現在「iPhone 11 Pro Max」をメインに使用している管理人ですが、この度検証も兼ねて「iPhone SE(第2世代)」を購入してみました。
今回はあえて売れ筋になるであろう“64GB”モデルを購入。いつもは256GBモデルを購入しているので、容量不足にならないよう、少ない容量を効率的に使う方法の検証も兼ねての購入です。
早速使ってみて大体は当初の予想通り。「iPhone 11 Pro Max」(6.5インチ/226g)に比べれば、「iPhone SE(第2世代)」(4.7インチ/148g)は安価でコンパクトでサクサク動いていい感じ。マスクを付ける機会が多いので何気にホームボタン/Touch IDも便利です。Apple Payやワイヤレス充電対応も嬉しいですね。
ただし、カメラ機能については、やはりシングルカメラでは物足りない場面もあります。写真や動画を撮る機会が多い方は良く検討する必要があるでしょう。
と言う事で、本日は「iPhone SE(第2世代)」(2020年モデル)をじっくり使ってみた感想をまとめておきます。良かったら購入時の参考にしてみてくださいね。
- iPhone SE(第2世代):同梱物
- iPhone SE(第2世代):主要スペック一覧
- iPhone SE(第2世代):外観レビュー
- iPhone SE(第2世代):使ってみて分かった良い点・悪い点まとめ
- 【良】iPhoneが44,800円~と安価に購入可能なのは嬉しいポイント
- 【良/悪】4.7インチとコンパクトかつ148gの軽量設計で持ちやすい!ただし旧モデルよりはやや大型化
- 【良】廉価モデルなのに最新のA13チップ搭載でサクサク動作!最高!
- 【良】Apple PayはFeliCa搭載で便利さアップ!予備電力機能付きエクスプレスカードも搭載していて安心!
- 【良】ワイヤレス充電&高速充電に対応!Wi-Fi 6も使えます!
- 【良/悪】ホームボタン/Touch ID搭載でマスクを付けていても問題なし!ただし手荒れの酷い人は要検討。
- 【良/悪】リアカメラはシングル(12MP)だが性能は大幅アップ!超広角や望遠は無いのでその点は良く検討を。
- 【良/悪】ディスプレイが液晶
- 【微妙】空間認識のための超広帯域チップ(U1)が非搭載
- 【微妙】防水防塵性能がIP67とやや劣る
- 【悪】イヤホンジャックは非搭載
- 【悪】5Gには非対応
- 【悪】バッテリーの持ちは普通、もしくは物足りない。
- 【良】意外と音が良い。
- iPhone SE(第2世代)「64GB」モデルの空き容量はどのくらい?
- iPhone SE(第2世代)とiPhone 11 Pro MaxとiPhone 5の大きさや表示できる情報量の比較
- iPhone SE(第2世代)レビューまとめ:何を求めるのかが重要。コスパで考えればかなりおすすめ!
