではありますが、例えばスマホの写真や動画のバックアップや年賀状作成など、ネットに繋がっていなくても利用できる使い方をするなら考えてみてください。
なお、いくらネット接続を切っていても、セキュリティ上は非常に危険な状態です。USBメモリなどを介してウイルス感染する可能性もあるので、絶対に会社のデータを扱うなどすることはやめておきましょう。
【警告】何もせずWindows 10 PCを使い続けるのは絶対にだめ!【危険】
ということで、なんの対処もせずに今後もWindows 10 PCを使い続けるのは非常に危険です。ネットに接続しているだけでウイルスに感染する可能性もあります。個人情報やクレジットカード情報などが漏洩するだけでなく、サイバー攻撃の踏み台にされる可能性もあります。
なんの対処もせずにWindows 10 PCを使い続けることは絶対にやめましょう!!
パソコンがある程度古くなっている、動作も遅いなどの場合は、素直にパソコンの買い替えもご検討くださいませ。
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新Microsoft Edge、Chrome、Firefox、Adobe関連、Javaなどのアップデートもお忘れなく。「MyJVN バージョンチェッカ」の使用がおすすめ
その他、新Microsoft Edge、Google Chrome、Firefox、Adobe関連、Javaなどの更新プログラムも随時提供されています。これらもきちんと更新しておきましょう。ブラウザ関連も重大な脆弱性が度々発覚しています。十分ご注意ください。
これらの更新の確認には、個人的に「MyJVN バージョンチェッカ」の活用がおすすめ。手軽に更新状況が確認できますよ。月に1度は確認しておくと安心です。
起動するとこのようにチェックされます。Windows Updateでの更新作業が完了したら、セットで確認作業を行うことを強く推奨します。
※「MyJVN バージョンチェッカ」でエラーが出る場合は、最新バージョンに更新して再度お試しください。
「Windows セキュリティ」で月に1度は全ファイルのセキュリティ検査をしておくと安心
全てのアップデート作業が完了したら、念のために「Windows セキュリティ」および「Microsoft Defender」でPC内の全ファイルのセキュリティ検査しておくと安心です。市販のウイルス対策ソフトとの併用も可能。月に1度は習慣づけておくと良いかもしれませんね。
※稀に誤検出がおこる可能性もあります。必要に応じてご使用ください。
【スタート】ボタンをクリックし、アプリ一覧から【Windows セキュリティ】を選択してクリックします。
左メニューの【ウイルスと脅威の防止】、もしくはアイコンをクリックすると、【ウイルスと脅威の防止】画面が開きます。ここで他の市販アプリを使っている場合は以下のような画面になるので、サクッとPCをスキャンしたい場合は【①クイックスキャン】を。より詳細にスキャンしたい場合は【②スキャンのオプション】をクリックしましょう。
【スキャンのオプション】では以下の画面が開きます。ここで【フルスキャン】は時間が掛かりますが、定期的に行っておくのがおすすめ。また、【Microsoft Defender Antivirus(オフライン スキャン)】は、PCを再起動して特殊なスキャンが行えます。時間に余裕があれば、それぞれ行っておくと良いでしょう。
実際にスキャンを行う場合は、希望のスキャンを選択し、下部の【今すぐスキャン】をクリックすればOK。
後はスキャンが終了するまで待ちましょう。
月に1度のパソコンメンテナンスとして、各種アップデート作業やウイルスチェックをぜひこの機会に行っておきましょう。
また、「Windows 10 May 2020 Update」から、新たに「Windows セキュリティ」に「評価ベースの保護」が追加されています。これを有効にしておくと「望ましくないアプリ(PUA)」をブロックできるので、興味のある方は試してみてくださいね。
併用を推奨!「am I infected?」でIoT機器の無料検査も定期的に行っておこう!
2022年2月24日から、横浜国立大学 情報・物理セキュリティ研究拠点がIoT機器のマルウェア感染と脆弱性を確かめる無料検査サービス「am I infected?」を開始しています。
PCはもちろん、iPhoneやAndroidスマホ、タブレットなどから簡単に利用できるので、上記の「Microsoft Defender」でのウイルスチェックと併せて利用しておくと良いでしょう。
利用方法は過去記事をご参照くださいね。
























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