本日AppleがiPhone向けにiOS 14.4.2を、iPad向けにiPadOS14.4.1の配信を開始しました。
今回のアップデートでは、前回同様WebKitのセキュリティ問題に関する修正が行われており、CVE-2021-1879の番号が割り振られています。既に悪用の事実が認められているゼロデイ脆弱性との事なので、皆さん早急にアップデートを適用しておきましょう。Appleも“このアップデートには重要なセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます。”とアップデートを強く推奨しています。
なお、旧モデル向けに「iOS 12.5.2」、Apple Watch向けに「watchOS 7.3.3」も配信開始されています。こちらも速やかに適用しておきましょう。
現時点で大きな不具合報告は入ってきておりません。
iOS14.4.2 / iPadOS 14.4.2のアップデート内容
iOS14.4.2 / iPadOS 14.4.2のアップデート内容は以下の通り。
このアップデートには重要なセキュリティアップデートが含まれ、すべてのユーザに推奨されます。
Appleソフトウェア・アップデートのセキュリティコンテンツについては、以下のWebサイトをご覧ください:
https://support.apple.com/kb/HT201222
より詳細な内容は以下の通り。
iOS14.4.2およびiPadOS14.4.2対応
2021年3月26日リリースWebKit
対応機種:iPhone 6s以降、iPad Pro(全モデル)、iPad Air 2以降、iPad 第5世代以降、iPad mini 4以降、iPod touch(第7世代)。
影響:悪意を持って作成されたウェブコンテンツを処理すると、ユニバーサルクロスサイトスクリプティングを受ける可能性があります。Apple は、この問題が積極的に悪用された可能性があるとの報告を受けています。
説明:この問題は、オブジェクトの有効期間の管理を改善することで対応しました。
CVE-2021-1879:Google Threat AnalysisGroupのClementLecigneおよびGoogleThreat AnalysisGroupのBillyLeonard
iOS14.4.2 / iPadOS 14.4.2の不具合情報
現時点で【iOS 14.4.2】【iPadOS 14.4.2】に関する大きな不具合情報は入ってきておりません。
※不具合情報があればコメント等でお知らせ頂けると幸いです。
※随時情報は更新しています。再訪問時は念のためにブラウザの更新ボタンを押してください。
※2021/3/27時点の情報。
iOS14.4.2 / iPadOS 14.4.2へのアップデート前にはバックアップを取っておきましょう。
これから【iOS 14.4.2】【iPadOS 14.4.2】へiPhoneをアップデートしようと思っている方は、アップデート中やアップデート後の不具合に備えて、面倒でも事前にiCloudやPCのiTunesでしっかりデータバックアップを取ってから作業を行いましょう。
iOS14.4.2 / iPadOS 14.4.2へのアップデート手順
「iOS 14.4.2」「iPadOS 14.4.2」配信開始後すぐに手動でアップデートしたい場合は、iTunesを介してパソコン経由でアップデートする方法と、iPhoneやiPad単体でOTAアップデートする方法があります。どちらでも大丈夫ですが、個人的にはiTunesを介してのアップデートの方が安全性が高くおすすめです。
iPhone単体で「iOS 14.4.2」へアップデートを行う場合は、以下の手順で行ってください。iPadも同様です。
まずは【設定】アプリを開き、【一般】をタップ。
続いて【ソフトウェア・アップデート】をタップ。
以下の画面が表示されるので【ダウンロードしてインストール】をタップ。
以上で「iOS 14.4.2」「iPadOS 14.4.2」へのアップデート作業が開始されます。今回は30分程度で完了しましたが、時間の余裕がある際に行うと良いでしょう。
iOS14.4.2 / iPadOS 14.4.2アップデート後にはiPhoneやiPadを一度再起動させるのがおすすめ!
iOS14.4.2 / iPadOS 14.4.2へアップデートした後は、一度iPhoneやiPadの再起動を行っておきましょう。これによってバッテリーの減りが異常に早いなどの不具合が改善する場合もあります。自分はOSアップデート後は念のために毎回再起動させています。
iPhone X / XS / XR / 11 / 12を再起動する
- サイドボタンといずれかの音量調節ボタンを、スライダが表示されるまで押し続けます。
- スライダをドラッグして、iPhone X の電源を完全に切ります。
- iPhone X の電源が切れたら、サイドボタンをもう一度、Apple ロゴが表示されるまで押し続けます。
iPhone SE、iPhone 8 以前、iPad、iPod touch を再起動する
- 上部のボタン (またはサイドボタン) を、スライダが表示されるまで押し続けます。
- スライダをドラッグしてデバイスの電源を完全に切ります。
- デバイスの電源が切れたら、上部のボタン (またはサイドボタン) を再び、今度は Apple ロゴが表示されるまで押し続けます。
※ iOS 11 以降では、「設定」>「一般」>「システム終了」の順に選択して、デバイスの電源を切れるようになりました。その後サイドボタンを長押しして電源オンにすればOKです。
引用元:iPhone、iPad、iPod touch を再起動する|Apple
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