- 併せて読みたいおすすめ記事
iPhone SE(第2世代):同梱物
「iPhone SE(第2世代)」の同梱物は以下の通り。
- iOS 13を搭載したiPhone
- EarPods with Lightning Connector
- Lightning – USBケーブル
- USB電源アダプタ(5W)
- マニュアル
USB電源アダプタは「5W」のため、急速充電を利用したい場合は別途「18W」の急速充電器やサードパーティー製の充電器を購入する必要があります。また、ワイヤレス充電も対応ですが、利用するには別途購入する必要があります。
iPhone SE(第2世代):主要スペック一覧
「iPhone SE(第2世代)」の主要スペックは以下の通りです。
iPhone SE(第2世代) | |
---|---|
ストレージ容量/価格(税抜) | ■64GB:44,800円 ■128GB:49,800円 ■256GB:60,800円 |
カラー | ホワイト/ブラック/(PRODUCT)RED |
ディスプレイ | ■4.7インチ(液晶) ■Retina HDディスプレイ ■1,334 x 750ピクセル解像度、326ppi ■1,400:1コントラスト比(標準) ■True Toneディスプレイ ■広色域ディスプレイ(P3) ■触覚タッチ ■最大輝度800ニト(標準) |
リアカメラ | ■シングル12MPカメラ(広角) ・広角:ƒ/1.8絞り値 ■光学式手ぶれ補正 ■最大5倍のデジタルズーム ■進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード ■次世代のスマートHDR(写真) |
ビデオ撮影 | ■4Kビデオ撮影(24fps、30fpsまたは60fps) ■1080p HDビデオ撮影(30fpsまたは60fps) ■ビデオの拡張ダイナミックレンジ(最大30fps) |
フロントカメラ | ■FaceTime HD ■30fpsの1080p HDビデオが撮れる7MPカメラ ■ƒ/2.2絞り値 |
チップ | 第3世代Neural Engine搭載 A13 Bionicチップ |
RAM | 3GB(噂) |
サイズと重量 | 高さ:138.4 mm 幅:67.3 mm 厚さ:7.3 mm 重量:148 g |
防沫性能、耐水性能、防塵性能 | IP67等級(最大水深1メートルで最大30分間) |
ワイヤレス通信方式 | ■ギガビット級LTE ■MIMO対応802.11ax Wi‑Fi 6 ■Bluetooth 5.0 ■リーダーモード対応NFC ■予備電力機能付きエクスプレスカード ■FeliCa |
セキュア認証 | ■Touch ID: ホームボタンに内蔵された第2世代の指紋認証センサー |
オーディオ再生 | ステレオ再生 |
電源とバッテリー | ■1,821mAh ■ワイヤレス充電 ■高速充電に対応: 30分で最大50%充電(別売りの18W以上のアダプタを使用) |
センサー | 3軸ジャイロ/加速度センサー/近接センサー/環境光センサー/気圧計 |
SIMカード | デュアルSIM(nano-SIMとeSIM) |
コネクタ | Lightning |
新旧「iPhone SE」の比較や、「iPhone 11」などとの比較については、過去記事でご紹介しています。良かったらご一読ください。
iPhone SE(第2世代):外観レビュー
続いては「iPhone SE(第2世代)」の外観を簡単にご紹介しておきます。
ベースは「iPhone 8」であり、外観に大きな違いはありません。ややガラス面の処理は異なるようです。
下部には「ライトニング端子」とステレオスピーカー/マイクが配置されています。
右サイドには「サイドボタン」と「Simトレイ」があります。
スイッチ部分のアップ。
上部は特になし。
続いて左サイド。こちらには「サウンドオン/オフ」ボタンと「音量を上げる/下げる」ボタンがあります。
スイッチ部分のアップ。
続いて背面。
カメラはシングルです。シンプルな構成。
カメラ部分のアップ。
残念ながらカメラには出っ張りがあります。
「Simトレイ」を引き出したところ。「iPhone SE(第2世代)」は【nano-SIMとeSIM】に対応しています。
とりあえず現在使用中のドコモのSimカードを挿入してみました。
このあとは特別な操作は必要なく、電源オンでドコモの回線に自動的に繋がり、電話やSMSも問題なく利用出来ています。詳細は過去記事をご参照ください。
