1997年1月31日に発売された「ファイナルファンタジーVII」を発売日に購入し、その後3日間で46時間遊んでクリアしたおバカな大学生(当時)は私です。
おそらく自分のゲーム史でも1,2を争うぐらいハマったゲームだけに、今回の「FINAL FANTASY VII REMAKE」には期待と不安が交錯していました。また、実際に体験版を遊んでみても、良くは出来ているけど微妙な印象も受けたのが本音。
しかし、実際に製品版の「FINAL FANTASY VII REMAKE」(FF7 リメイク)を遊んでみた所、面白さが体験版とは桁違いでした。もちろん、ベースとなるストーリーは「ファイナルファンタジーVII」と一緒なのですが、大幅に肉付けされたストーリー、新たなサブクエストやシステムの改良、美麗なグラフィック、魅力的なキャラデザイン、そして声優の声も非常にマッチしており、個人的には当初の予想以上に大満足しています。
勿論、まだまだ序盤なので今後評価が変わる可能性もないとは言えませんが、現状「これは神ゲー」と感じていますね。もう続きが遊びたくてしょうがないです。ヤバい。
とりあえず本日は極力ネタバレを抑えつつ、簡単なレビューと簡易的な攻略ポイントなどご紹介しておきます。
「FINAL FANTASY VII REMAKE」はリメイクのレベルを超えている。これは遊ぶべき。
「FINAL FANTASY VII REMAKE」は、元の「ファイナルファンタジーVII」のストーリー展開は踏襲しているものの、より各種演出が強化され、ストーリーも大幅に補完されています。システム面も改良されており、特に戦闘システムは「FF15」を引き継ぎつつ、より遊びやすく改良されている印象です。
ストーリーは大幅に補完され強化、サブクエストも豊富で長く遊べそう
先程も紹介しましたが、ストーリーの主軸は基本的に引き継がれています。しかしながら細かな演出の追加や従来にはなかったマップも用意されており、「FF7」をクリア済みの方も新たな気持ちで楽しめると思います。
これは序盤のとあるマップですが、作り込みは細部までち密に行われており、良い意味で全く別のゲームを遊んでいる感覚です。
道中ではサブクエストも大量に用意されており、これをしっかりクリアしていくとかなり長く遊べそう。サブクエストを全てクリアすると「EX」という追加のクエストが出現する場合もあるようです。例えばセブンスヘブン編ではティファといい感じになるシーンが見られたので、時間がある人はサブクエストも全部クリアしていった方がより楽しめるでしょう。特別なアイテムを追加報酬としてゲットも出来ますよ。
新しい戦闘システムも楽しい!ただし難易度はよく考慮しよう!
「FF7 リメイク」は戦闘システムも大幅に刷新されています。
ただし、「FF7 リメイク」用の新しい戦闘システムは、アクションが苦手な人にはやや難しいかもしれません。そんな時は【CLASSIC】を選択すると、依然と同じようにコマンド選択式で楽しめます。また、【NORMAL】で難しいと感じるなら【EASY】で進めるのもおすすめ。慣れたら途中でも変更できます。
自分の場合は体験版で【NORMAL】を使用してボスやザコ敵に苦戦したため、製品版では最初から【EASY】を選択してゲームを進めています。かなり楽ちんでサクサク進んでいますが、やや物足りなさを感じる部分も。ただしこれによって戦闘でのストレスは大きく減ったので、自分に合う戦闘システムの選択が「FF7 リメイク」の満足度を大きく左右する部分かもしれません。
なお、難易度はいつでもゲーム中で変更可能となっています。
とりあえずキャラクターの切り替え、【L2+R2】で仲間に直接指示が可能、【L1+任意のボタン】でショートカット利用可能(オプションから設定できる)、バトル中に【〇】でコマンドメニューを開くと時間の経過が超スローモーションになる、などはしっかり活用していくと良いでしょう。
特にショートカットの利用はアクションモードを楽しむなら非常に重要。ポーションなどの回復薬は絶対に配置しておきましょう。よく利用する技なども設定しておくと楽ちんです。
マテリアは道中で拾ったり武器屋などで買ったりクエストクリアで開発も可能に
個人的に“マテリア”のシステムがどうなるのか気になっていましたが、こちらは従来と同じく道中で拾ったり、武器屋などで購入したりできます。また、新たに七番街スラムにいる神羅の研修生「チャドリー」から受けられる「バトルレポート」のクエストをクリアすると、新たなマテリアを開発・販売してくれたりもします。
武器や防具にマテリアの装備枠が設定されており、これに応じて装備可能です。マテリアの装備枠は武器を育成することで増やせる場合もあります。
マテリアは装備した状態で戦闘すれば経験値が増え、より上位の魔法が解放されていくシステムです。
新旧要素を組み合わせて、なかなか上手くまとめてくれていると思います。
キャラクターの魅力が大幅にアップ!声優の演技も上手い!
