Microsoftは、Windows 10 バージョン22H2を実行しているPC向けに、追加のオプションパッチ(通称“C”パッチ)「KB5046714」の配信を開始しました。
今回のオプションパッチ「KB5046714」では、不具合修正として、パッケージ化されたアプリの更新やアンインストールができない問題、クラウドファイルプロバイダーのフォルダーからファイルをドラッグ&ドロップすると、コピーではなく移動になってしまう場合がある問題、IPP USBプリンターを使用するとWindowsが応答しなくなる問題、マザーボードを交換した後、Windowsがアクティベーションされない問題などが修正されています。
あくまでも「KB5046714」はセキュリティ修正を含まない定例外のオプションパッチであり、特に問題が発生していない場合は無理にインストールする必要はありません。必要に応じてインストール作業を行ってください。
なお、「KB5046714」の内容とセキュリティ更新を含む次回の定例月例パッチは12月11日(水)に配信予定です。
「KB5046714」のアップデート内容
「KB5046714」の更新には、セキュリティ以外の各種品質改善が含まれています。主な変更点は次のとおりです。
Windows 10 バージョン 22H2
この非セキュリティ更新プログラムには、品質の向上が含まれています。以下は、このKBをインストールした際に解決される主要な問題の概要と新機能です。
- [アプリリストのバックアップ]
修正:Win32のショートカットがクラウドにバックアップされない場合がある問題を修正しました。 - [クラウドファイルのコピー]
修正:クラウドファイルプロバイダーのフォルダーからファイルをドラッグ&ドロップすると、コピーではなく移動になってしまう場合がある問題を修正しました。 - [マザーボードの交換]
修正:マザーボードを交換した後、Windowsがアクティベーションされない問題を修正しました。 - [国とオペレーター設定資産(COSA)]
修正:特定のモバイルオペレーター向けにプロファイルを最新の状態に更新しました。 - [インターネット印刷プロトコル(IPP)プリンター]
修正:IPP USBプリンターを使用すると、Windowsが応答しなくなる問題を修正しました。 - [パッケージ化されたアプリの更新やアンインストールができない]
修正:パッケージ化されたアプリの更新やアンインストールができない場合がある問題を修正しました。
以前の更新プログラムをインストールしている場合、このパッケージに含まれる新しい更新プログラムのみがデバイスにダウンロードおよびインストールされます。
「KB5046714」の既知の不具合
「KB5046714」には現時点で既知の不具合報告はありません。今後、不具合情報が入り次第追記いたします。
Windows 10 22H2:「KB5046714」のダウンロード&インストール方法
Windows 10 22H2向けのオプションパッチ「KB5046714」のダウンロード&インストール方法は以下の通りです。
※あくまでも“オプションパッチ”のため、必要に応じてインストール作業を行ってください。
- Windows Updateの「更新プログラムのチェック」から入手
- Microsoft Update Catalogから更新プログラムをダウンロード
Windows Updateの「更新プログラムのチェック」から入手する場合は、以下の通り作業してください。
まずは「設定」アプリを開き「更新とセキュリティ」を開きます。
その後「Windows Update」を開き、【オプションの品質更新プログラムがあります】の項目にある「2024-11×64 ベース システム用 Windows 10 Version 22H2の累積更新プログラム(KB5046714)」の下部にある【ダウンロードしてインストール】をクリックします。
※表示されない場合は【更新プログラムのチェック】をクリックしてください。
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