起動画面。
ケーブルは【Lightning – USBケーブル】が付属。
電源アダプタは昔ながらの【5W/USB-A】タイプ。今どきこれぐらいはアップデートしてほしいところ。ちなみに「iPhone 11 Pro」には【18W/USB-C】タイプの電源アダプタが付属しています。
イヤホンは「EarPods with Lightning Connector」が付属しています。
iPhone SE(第2世代):使ってみて分かった良い点・悪い点まとめ
ここからは、実際に「iPhone SE(第2世代)」を使ってみて感じた良い点や悪い点をまとめておきます。
【良】iPhoneが44,800円~と安価に購入可能なのは嬉しいポイント
まず初めに価格について。
今回の「iPhone SE(第2世代)」は、44,800円(税抜)からという比較的安価な価格で購入可能なのは嬉しいポイントだと思います。また、ドコモやauなどの割引を併用すればさらにお得に購入することが可能。元が安い端末なので、これに割引を適用すれば実質3万円前後で購入可能となる場合も。
iPhoneは欲しいけど、7-8万円はスマホにしてはちょっと高過ぎる、、、という方にとっては、「iPhone SE(第2世代)」は非常に買いやすい端末なのではないでしょうか。
【良/悪】4.7インチとコンパクトかつ148gの軽量設計で持ちやすい!ただし旧モデルよりはやや大型化
「iPhone SE(第2世代)」のディスプレイは4.7インチでサイズは67.3*138.4*7.3mm、重さはわずか148gと非常にコンパクトで軽い設計となっています。
実際に「iPhone 11 Pro Max」から持ち替えてみると、片手でも持ちやすく画面の操作もしやすいです。ポケットにも簡単に入り、座る際にも曲がらないか気にする必要もほとんどありません。また、とにかく軽量なのは良いですね。【226g→148g】というのは、数値以上に体感できる違いだと思います。電話も随分掛けやすくなりました。
中でも「iPhone 11 Pro Max」は、とにかく重いのがイマイチなポイントだと感じているので、やはり軽さは正義ですね。手に持ってゲームなどの操作をする機会が多く、かつディスプレイは小さくて良いなら、疲れにくくて良い感じです。
ただし、“コンパクトで軽い”とは言っても、「iPhone SE(第1世代)」に比べるとやや大型化されています。旧ユーザーが買い替える場合は、その点は認識しておきましょう。
・ディスプレイ:4インチ
・サイズ:58.6*123.8*7.6mm
・重さ:113g
・ディスプレイ:4.7インチ
・サイズ:67.3*138.4*7.3mm
・重さ:148g
また、逆に大画面スマホから買い替えると、ディスプレイの小ささに驚くかもしれません。コンパクトな分、文字やキーボードも小さくなるので、気になる方は一度実機を店頭で触ってみるのがおすすめです。
【良】廉価モデルなのに最新のA13チップ搭載でサクサク動作!最高!
「iPhone SE(第2世代)」の特徴として、価格やサイズが一番に出てくることが多いですが、個人的にはこの価格で最新の【A13チップ】(iPhone 11と同じチップ)が搭載されているのが一番気に入っています。購入を決めた大きな理由の一つですね。
従来Appleは、廉価モデルには型落ちのチップを採用してくる場合が多かったのですが、そうなると結果的に性能が落ち、快適に使用できる期間も短くなってしまいます。安かろう悪かろうはある程度しょうがないにしても、サポート期間が短くなる可能性があるなら、トータルのコスパで考えると微妙に感じる場合もあるかと思います。
しかし!今回の「iPhone SE(第2世代)」には、最新の「iPhone 11 Pro Max」などと同じ【A13 Bionic】チップが搭載されています!RAMこそ3GBとやや少なめですが、高性能チップの恩恵は非常に大きいです。Androidの2-3万円の製品と比べても処理能力は雲泥の差。
ややマニアックではありますが、【A13 Bionic】チップ搭載というのは「iPhone SE(第2世代)」を買う上での大きなポイントだと思います。現状使っていても“もたつき感”はほぼ0。非常にサクサク快適に動作していて最高です。
【良】Apple PayはFeliCa搭載で便利さアップ!予備電力機能付きエクスプレスカードも搭載していて安心!
