【Windows Update】マイクロソフトが2018年8月の月例パッチをリリース。現時点で大きな不具合報告は無し。Adobe Flash Playerのアップデートもお忘れなく。

【Windows Update】マイクロソフトが2018年8月の月例パッチをリリース。現時点で大きな不具合報告は無し。Adobe Flash Playerのアップデートもお忘れなく。 Microsoft Tips
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2018年8月15日、マイクロソフトが8月の月例セキュリティパッチ/ Windows Update の配信を開始しました。なお、最近セキュリティ情報の提供方法が変更になりましたので、詳細についてはマイクロソフトの「セキュリティ更新プログラム ガイド」をご参照ください。

今月は、新規セキュリティ更新プログラムを公開すると共に、新規のセキュリティ アドバイザリ3件の公開、既存のセキュリティ アドバイザリ1件の更新が行われています。今月の「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」では、新たに対応を追加したファミリはありません。

今月のアップデートには、Intel Core と Intel Xeon における L1 Terminal Fault (L1TF) の脆弱性に対する緩和策やOffice多層防御に対するセキュリティ更新プログラムも入っています。重要なアップデートになりますので、早めに適応しておきましょう。
なお、現時点では大きな不具合報告は上がっておりません。

また、Adobe関連のFlash Playerなどのアップデートも配信中です。こちらも緊急性の高い内容なので、使用中のユーザーは早急に対処しておきましょう。

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2018年8月「Windows Update」での不具合について

2018年8月の「Windows Update」では、現時点で大きな不具合報告は入っておりません。今後不具合情報があれば、こちらに追記してお伝えしていきます。

 

2018年8月の「月例パッチ/Windows Update」が配信開始

2018年8月の「月例パッチ/Windows Update」が配信開始になりました。対象となるのは以下のソフトウェア。

  • Internet Explorer
  • Microsoft Edge
  • Microsoft Windows
  • Microsoft Office、Microsoft Office Servers および Web Apps
  • ChakraCore
  • Adobe Flash Player
  • .NET Framework
  • Microsoft Exchange Server
  • Microsoft SQL Server
  • Visual Studio

 

対象:Windows 10 および Windows Server 2016 のすべてのバージョン (Microsoft Edge を含まない)
※緊急 リモートでコードが実行される
関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
Windows 10 v1803: 4343909、Windows 10 v1709: 4343897、Windows 10 v1703: 4343885、Windows 10 v1607: 4343887、Windows 10: 4343892、Windows Server 2016: 4343887

対象:Microsoft Edge
※緊急 リモートでコードが実行される
関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
Microsoft Edge: 43438974343892434390943438874343885

対象:Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2
※緊急 リモートでコードが実行される
関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 マンスリー ロールアップ: 4343898
Windows 8.1 および Windows Server 2012 R2 セキュリティのみ: 4343888

対象:Windows Server 2012
※緊急 リモートでコードが実行される
関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
Windows Server 2012 マンスリー ロールアップ: 4343901
Windows Server 2012 セキュリティのみ: 4343896

対象:Windows RT 8.1
※緊急 リモートでコードが実行される
関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
Windows RT 8.1: 4343898
注: Windows RT 8.1 の更新プログラムは Windows Update からのみ入手できます。

対象:Windows 7 および Windows Server 2008 R2
※緊急 リモートでコードが実行される
関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
Windows 7 および Windows Server 2008 R2 マンスリー ロールアップ: 4343900
Windows 7 および Windows Server 2008 R2 セキュリティのみ: 4343899

対象:Windows Server 2008
※緊急 リモートでコードが実行される
関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
Windows Server 2008 の更新プログラムは累計的な更新プログラムやロールアップとして提供されません。次の記事は Windows Server 2008 のバージョンを参照しています。434093743441044340939433838043436744341832

対象:Internet Explorer
※緊急 リモートでコードが実行される
関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
Internet Explorer 9 IE 累積的: 4343205
Internet Explorer 10 マンスリー ロールアップ: 4343901
Internet Explorer 10 IE 累積的: 4343205
Internet  Explorer 11 マンスリー ロールアップ:43439004343898
Internet Explorer 11 IE 累積的: 4343205
Internet Explorer 11 セキュリティ更新プログラム: 434389943438974343892434390943438874343885

対象:Microsoft Office 関連のソフトウェア
※重要 リモートでコードが実行される
関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
マンスリー セキュリティ更新プログラムのリリースの Microsoft Office に関連するサポート技術情報の記事の数は、CVE の数、および影響を受けるコンポーネントの数によって変わります。今月リリースされる Office の更新プログラムに関連するサポート技術情報は約 20 件です。概要をお知らせする目的から、ここでは一部のみを掲載します。資料の詳細については、「セキュリティ更新プログラム ガイド」を参照してください。

対象:Microsoft SharePoint 関連のソフトウェア
※重要 情報漏えい
関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
Microsoft SharePoint 関連のソフトウェア: 4018392402223440322564022236

対象:Microsoft Exchange Server
※緊急 リモートでコードが実行される
関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
Microsoft Exchange Server: 43407334340731