「FF7 リメイク」でキャラクターのデザインが変わったのは正直賛否両論あると思いますが、個人的には違和感なく楽しめています。むしろ以前よりも随分魅力的に感じますね。特に声優さんの演技が上手く、各キャラクターの個性をさらに引き出してくれている印象。また、各キャラの演出もかなり強化されており、個人的にはリメイク作としてはかなり成功している部類だと思います。
バレットさん、いい感じっすね。
ティファは回想シーンも多く、以前にも増して魅力的に感じました。サブクエストは全部クリアすべきでしょう。
そして他にも、「FF7」ではそこまで印象に残らなかったウェッジやビックス、ジェシーが非常に良い味を出しています。特にジェシーなんてティファやエアリスを食っちゃうんじゃないかというほど魅力的に感じる場面もあり、「FF7 リメイク」の影響でジェシーファンが大幅に増えそうに感じます。
ただし、キャラデザインや声優に関しては好みの問題が大きいと思うので、そこは評価が分かれる部分かもしれません。
ロード時間は短め。ファストトラベルがあったりして快適に遊べるのが嬉しい
「FF15」ではとにかくロード時間が長かったり、広大なマップを目的地へ移動するのに延々と車に乗っている必要があり、ゲームの1/4はロード待ちや車移動を眺めるだけという非常に不満の溜まるゲームでした。車での移動中は基本的にオートなので、自分の場合はマンガ読んだりスマホゲームしていましたね。クリアしても脱力感しか残らず、結局レビュー記事も書きませんでした。
それに比べると「FF7 リメイク」は全体的に非常によく作り込まれていると思います。
サブクエストクリア後(ボス討伐後)は報告すべき場所へファストトラベルが用意されており、ストレスなくゲームが楽しめています。細かな部分ですが、快適にゲームを楽しめるシステムになっているのはありがたいです。
ロード時間も全体的に短めで、戦闘シーンへの移行はシームレス。町中も程よい広さでそれほど移動にストレスは感じません。なかなか良く調整されていると感心しています。
やはり快適にストレスなくゲームが遊べるというのは重要ですよね。
※管理人は外付けSSDにて遊んでいます。
「FF7 リメイク」レビューまとめ:率直に言って神ゲー。素晴らしいリメイク作!
「FINAL FANTASY 7 REMAKE」ですが、事前の体験版では【NORMAL】難易度で遊んだせいもあり、やたらと敵が硬くて若干微妙な印象を受けていました。また、体験版では新しいシステム部分(マテリアなど)までは遊べなかったりしたので、余計に微妙に感じたのかもしれません。
そして不安と期待が入り混じりつつ遊び始めた「FF7 リメイク」製品版ですが、進めるほどにストーリーの重厚さ、ち密なグラフィック、魅力的なキャラクター達により、正直言ってリメイク前の「FF7」よりも引き込まれている自分がいます。
またロード時間も短く、ファストトラベルも用意されており、ゲームを遊ぶ上でのストレスが少ないのも良い印象を増幅しているのかもしれません。
現状、全体的にこれといった不満はないのですが、あえて言うならマップの明暗で見ずらい部分があるという点でしょうか。暗めのマップでは箱が配置されているのか良く分からないことがあり、若干気になりました。でも不満と言えばそれぐらいですね。キャラが向いた方向が少し明るくなるなどあれば便利かなと思います。
一応下記の設定から画面の明るさは変更可能なので、全体的に暗くて見えにくい場合は調節してみてくださいね。
後は目的地への移動の際にナビゲーションがあるとより便利になるかと思いますが、これは求めすぎですかね。
とりあえずまだまだ序盤なので今後評価が変わる可能性もないとは言えませんが、現時点では率直に言って当初の予想を大きく上回る【神ゲー】だと感じています。スクエニのスタッフさんには大変な重圧があったと思いますが、いやはや、本当に素晴らしいリメイクを施してくれたものですね。自分は手放しで褒めてあげたいです。
しばらくは昔のPS版「FF7」に思いを馳せつつ、新しい「FF7 リメイク」をガッツリやり込んでみたいと思います。仕事をしながらなのでいつクリアできるかは分かりませんが、価格分の価値は十分ある印象ですね。
これなら今後の続編にも大いに期待できると思います!エアリス生存ルートとか用意されているんだろうか、、、
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