「iPhone SE(第2世代)」はしっかりApple Payでの非接触式の支払いにも対応しています。旧「iPhone SE(第1世代)」では、Apple Payは使えるものの、おサイフケータイ機能は利用できませんでした。勿論Apple Watchを使うという手はありますが、使っていないユーザーにとっては大きな意味のあるアップデートでしょう。
ちなみに、管理人は久しぶりにTouch IDモデルを触ったので、最初ロック画面から「Apple Pay」を使う方法を失念していました。やり方は簡単で、【ロック画面でホームボタンを2回押し】で「Apple Pay」が起動します。事前に以下の設定は確認しておきましょう。
また、「iPhone SE(第2世代)」には「予備電力機能付きエクスプレスカード」も搭載されています。もしもiPhoneがバッテリー切れになっても、最大5時間までエクスプレスカードが利用可能。もしもの時も「Suica」が使えるのは安心感がありますね。詳細は以下のApple公式ページでご確認を。
【良】ワイヤレス充電&高速充電に対応!Wi-Fi 6も使えます!
「iPhone SE(第2世代)」は廉価モデルではありますが、そこはApple。抜かりなく最新の機能は搭載してくれています。
まず充電関係。付属の充電器は5Wですが、一応18Wでの急速充電にも対応しています。別途急速充電器を購入すれば、短時間に素早く充電できるようになるのは便利ですね。また、ワイヤレス充電にもしっかり対応しているのは嬉しいポイント。置くだけで充電できるのは非常に便利なので、ワイヤレス充電器の購入も検討すると良いでしょう。寝室にワイヤレス充電器を置いておけば、夜寝る際にiPhoneを置くだけで充電できるのでおすすめです。
そして「iPhone SE(第2世代)」は最新のWi-Fi 6にも対応しています。まだまだWi-Fi 6対応ルーターは出始めの時期ではありますが、これからWi-Fiルーターを買うなら“Wi-Fi 6対応ルーター”を買うのが良いかもしれませんね。
【良/悪】ホームボタン/Touch ID搭載でマスクを付けていても問題なし!ただし手荒れの酷い人は要検討。
「iPhone SE(第2世代)」には昔ながらのホームボタン/Touch IDが搭載されています。
顔認証(Face ID)に慣れているなら微妙に感じる場合もあるかもしれませんが、逆にマスクを付けて利用する機会が多いなら、指紋認証(Touch ID)の方が便利に感じる場面も多いかもしれません。それにやっぱりホームボタンは直感的に操作出来て便利ですよね。
ただし、手荒れが酷い方は指紋認証できない場合も多いので、顔認証(Face ID)の方がおすすめです。妻は断然、顔認証(Face ID)の方が便利と言っています。
【良/悪】リアカメラはシングル(12MP)だが性能は大幅アップ!超広角や望遠は無いのでその点は良く検討を。
Androidスマホのミドルレンジ帯は複数カメラ搭載モデルも多いのでその点見劣りはしますが、単純なカメラ性能としては「iPhone SE(第1世代)」に比べて大幅に性能アップしています。
光学式の手ブレ補正機能が搭載され、進化したボケ効果と深度コントロールが使える「ポートレートモード」(背景をぼかした写真が撮れる)も利用可能。次世代のスマートHDR(写真)にも対応。圧縮率の高いHEIFにも対応しているので容量の削減も可能です。数値だけでは分からない大きな進化がたっぷり込められていますね。
一方で最近トレンドの超広角(iPhone 11/11 Pro)や望遠(iPhone 11 Pro)は非搭載。多様なカメラ機能を求める人には不満に感じる場合もあるかもしれませんが、普段それほど写真撮影にこだわりが無ければ問題ないでしょう。ただし、ポートレートモードは人物のみに適用され、花や物などの撮影には使えない点はご注意ください。また、夜間に昼間のような明るい写真が撮れるナイトモードは非搭載です。あると便利ではありますが、無くても大きな不自由はないかと思います。
フロントカメラも旧モデルより大幅に強化されていますが、一方で「iPhone 11/11 Pro」よりは性能が劣っています。動画撮影機能も同様。ここはコスパの面でしょうがないですね。
そのため、写真撮影や動画撮影を重要視するかどうかは重要な選択ポイント。シングルカメラで安価な「iPhone SE(第2世代)」(広角のみ)にするか、上位のダブルカメラ搭載の「iPhone 11」(超広角+広角)にするか、望遠カメラもあるトリプルカメラの「iPhone 11 Pro」(超広角+広角+望遠)にするか、良く検討すべきでしょう。
