毎年9月になると、新しいiPhoneの発表を楽しみにし、発売日には手元にあるのが当たり前でした。
新しい機能やデザインにワクワクし、「今年はどんな進化を見せてくれるのだろう」と期待する。それがここ数年の恒例行事だったのです。
しかし2026年は違いました。
私はiPhone 18 Pro Maxを購入しませんでした。そして、話題の新製品であるiPhone Duoも購入しません。
どちらも魅力的な製品です。Appleファンとしては本当に悩みました。それでも最終的に出した結論は「今年は待つ」というものでした。
今回は、毎年買い替えていた私がiPhone 18 Pro MaxもiPhone Duoも見送った理由を、具体的な価格や仕様も交えてお話しします。
理由1:円安による価格高騰で割高感が強かった
まず最も大きな理由が価格です。
Apple公式サイトによると、iPhone 18 Pro Maxの価格は239,800円(256GB)からとなっており、iPhone 17 Pro Maxからさらに値上がりしています。部品価格の上昇や製造コストの増加を考えれば、Apple側の事情も理解できます。
私はこれまで一括購入で毎年買い替えてきたタイプで、長期保有派というわけではありません。今回も「もう買わない」と決めたわけではなく、あくまで今年は一旦見送ったという位置づけです。
自分の場合、新しいiPhoneを購入、これまで使っていた端末を妻に譲り、そのかわり妻が使っていた一世代前の端末を売却する、というサイクルを保っていました。この「玉突き」をすれば、売却額の分だけ実質的な負担は半分程度まで下がることもあります。ただ、今回はこの流れを差し引いても、「今年は見送ろう」と思わせるだけの割高感がありました。
日本のユーザーとしては、どうしても為替の影響も気になります。今回の価格設定を見る限り、Appleが想定している為替レートは実際の市場レートよりもかなり円安寄りに感じました。
その結果、「高いけど欲しい」ではなく、「欲しいけど高すぎる」という印象になってしまったのです。以前であれば新機能や所有欲が価格を上回っていました。しかし24万円近いスマートフォンを毎年買い替えることに対して、初めて冷静になった自分がいました。
理由2:iPhone 17 Pro Maxから大きな進化を感じなかった
価格以上に購入をためらわせたのが進化の少なさです。
確かにiPhone 18 Pro Maxには新しいA20 Proチップ、AI機能、そしてiPhone初となる可変絞り(Variable Aperture)など、数多くの改良が施されています。しかし、発表内容を見ながら感じたのは、「それで自分の使い方はどれだけ変わるのだろう?」という疑問でした。
現在使用しているiPhone 17 Pro Maxに大きな不満はありません。動作は快適、カメラも十分高性能、バッテリーにも不満はなく、ゲームや動画編集でも性能不足を感じることはありません。
もちろん18 Pro Maxの方が優れているのでしょう。しかし、その差を日常生活の中でどれだけ体感できるのかと考えると、購入を決断するほどのインパクトはありませんでした。
外観デザインも大きくは変わっていません。かつてのiPhoneには、iPhone Xの全面ディスプレイ化、iPhone 12シリーズのフラットデザイン、iPhone 15 Proのチタンボディ採用のような、一目で分かる進化がありました。しかし今年は、良くも悪くも正常進化という印象です。完成度は高いものの、買い替えたくなるほどの驚きはありませんでした。
主要モデルの比較
| 項目 | iPhone 17 Pro Max | iPhone 18 Pro Max | iPhone Duo |
|---|---|---|---|
| 価格(256GB〜) | 214,800円(販売終了) | 239,800円 | 364,800円 |
| チップ | A19 Pro | A20 Pro | A20 Pro |
| RAM | 12GB | 12GB | 12GB(Apple非公表、業界推定) |
| カメラ構成 | 広角・超広角・望遠(トリプル、48MP) | 広角・超広角・望遠(トリプル、可変絞り対応) | 広角・超広角(デュアル、望遠なし) |
| 可変絞り | 非対応 | 対応 | 非対応 |
| 画面サイズ | 6.9インチ | 6.9インチ | 閉時5.4インチ/開時7.6インチ |
こうして並べると、iPhone 18 Pro Maxは17 Pro Maxからカメラの可変絞りという着実な進化はあるものの、構成自体は据え置きであることが分かります。一方Duoは画面サイズという独自の武器を持つ一方、カメラと価格ではPro Maxに一歩譲る構成です。
理由3:来年の20周年モデルへの期待
そして、これが最も大きな理由かもしれません。
2027年は初代iPhone発売から20周年という節目の年です。Appleはこれまで節目のタイミングで大きな変革を行ってきました。その代表例がiPhone Xです。ホームボタンを廃止し、Face IDと全面ディスプレイを採用したあのモデルは、それまでのスマートフォンの常識を変えました。
