Windows 10:10月のセキュリティアップデート「KB5006670」適用でネットワーク印刷ができなくなる不具合が一部環境で発生の模様、Windows Updateエラー0x8007000dの報告もあり

Windows 10:10月のセキュリティアップデート「KB5006670」適用でネットワーク印刷ができなくなる不具合が一部環境で発生の模様、Windows Updateエラー0x8007000dの報告もあり Microsoft Tips
スポンサーリンク

2021年10月13日、マイクロソフトが10月の月例セキュリティ更新プログラム/ Windows Update の配信を開始しましたが、このアップデート「KB5006670」を適用した一部ユーザーからネットワークベースのプリンターを使用する際に問題が発生するという報告が入ってきています。

マイクロソフトが2021年8月11日に定例外で情報を公開していたWindows印刷スプーラーの脆弱性(CVE-2021-36958)に対する修正以降、多くのWindowsシステム管理者から、プリントサーバにPrintNightmareの修正プログラムをインストールした後、コンピュータがネットワークプリンタに印刷できなくなったとの報告が上がってきています。Microsoftも都度修正を繰り返していますが、この問題が再び10月のセキュリティパッチ適用でも一部環境で発生したようです。

10月の月例セキュリティ更新プログラムとしては、Windows 11用のKB5006674、Windows 10 2004、20H1、および21H1用のKB5006670、Windows 10 1909用のKB5006667、およびWindows 8用のKB5006714が含まれます。現状「KB5006670」に関する不具合報告が多いようですが、他のバージョンでも同様にエラーが発生する可能性もあるのでご注意ください。

この不具合が発生した場合の最も簡単な対処方法は、問題となる「KB5006670」のアンインストールですが、ゼロデイ脆弱性を含む多数のセキュリティ更新も含まれるためアンインストールは慎重に検討してください。

その他の様々な対処方法を「BLEEPING COMPUTER」が紹介してくれているので、気になる方は参照してください。

 

また、「KB5006670」にはその他にも、Windows Updateからダウンロードしてインストールすることができない(0x8007000dエラー)、ブルースクリーンオブデス(BSoD)でデバイスがクラッシュする、スマートカードとスタイラスの問題などの情報もあるようです。

 

0x8007000dエラーが直るかどうかは不明ですが、「Windows Update のエラーを修正する」というマイクロソフト公式のページもあるので一応ご紹介しておきます。

 

現状不具合は一部の限られたユーザー環境でのみ発生しているようですが、一応皆さんご注意くださいませ。

コメント