ただし、例えば2-3万円の安価なAndroidスマホに比べれば、シングルカメラとは言え「iPhone SE(第2世代)」のカメラはかなり使えると思います。色彩や質感の表現度は素晴らしいです。実際に撮影してみても十分綺麗な写真が撮れています。よほどカメラ機能にこだわりがなければ、必要十分な性能だとは思いますよ。
個人的には「iPhone SE(第2世代)」購入するうえで、カメラ機能はディスプレイサイズと共に良く検討すべき項目だと思います。
【良/悪】ディスプレイが液晶
最近のトレンドは消費電力が少なく発色も良い有機ELディスプレイですが、「iPhone SE(第2世代)」は液晶ディスプレイが採用されています。ただし、横に並べて比較したりしない限りは液晶でも十分綺麗。実際に「iPhone 11 Pro Max」と比べてもぱっと見では大差ありません。黒色の表現は有機ELの方が良いですが、スマホにそこまで求める方も少ないと思いますので。
ちなみに液晶だとダークテーマによる節電効果は期待できないので、無理にダークテーマを適用する必要はないでしょう。バッテリー持ちを考えると有機ELを採用して欲しかったですが、コスパで考えるとしょうがないですね。
【微妙】空間認識のための超広帯域チップ(U1)が非搭載
「iPhone SE(第2世代)」には、「iPhone 11/11 Pro」に搭載されている空間認識のための超広帯域チップ「U1」が非搭載となっています。「U1」があれば室内での位置検出精度が大幅にアップすると言われており、紛失防止タグ「AirTags」との連動も噂されています。やや残念な気もしますが、普通にスマホとして利用する分にはそれほど大きな悪影響は少ないでしょう。
【微妙】防水防塵性能がIP67とやや劣る
「iPhone SE(第2世代)」の防水防塵性能はIP67(最大水深1メートルで最大30分間)となっています。「iPhone 11」はIP68(最大水深2メートルで最大30分間)なので、少し劣りますね。日常使用であれば十分なレベルだとは思うので、そこまで気にしなくても良いかも。
【悪】イヤホンジャックは非搭載
これは時代の流れなのでしょうがないですが、「iPhone SE(第2世代)」にはイヤホンジャックが非搭載となっています。「iPhone SE(第2世代)」で音楽を聴く場合は、付属のイヤホンを使うか、Bluetoothイヤホンを使うか、別売りの【Lightning – 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ】を利用しましょう。
音楽好きにはちょっと残念なポイントですね。
【悪】5Gには非対応
これも価格を考えればしょうがないですね。携帯各社が今年から本格的に5Gサービスを開始しており、今後は4Gから5Gへ移行が徐々に進んでいくものと予想されます。ただし、まだまだ本格的な全国展開には程遠いので、5Gが全国で使用できる段階になったら、改めて「5G対応のiPhone」への買い替えを検討すると良いでしょう。
【悪】バッテリーの持ちは普通、もしくは物足りない。
バッテリーについては個人的にやや物足りない印象です。それほど多く使ったわけではないですが、就寝前には40%を切るレベルでした。ゲームを長く遊ぶ方はモバイルバッテリーは必須でしょうね。一応「iPhone 8」と同じバッテリー容量との事なので少ないわけではないのでしょうが、「iPhone 11 Pro Max」はガンガン使っても1日で半分くらいしかバッテリーが減りません。少し使用を控えめにすれば十分2日は使えるレベル。
そのため、個人的にはやや「iPhone SE(第2世代)」のバッテリー持ちには不満が残ります。まあ、軽さとコンパクトさ、液晶モデルである事を考えればしょうがないですかね。
【良】意外と音が良い。
最後は「iPhone SE(第2世代)」の“音”について。全体的に事前の予想通りの使い勝手だったのですが、唯一意外というか、予想外に良く感じたのが“音質”です。
仕様を見ると、「iPhone SE(第2世代)」は【ステレオ再生】のみ。一方上位の「iPhone 11/11 Pro」は【空間オーディオ再生/Dolby Atmosに対応】となっています。その為あまり音質面は期待していなかったのですが、意外と音の広がり感も感じられてちょっと驚きました。勿論、手持ちの「iPhone 11 Pro Max」と聴き比べると圧倒的に質感は「iPhone 11 Pro Max」の方が上ですが、価格で考えればかなり頑張っているレベルではないでしょうか。
まあ、iPhone自体で音楽を再生する機会はあまり無いと思うので、そこまで気にする事ではないのかもしれませんけど。
iPhone SE(第2世代)「64GB」モデルの空き容量はどのくらい?