対象:Microsoft .NET Framework
※重要 情報漏えい
関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
.NET Framework のセキュリティ更新プログラムのリリースに関連するサポート情報の記事数は、CVE の数と影響を受けるコンポーネントの数によって変わります。今月リリースされる .NET Framework の更新プログラムに関連するサポート情報の記事は 20 件を超えます。概要をお知らせする目的から、ここでは一部のみを掲載します。.NET Core は、Microsoft と GitHub の .NET コミュニティが保守している汎用開発プラットフォームです。

対象:Microsoft Visual Studio
※重要 特権の昇格
関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
Microsoft Visual Studio: 4456688

対象:Microsoft SQL Server
※緊急 リモートでコードが実行される
関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
Microsoft SQL Server: 429380142938084293803429380542938074293802

対象:ChakraCore
※緊急 リモートでコードが実行される
関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
ChakraCore は Chakra のコア部分であり、HTML/CSS/JS で記述された Microsoft Edge と Windows アプリケーションを強化する高パフォーマンスの JavaScript エンジンです。詳細については、https://github.com/Microsoft/ChakraCore/wiki を参照してください。

対象:Adobe Flash Player
※緊急 リモートでコードが実行される
関連するサポート技術情報またはサポートの Web ページ:
Adobe Flash Player のサポート技術情報: 4343902
Adobe Flash Player のアドバイザリ: ADV180020

データ引用元:2018 年 8 月のセキュリティ更新プログラム (月例)|日本のセキュリティチーム

 

詳細なアップデート内容については、マイクロソフトの公式サイトでご確認ください。

 

今回のWindows Updateには、32 ビット版の Windows 7 および Windows Server 2008 向けに、Lazy FP State Restore の脆弱性を緩和するセキュリティ更新プログラム、Intel Core と Intel Xeon における L1 Terminal Fault (L1TF) の脆弱性を緩和するセキュリティ更新プログラム、Office 多層防御に対するセキュリティ更新プログラムも含まれています。早急にアップデートを適用しておきましょう。

なお、UAC が有効になっているサーバー上で、Exchange 向けの更新プログラムを標準モード (管理者権限ではなく) で手動でインストールした際に、いくつかのファイルが正しく更新されず、OWA や ECP が正常に動作しない可能性があります。管理者権限で更新プログラムをインストールすることをMicrosoftは推奨していますのでご注意ください。

以下、いくつか既知の注意点をまとめておきます。

 

Windows 10 RS2 (1703) 以降において、Microsoftアカウントとの「設定の同期」が仕様変更されています。一応注意喚起しておきます。

 

Windows 10の初期バージョン「1507」は、2017年5月9日(米国時間)にサポートが終了となりました。今後セキュリティや品質の更新プログラムが提供されなくなるので、できるだけ早期に最新バージョンのWindows 10に更新しておきましょう。そして「Windows 10 November Update(1511)」に対するセキュリティ更新プログラムの提供も2017年10月10日で打ち切られました。該当するバージョンをお使いのユーザーは、早目にアップデートしておきましょう。
Windows 10 バージョン 「1607」(Anniversary Update)のサポートも2018年4月10日で終了となっています。また、Office 2007のサポートも2017年10月10日で終了しました。

いずれも該当バージョンを使用中の方は速やかに最新バージョンにアップデートしましょう。

そして、2018年7月31日にEMET (Enhanced Mitigation Experience Toolkit) のサポート ライフサイクルが終了しした。使用中の方はご注意ください。

 

なお、日ごろスリープをメインにパソコンを運用している場合は、今日だけでも必ず更新を確認し、指示に従ってPCを再起動してください。スリープのままではきちんと更新が適用されない場合もあるのでご注意を。

Windows 10の場合は、再起動等が必要な場合は以下のような指示がポップアップで出ます。速やかに再起動させましょう。

Windows 10:Windows Update後の再起動指示

 

また、【スタートボタン>電源】と進み、以下のような【更新してシャットダウン】【更新して再起動】の指示が出ている場合も、速やかに指示通り再起動などを行うようにしましょう。

更新して再起動、更新してシャットダウン

 

もしも「Windows Update」によるアップデートが複数回溜まっている場合は、1回更新してもまだ残っている場合があります。

左下スタートボタン>設定>更新とセキュリティ>Windows Update>更新プログラムのチェック

を押して、このように更新状態が「お使いのデバイスは最新の状態です。」と表示されるまでは、しっかり更新処理を行っておきましょう。

Windows Update:更新プログラムのチェック

 

Adobe Flash Playerなどのアップデートもお忘れなく!

その他、Adobe Flash Playerの更新プログラムなども提供されています。今回も緊急性の高い修正が入っているので、こちらもきちんと更新しておきましょう。

また、Javaやブラウザ等も適時更新しておくことは非常に重要です。ぜひ「MyJVN バージョンチェッカ」などを活用し、更新状況を確認しておきましょう。月に1度は確認しておくと安心ですよ。

起動するとこのようにチェックされます。Windows Updateでの更新作業が完了したら、セットで確認作業を行うことを強く推奨します。

※「MyJVN バージョンチェッカ」でエラーが出る場合は、最新バージョンに更新して再度お試しください。

MyJVN バージョンチェッカ

コメント

  1. jan より:

    Update終わりました。今のところは不具合はありません。