現時点ではあくまで噂の段階ですが、海外メディアの間では、20周年モデルでディスプレイ技術やボディ素材の刷新など、大規模な変更が行われるのではないかという観測も出ています。
OSに関しても同様。今年のiOS27は、アプリ起動の高速化など、どちらかというと細部をブラッシュアップしたビッグマイナーのような印象です。これも来年大きな変革を伴うiOS28が登場するのではないか?また、それに伴い、iPhone 20?がその新機能を全て使える唯一のモデルになる可能性も秘めているのです。
もちろん確定情報ではありません。しかし、「今年24万円近くを使うなら、来年の本命に備えたい」そう考えるようになりました。
それでも新しいiPhoneが欲しかった――iPhone Duoという選択肢
ここまで読むと、「じゃあ今年は何も欲しくなかったのか?」と思われるかもしれません。実はそんなことはありません。
むしろ今年、最も心が動いたApple製品はiPhone 18 Pro MaxではなくiPhone Duoでした。Apple初の折りたたみiPhoneで、閉じればiPhone、開けば7.6インチのタブレットになる、まさに未来を感じさせる製品です。18 Pro Maxを見送ったあと、最後まで悩んだのはこのiPhone Duoでした。
しかし最終的にはiPhone Duoも見送りました。理由は次の3つです。
価格の高さ
Apple公式サイトによると、iPhone Duoの価格は364,800円(256GB)からで、iPhone 18 Pro Maxよりも12万円以上高い設定です。先ほどの「玉突き」を使っても、この価格差はさすがに埋め切れませんでした。
カメラ性能への妥協
iPhone Duoは折りたたみ構造の制約もあり、望遠カメラを搭載しないデュアルカメラ構成で、可変絞りにも非対応です。トリプルカメラかつ可変絞り搭載のPro Maxと比べると、仕様上どうしても見劣りします。私は旅行や日常の撮影でiPhoneをよく使うため、高額な端末を買うならカメラ性能でも妥協したくありませんでした。
耐久性への不安
Appleの品質テストは信頼していますが、折りたたみという構造上、通常のiPhoneより繊細な印象はどうしても拭えません。特に気になったのは「もし落としたらどうなるのか」という点です。通常のiPhoneなら頑丈なケースで安心感を得られますが、折りたたみ構造ではケースの選択肢や保護性能がどこまで充実するか未知数です。新しいカテゴリーの製品だからこそ、初代モデルは少し様子を見たい。そう思ったのも見送りの理由の一つです。
さらに、普段使いにはiPhone+iPad miniという組み合わせの方が、自分のスタイルに合っていると感じたことも大きな理由でした。動画視聴や資料確認はiPad mini、持ち歩きは軽いiPhoneという使い分けは、すでに自分の中で完成されたスタイルだったのです。
まとめ:iPhoneは「毎年買い替える時代」から「長く使う時代」へ
今回購入を見送って感じたのは、iPhoneが悪くなったのではなく、完成されすぎたのではないかということです。
昔のiPhoneは毎年、デザイン・機能・体験のすべてが大きく進化していました。だからこそ毎年買い替える意味がありました。しかし現在のiPhoneは完成度が非常に高くなった結果、1〜2世代前のモデルでも十分すぎるほど快適に使えます。iPhone 17 Pro Maxユーザーが18 Pro Maxへ買い替えても、生活が劇的に変わるとは思えません。これは18 Pro Maxが悪いのではなく、17 Pro Maxが優秀すぎるのです。そして価格は上がり続けています。
もちろん、この判断がすべての人に当てはまるわけではありません。毎年の性能向上を確実に享受したい人や、折りたたみという新しい体験そのものに価値を感じる人にとっては、今年は間違いなく「買い」のタイミングだと思います。判断が分かれるのは、それだけ両モデルの完成度が高い証拠でもあります。
だからこそこれからは、「最新だから買う」「毎年買い替える」ではなく、「今の端末に不満があるか」「新機能が本当に必要か」「支払う価格に見合う価値があるか」で判断する時代になったのではないでしょうか。
iPhone 18 Pro Maxは間違いなく優秀なスマートフォンです。iPhone Duoも非常に魅力的な製品です。それでも私にとっては、円安による価格高騰、iPhone 17 Pro Maxからの進化不足、20周年モデルへの期待、そしてiPhone Duoの高価格・カメラ性能・耐久性への不安が重なり、購入を見送るという結論になりました。
もしあなたが今、iPhone 18 Pro MaxやiPhone Duoの購入を迷っているなら、一度冷静に考えてみてください。その進化は、本当に数十万円を支払う価値がありますか。答えが「YES」なら買うべきです。しかし少しでも迷いがあるなら、今年は待つという選択肢も十分アリだと思います。
私は2026年を「買う年」ではなく「待つ年」と判断しました。そして今は、来年の20周年モデルが再び私を含め、多くのAppleファンを驚かせてくれることを期待しています。

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