購入した「iPhone SE(第2世代) 64GBモデル」ですが、実際の空き容量がどのくらいか気になる方も多いかと思います。
購入した直後の空き容量は【51.9GB】、その後「GarageBand」などの個人的に不要なアプリを削除すると、空き容量が【55.6GB】まで増えました。
これだけあればある程度ゲームアプリや写真を撮っても余裕はありますね。ただし、写真や動画はこまめにクラウド(iCloudやGoogleフォトなど)へ保存するか、PCへ保存して空き容量を確保する必要はあると思います。
iPhone SE(第2世代)とiPhone 11 Pro MaxとiPhone 5の大きさや表示できる情報量の比較
続いて「iPhone SE(第2世代)」と「iPhone 11 Pro Max」と「iPhone 5」の大きさや表示できる情報量の比較を行っておきます。「iPhone 5」は「iPhone SE(第1世代)」と同じサイズなので、旧モデルとの簡易比較の意味で使用しています。
まずは手に持った大きさから。
初めに「iPhone 11 Pro Max」、こちらはとにかく大きいです。6.5インチ/226gとかなりずっしりとした重さも感じます。片手では親指が画面の右端に届きにくい場合もあるので、手の小さい人は片手での操作は難しいでしょう。
続いて「iPhone SE(第2世代)」、こちらは片手に十分収まるサイズ。4.7インチ/148gと軽さも十分。持ち比べると明らかに軽いと感じますね。このサイズなら画面の右端に親指が問題なく届きます。
最後に「iPhone 5」、こちらは4インチ/112gとさらにコンパクトで軽量です。改めて持ってみると、非常に小さく軽いのである意味新鮮な感じ。「iPhone 11 Pro Max」の実質半分程度の重さなので、そりゃ軽いはずですよね。「iPhone SE(第1世代)」に根強いファンが多いのも納得です。
続いてディスプレイの表示量を比べていきます。まずはホーム画面のアプリの数。
「iPhone 11 Pro Max」と「iPhone SE(第2世代)」は共に縦7*横4=28個のアプリが表示されます。アイコンの大きさや間隔は異なりますけどね。そして「iPhone 5」は縦6*横4=24個のアプリが表示されます。
続いて以外と重要なのが一画面に表示される文字量。やはり画面が大きい方が一度に表示される情報量/文字数は多いです。そのため大画面モデルなら、ブラウザのスクロールさせる量が減ったり、メール確認の際も便利さが増します。スマホ買い替えの際には十分ご注意ください。
まずは「iPhone 11 Pro Max」と「iPhone SE(第2世代)」の比較。一画面に表示される情報量の違いと、文字の大きさも異なってきます。老眼で小さい文字が読みにくくなっている場合は、大画面モデルの方が読みやすいかとは思います。
続いて「iPhone SE(第2世代)」と「iPhone 5」の比較。当然のことながらコンパクトな分、「iPhone 5」の方が表示される情報量は少なくなります。
「iPhone 11 Pro Max」「iPhone SE(第2世代)」「iPhone 5」の3つを並べてみたところ。やはり「iPhone 11 Pro Max」が上下ベゼルも無くディスプレイサイズが大きい分、圧倒的に表示される情報量は多いですね。
iPhone SE(第2世代)レビューまとめ:何を求めるのかが重要。コスパで考えればかなりおすすめ!
