Microsoftが6月18日9時より、AI向けに設計された「Copilot+ PC」を日本でも販売開始しました。
Copilot+ PCとは、リアルタイム翻訳や画像生成などのAIを多用するプロセス専用のコンピューターチップであり、40兆回以上の操作を秒速で実行(TOPS)できる超高速ニューラル プロセッシング ユニット(NPU)を搭載した、新しいクラスのWindows 11 PCです。他に要件として1日以上のバッテリー駆動、16GBのRAM、256GB以上のストレージなどが挙げられています。
現時点で「Copilot+ PC」は、MicrosoftのSurfaceシリーズのほか、エイサー、ASUS、デル、HP、レノボといったPCベンダーが用意しています。なお、今回発表されたSoCはQualcommのSnapdragon X Plus、Snapdragon X Eliteのみでしたが、今後Intelは「Lunar Lake」、AMDは「Strix」で対応予定となっています。
個人的にも興味津々ですが、現状どこまで実用的かは未知数な部分もあるので、とりあえず様子見といったところです。
Copilot+ PCで出来ること
Microsoftが紹介している、Copilot+ PCで出来ることは以下の通りです。
リコール機能で手順を振り返る
PC でドキュメント、メール、Web ページを検索すると、時間がかかる場合があります。これからは、記憶の断片からでも覚えていることをもとにリコール機能が瞬時に探し出してくれます。
※現時点では賛否両論ある機能で、デフォルトでは無効化されているとの事。
コクリエイターで創作
だれもが、アーティストになれる。テキスト プロンプトやイメージ プロンプトでビジョンを説明したり描いたりすると、コクリエイターがかたちにします。
AIでパワーアップしたOneNote
Copilotの助けを借りて、Microsoft OneNoteで手書きメモを要約できます。
Adobe Photoshopの生成AI
普段使用する言語で入力したシンプルなテキストプロンプトから、AIの力によって、全く新しい世界が生み出されます。編集も変換もお手の物です。
ライブキャプション
44の言語を英語に翻訳。ビデオ通話でも、ストリーミング動画の会話でも、自動ライブキャプションを使って、リアルタイムで正確な字幕を生成できます。
フレーム内に収まり続ける
通話の質を高めるエフェクト。ビデオ通話中に、照明品質を向上し、ノイズをキャンセルし、背景をぼかすことができます。大事なプレゼンテーションを行うときは、Windowsスタジオエフェクトをオンにしましょう。
上記は一例です。気になる方は以下のMicrosoft公式サイトでご確認ください。
Copilot+ PCに対応した最新のSurfaceシリーズをMicrosoft Storeでチェック
Copilot+ PCに対応した最新のSurfaceシリーズは、すでにMicrosoft Storeで販売開始となっています。確認してみたところ、現状6月20日着となっていたので、まだ早期の入手は可能そう。
ただし、お値段は最低でも20万円程度するので、少し勇気のいる価格となっています。気になる方はぜひチェックしてみてくださいね。
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