iOS16.4.1が配信開始!絵文字とSiriの不具合への対処、および悪用された可能性の高い重大な脆弱性の修正が行われているので至急アップデートの適用を!

iOS16.4.1が配信開始!絵文字とSiriの不具合への対処、および悪用された可能性の高い重大な脆弱性の修正が行われているので至急アップデートの適用を! ipad
スポンサーリンク

本日AppleがiPhone 8以降のiPhone向けにiOS16.4.1を、iPad向けにiPadOS16.4.1の配信を開始しました。

今回は押している手の絵文字でスキントーンの選択肢が表示されない問題への対処と、Siriが応答しないことがある問題への対処が行われています。

また、CVE番号ベースで2件の脆弱性が修正されています。2件ともに悪用された可能性がある重大な脆弱性となっているので、皆さん早急にアップデートを適用しておきましょう。

その他、Safari 16.4.1の配信、Mac向けにmacOS Ventura 13.3.1も配信されているので、こちらもそれぞれ適用しておきましょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク

iOS16.4.1のアップデート内容

iOS16.4.1のアップデート内容は以下の通りです。

このアップデートには以下のiPhone用の重要なバグ修正とセキュリティアップデートが含まれます:

  • 押している手の絵文字でスキントーンの選択肢が表示されない問題
  • Siriが応答しないことがある問題

一部の機能は、地域やAppleデバイスによっては使用できません。Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/ja-jp/HT201222

 

iOS16.4.1:セキュリティアップデートの内容

iOS16.4.1におけるセキュリティアップデートの内容をご紹介しておきます。CVE番号ベースで2件の修正が行われており、2件ともに悪用された可能性がある重大な脆弱性となっています。

弱性情報が公開されると悪用される危険性もさらに高まりますので、皆さん速やかにアップデートを適用しておきましょう。

IOSurfaceAccelerator

  • 対象となるデバイス:iPhone 8以降、iPad Pro (全モデル)、iPad Air 第3世代以降、iPad 第5世代以降、iPad mini 第5世代以降
  • 影響:アプリがカーネル権限で任意のコードを実行できる可能性があります。 Appleは、この問題が積極的に悪用された可能性があるという報告を認識しています。
  • 説明:入力検証を改善することで、範囲外書き込みの問題に対処しました。
  • CVE-2023-28206:Clément Lecigne of Google’s Threat Analysis Group and Donncha Ó Cearbhaill of Amnesty International’s Security Lab

WebKit

  • 対象となるデバイス:iPhone 8以降、iPad Pro (全モデル)、iPad Air 第3世代以降、iPad 第5世代以降、iPad mini 第5世代以降
  • 影響:悪意を持って作成された Web コンテンツを処理すると、任意のコードが実行される可能性があります。 Appleは、この問題が積極的に悪用された可能性があるという報告を認識しています。
  • 説明:メモリ管理を改善し、use after free の問題に対処しました。
  • WebKit Bugzilla:254797
    CVE-2023-28205:Clément Lecigne of Google’s Threat Analysis Group and Donncha Ó Cearbhaill of Amnesty International’s Security Lab

 

iOS16.4.1の不具合情報

現時点でiOS16.4.1に関する大きな不具合情報は入ってきておりません。今後も不具合情報があれば随時追記してお伝えします。

※不具合情報があればコメント等でお知らせ頂けると幸いです。
※随時情報は更新しています。再訪問時は念のためにブラウザの更新ボタンを押してください。
※2023/4/8時点の情報。

 

iOS16.4.1へのアップデート前にはバックアップを取っておきましょう。

これから【iOS16.4.1】へiPhoneをアップデートしようと思っている方は、アップデート中やアップデート後の不具合に備えて、面倒でも事前にiCloudやPCのiTunesでしっかりデータバックアップを取ってから作業を行うのがおすすめです。

設定>上部のApple IDをタップ>iCloud>iCloud バックアップ

上記の通り進み、バックアップが最新の状態(一般的には夜に自動バックアップされているはず)か確認しておきましょう。もしもバックアップが行われていない場合は、【今すぐバックアップ】をタップしてバックアップしておきましょう。

iOS16:iCloudへ手動でバックアップする方法

 

iOS16.4.1へのアップデート手順

iOS16.4.1の配信開始後すぐに手動でアップデートしたい場合は、iTunesを介してパソコン経由でアップデートする方法と、iPhone単体でOTAアップデートする方法があります。

iPhone単体で「iOS16.4.1」へアップデートを行う場合は、以下の手順で行ってください。iPadも同様です。

iPhone単体でのOTAアップデート:設定>一般>ソフトウェア・アップデート

 

まずは【設定】アプリを開き、【一般】をタップ。

【設定】アプリを開き、【一般】をタップ

 

続いて【ソフトウェアアップデート】をタップ。

【ソフトウェアアップデート】をタップ

 

以下の画面が表示されるので【今すぐインストール】をタップ。

iOS16.4.1へのアップデート手順

以上で「iOS16.4.1」へのアップデート作業が開始されます。今回は20分程度で完了しましたが、時間の余裕がある際に行うと良いでしょう。

 

iOS16.4.1へのアップデート後にはiPhoneを一度再起動させるのがおすすめ!

iOS16.4.1へアップデートした後は、一度iPhoneの再起動を行っておきましょう。これによってバッテリーの減りが異常に早いなどの不具合が改善する場合もあります。自分はOSアップデート後は念のために毎回再起動させています。

iOSアップデート後にはiPhoneを一度再起動させるのがおすすめ!

iPhone X/XS/XR/11/12/13/14を再起動する

  1. サイドボタンといずれかの音量調節ボタンを、スライダが表示されるまで押し続けます。
  2. スライダをドラッグして、iPhone の電源を完全に切ります。
  3. iPhone の電源が切れたら、サイドボタンをもう一度、Apple ロゴが表示されるまで押し続けます。

iPhone SE、iPhone 8 以前、iPad、iPod touch を再起動する

  1. 上部のボタン (またはサイドボタン) を、スライダが表示されるまで押し続けます。
  2. スライダをドラッグしてデバイスの電源を完全に切ります。
  3. デバイスの電源が切れたら、上部のボタン (またはサイドボタン) を再び、今度は Apple ロゴが表示されるまで押し続けます。

※ iOS 11 以降では、「設定」>「一般」>「システム終了」の順に選択して、デバイスの電源を切れるようになりました。その後サイドボタンを長押しして電源オンにすればOKです。

引用元:iPhone、iPad、iPod touch を再起動する|Apple

 

併せて読みたいおすすめ記事

コメント