今回は購入した「iPhone SE(第2世代) 64GB ブラック」モデルについてレビューをまとめてみました。
実際に使ってみてもコンパクトで軽いのは非常に新鮮。「iPhone 11 Pro Max」と比べて、電話をかける際にはそのコンパクトさに感動すら覚えました。ああ、スマホが小さいとこんなにも電話がしやすいのだなと。
また、ズボンのポケットに入れていても、「iPhone 11 Pro Max」だと負荷がかかって怖くなるシーンがありましたが、「iPhone SE(第2世代)」だとあまり気にせず立ったり座ったり出来るのは良いですね。ポケットが小さめなジーパンにもそのまま入るのはありがたいです。
ただし、ディスプレイが小さい分、一度に表示される情報量は少なめですし、文字が小さくなり、キーボードも打ちにくくなります。文字に関しては設定から大きくすることは出来ますが、ブラウジングの際にはスクロール量が増えたり、メールの確認も手間が増えます。特に大画面モデルから乗り換えると不満に感じるかもしれないので十分ご注意を。
ホームボタンのTouch ID認証速度は問題ありません。ホームボタンを押せばすぐに認証解除されるので、懐かしい気持ちと共に、マスクを付けた状態ではなかなか便利に使えています。次期新型iPhoneでは、いずれディスプレイ内の指紋認証も搭載されると最高なんですけどね。
一方、価格はiPhoneにしては安いとはいえ、税込み5万弱はなかなかの金額だとは思います。それでも、最新の【A13チップ】が搭載されていてミドルレンジ帯のスマホの中では断トツの処理性能ですし、その分長く快適に使えるでしょう。Apple Pay対応(FeliCa搭載)やワイヤレス充電/高速充電/Wi-Fi 6対応などなど、廉価モデルではありますが、便利な最新機能をしっかり搭載してくれているのは、流石Appleと感心します。
ただし、カメラについては良く検討した方が良いでしょう。最近トレンドの超広角が無いのはやや残念。それでもカメラ自体の性能は悪くないので、普段あまりカメラを使う機会が少ないなら問題ないかと思います。
また、写真にこだわりが強い場合には、あえてスマホは「iPhone SE(第2世代)」を買って価格を抑え、浮いた予算で別途一眼レフカメラなどを購入した方が、結果的に写真撮影に関しては満足度が上がるかと個人的には思います。特に「iPhone 11 Pro Max」の望遠カメラはあまり使えないと感じているので、色々と良く検討してみてくださいね。
という事で、個人的には当初の予想通り堅実な作りでありながら、重要なポイントはしっかり押さえたなかなかの良作だと思います。勿論、複数カメラや有機EL採用など、上を求めればキリはないですが、価格と性能のバランスで考えればかなり頑張ってくれている印象です。
自分がスマホにどのような機能を求めるのか、また使いやすいサイズ感や重さはどの程度なのか、良く検討して購入するか決めてくださいね。出来れば店頭で実機を触り、サイズ感や重さ、ディスプレイの情報量などを確認してみるのがおすすめです。
以上、「iPhone SE(第2世代)」のレビューでした。購入時の参考に少しでもなれば幸いです。
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コメント
iPhone8のブラックは、背面の色が真のブラックではありませんでしたが、iPhone SEの背面色は、いかがでしょうか?
iPhone 8は持っていないので比較はできませんが、色味的には若干灰色っぽい感じです。
iPhone 7 ジェットブラックが手元にあるので、後ほど検証してみますね。